今後、北朝鮮の核戦力がさらに向上すれば、韓国が核武装に動くことも予想され、東アジアでの核拡散が現実のものとなる。(5)

  • 2018.01.09 Tuesday
  • 20:22

 

 


■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

 

・国際関係が不透明な時代になると「地政学」が見直されるそうです。北朝鮮や韓国の「事大主義」という解釈も興味深いものです。朝鮮半島、朝鮮民族は、太古から外国の勢力に侵略されてきた結果、行動形態や思考様式が「事大主義」となったという説のようです。Amazonで「地政学」といれますと446件の書籍がわかります。現代的に解釈されだした学問でもありますが、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。中国が巨大経済圏を形成しつつあるので、その影響が周辺国に「ランドパワー」としても「シーパワー」としても大きく及ぶようになると語られています。

 

・しかしながら、中国経済は、アメリカ資本主義経済のように「右肩上がりの経済」の動きではなくて、旧ソ連型の経済崩壊の過程にいたるのではないかという懸念がでてきているそうです。実質的な計画経済の破綻といわれます。「構造改革」がうまくいかず「非効率的な国営企業の淘汰」も失業者の急増という問題が生じるのでできないと語られています。北朝鮮の核兵器が世界の大きな問題となっていますが、「事大主義」という朝鮮半島の固有の行動思考パターンが背景にあるといわれます北朝鮮の核兵器が強大化すると、韓国が核武装に動くことが予想され、したがって、日本の核武装も検討スケジュールにのぼるかもしれないといわれます。国復活で「屈辱の歴史」を晴らそうとする中国も、サイバー攻撃に力を入れており、「米中間のサイバー戦争」が懸念されています。北朝鮮もサイバー攻撃を頻繁にしていると報道されています。米ソ核戦争による20世紀の第3次世界大戦のシナリオ終結から、米中戦争による21世紀の第3次世界大戦のシナリオの懸念が出てきていると語られています。「サイバー戦争をみても第3次世界大戦はもう始まっている」という説もあります。ハンチントンの指摘では文明間の戦争は半永久的に続く可能性があるといわれます。

 

・イスラエルとアラブ諸国の核戦争から第3次世界大戦の勃発というシナリオがありましたが、インドとパキスタンの核戦争とか、どのように展開するのか、誰も分からないと語られています。NATO拡大が被包囲意識を刺激したといわれるロシアも、ウクライナを巡り予断を許さない状況だといわれます。21世紀に入って、「第3次世界大戦の予言」についても有名無名の予言者のものがあるそうです。

 

・マクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがあります。大戦では「貧者の核兵器」といわれる生物化学兵器が大量に使われるといわれます。ジョー・マクモニーグルは米国陸軍の情報員でしたから、戦争には詳しくは言及していないそうです。マクモニーグルが未来透視する「未来の2度の大戦」も、荒唐無稽、奇妙奇天烈、支離滅裂、眉唾物で誰でも疑念がわきます。どのような展開になるのか誰も未来は分かりません。「21世紀には核戦争は絶対にない」という保証はありません。とにかく私たち一般人には、「戦争」については理解不能なことが多いようです。

 

・米国人は中国をあまり理解していないそうです。理解していてもあまりはっきりとした動きを打ち出していないのでしょうか。米国の有識者も中国に関してはネガティブ・グループが多いそうです。国が豊かになれば、民主化が進むという楽観的な見解が少なくなったようです。米国議会でも中国を敵視する議員が増えてきているそうです。二重規範(ダブルスタンダード)が適用されているそうですが、中国に対するネガティブな反応が世界の潮流になるのかもしれません。

 

・ソ連のように国家が破綻して、6つくらいの国に分割されて、共産党独裁がなくなり民主化が進むというシナリオも中国共産党が容易に権力を手放さないことでしょう。そのことが人類の難題にもなることでしょうか。

 

・今年は干ばつもあり、世界中のチャイナ・ウオッチャーは目が離せられないようです。軍事費の過大な負担からソ連は崩壊したそうですが、軍事費の増大が福祉予算の減少を招いているそうです。

 

・水不足などの環境問題や高齢化の問題や失業者のような社会問題がここにきて一挙に露出してきて、経済が回らなくなりましょう。日本も天候異変で、水不足の問題がありましたが、中国の干ばつは規模が違うようで、私たち一般人は、詳しくは知りませんが。

 

・サイバー戦争でとくに米中間のサイバー戦争が懸念されています。両国の政府高官達は、何を話し合っているのでしょうか。私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。「頭隠して尻隠さず」の状態といわれます。餓死者が大量に出たら対外戦争を仕掛け、関心を外国に向けるという共産党の常套手段が懸念されているといわれます。餓死者が大量に出たら対外戦争を仕掛けなければならないという共産党の鉄則でもあるのでしょうか。「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスとレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあると語られています。共産党一党独裁が数世紀続く可能性があるともいわれます。

 

・共産主義は、その源流となる思想の歴史は古いといわれます。ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)でみると「共産主義の源流とされる思想の歴史は古く、プラトンの国家論、キリスト教共産主義などの宗教における財産の共有、空想的社会主義と呼ばれる潮流における財産の共有、フランス革命でのジャコバン派、一部のアナキズムによる無政府共産主義などがある。19世紀後半にカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスが共産主義思想を体系化し、市民革命で確立した私有財産制を制限し、共有化する財産の種類を資本に限定した、資本家による搾取のない平等な社会をめざす「マルクス主義(科学的社会主義)」が共産主義思想の有力な潮流となった」とのこと。

 

・「政治は税金なり」といわれます。税制や政治の劣化がひどくなっているようです。「失政」が増えている時代に、私たち一般人は、政治意識を高めていく必要があるそうです。「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれます。いつまでも「政治が遅れている」ということでは複雑化する社会問題に対応できないでしょう。困っている人も増えており、単に政治の貧困としては片づけられないといわれます。「富山市議会で政務活動費の不正で抗議が続いています。一連の問題で辞職する議員は6人となり、公職選挙法の規定により、市議会議員の補欠選挙が行われる見通しです」というニュースが流れました。今の時代、このような地方のニュースも全国に流れ、全国的に非難が生じました。そして、ネット時代ですから世界にもニュースは流れるといわれます。「クールジャパン」ばかりではなく、日本の劣化がさまざまな面で目に付くそうです。真面目な議員が多いですから「氷山の一角ではないでしょう」。しかしながら、全国的にタックス・イーターが密かに増殖しているといわれます。地方議会も改革が求められています。 

女性の眼から見ると「政治や経済の後進性」を痛切に感じることでしょうか。「女性の登用も先進国とはいえない」といわれます。

   

・核兵器を保有することについては、法律上、条約上、政治上の多くの問題がありますが、「核兵器周りの兵器」を国家100年の計として準備しておく必要はあると語られています。バージニア級の攻撃型原子力潜水艦や長射程の巡航ミサイル、核シェルターなどを少しづつでも整備する必要があるといわれます。原潜は輸入でも国産でも長年の技術の蓄積が必要のようです。シーレーンの確保という事で海上自衛隊が保有できることでしょう。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、一般国民が恥をかくといわれます。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、「敵の一番の弱点を攻撃する核攻撃を招き寄せる」といわれます。

 

・日本の核シェルターはほとんどありませんが、周辺諸国が核兵器や「貧者の核兵器」といわれる細菌兵器、化学兵器を対米決戦に向けて、整備に余念がないそうです。核シェルターも米ソの核戦争の危機、第3次世界大戦の危機以来、特に主要国では整備されており、殆どないのが主要国では日本のみだそうです。しかし、限られた予算でも少しづつ、有事の際に指揮をとる任務に当たる政治家や政府高官のためのシェルターは完備しておいた方がよいと思います。「福祉予算を削るように、予算の余裕がない」ということが大きな理由でしょう。限られた予算、限られた処遇、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字で、難問が多いといわれます。

 

・私たち一般人は、核兵器や核シェルターについて詳しくありませんが、防衛議論もなぜかこのあたりの問題については低調のようです。政治家たちはしっかりと防衛政策を考えているのでしょう。私たち一般人は、新聞を読んであれもこれも深く勉強する時間はないようです。

 

・戦場の想定シナリオが変化すると装備する兵器も違ってくるそうです。例えば、自衛隊では従来戦車を1000台くらい装備することを目標にしていたようですが、新しい防衛力整備計画では300台に減少すると語られています。機甲部隊の衝突は想定せず、装輪戦闘車で代替するようです。また水陸両用の装甲車を装備したり、想定の状況に応じて兵器体系を変化させていくようです。往年の陸戦の王者、戦車も役割が低下してきているようです。5兆円の限られた防衛予算では大幅な兵器の強化はできないようです。防衛予算では人件費などが多いため新規の兵器の購入費は限られてきます。「戦争のパラダイム・シフトを認識するべきだ」と語られています。この方面に脳天気(ノー天気)ですと、日本も歴史から消えていくことになるでしょうか。

 

・日本の核装備に言及する知識人が増えてきています。まだ、タブーにふれたくないという政治家が多いようです。選挙民の反応を考えるからでしょうか。趨勢としては世界の発展途上国でも核兵器の保有に動くことが予想されているそうです。「核には核を」という簡潔な軍事理論が支配するからでしょうか。近代の戦争は、敵部隊の壊滅から都市生活者の壊滅へと動いています。つまり、通常兵器の陳腐化が進みます。核兵器の前では通常兵器は役に立ちませんし、周辺諸国が核兵器を持つなら当然核兵器を保有すべきでしょう。「核の恫喝を受けないためにも核には核を」という合理的な思考が求められているそうです。周辺諸国では、核兵器や生物化学兵器、核シェルターの開発を熱心に展開しているそうです。核戦争を想定内にしているからでしょう。

 

・誰でもすぐには核兵器保有は無理だと考えています。唯一の被爆国として平和を唱えるとともに「核兵器周りの兵器」を徐々に準備しておくべきだという見解が増えているといわれます。「巡航ミサイル、バージニア級攻撃型原子力潜水艦、核シェルター等」を限られた予算内で今から準備をすすめるべきだという主張が軍事専門家の間では有力だそうです。非常時に備えて、いろいろと準備をしておくべきだという事だそうです。発展途上国が核兵器を持てば「使える兵器」として使うと語られています。周辺の仮想敵国が核兵器、細菌兵器、化学兵器、核シェルターを着々と熱心に装備しているそうですので、いつまでも日米安保条約に頼りきるのも大衆が疑問を感じ始めるころでしょう。総務省と地方自治体の管轄の「郷土防衛隊」の創設が必要だといわれます。スイスの国防政策や「民間防衛」を参考・目標にする必要があるといわれます。スイスのように100%の核シェルターと国民皆兵的な郷土防衛隊で備える必要があると指摘されています。小火器の数百万丁の事前備蓄が必要だと述べられます。また予備自衛官も大幅な増員が必要だと指摘されています。

 

・アメリカの大学は社会の中心的な役割をしているようです。社会に役に立たない学問や「学問のための学問」では、投資効率が悪く、大学自身が生産性を高めることを求めているそうです。日本の大学の在り方とは大変違うようです。

 

・人口が減少する日本も「技術立国」を目指して資源を集中する必要があるといわれます。移民問題も多くのレベルで検討されているようです。移民を法律的に認めなくても、日本に「職」を求めて、近未来には1000万人の外国人労働者が住みつくという説もあるといわれます。「移民の問題も移民に土地を与えることができないので受け入れられない」といわれます。さまざまな研究機関やシンクタンクで、日本の未来シナリオが研究され、その対応策も考えられていることと思います。中国に対する米国の議会や政府、米軍の見解も変化してきており、対中国政策も変わってくるものといわれます。

 

・当時から米軍は中国を仮想敵として準備を怠らなかったことが窺われます。経済的には交易をすすめるが、軍事技術に関しては最先端技術を絶対に渡さないという姿勢から中国共産党への猜疑心が窺われます。つまり米国政府当局者は、「中国共産党が西側の基準とする民主政治に移行せずに、共産主義的な政治体制を断固維持するし、その結果、台湾問題なので米国と衝突することもありうる」と見ているそうです。

 

・私たち一般人は、米国や中国の政治については詳しくはありませんが、「中国を敵と見る」米国議会の議員も増えているといわれます。「瀬戸際政策」で緊張を維持しようとする古い手法を依然としてとっているそうです。ソ連は莫大な軍事費で崩壊しましたが、中国も膨大な軍事費で崩壊するのでしょうか。軍事専門家の懸念が強まっているそうです。

 

・人民解放軍の「戦争狂人」と呼ばれる将軍たちが着々と米中戦争のシナリオを描いているともいわれています。“貧者の核兵器”と言われる「生物化学兵器」も熱心に作っているといわれます。「国内が乱れると対外戦争に打って出る」というのは、中国共産党の常套手段のようです。中国経済がうまく回らなくなると国民の不満がどのような形で表れるのか分からないようです。

 

・「香港の情勢も混とんとしている」そうですので、チャイナ・ウオッチャーも目が離せないそうです。「サイバー戦争では既に米中戦争が始まっている」そうです。「13億人を食わせなければ、何でもする大国と思い込んでいる共産党の国だ」そうです。「イルミナティの人口削減計画」でもあるのでしょうか。

 

・amazonに「人民解放軍」といれますと102冊の本が分かりますが、中国共産党との関係は一体といわれますが、複雑のようです。チャイナ・ウオッチャーからはネガティブな情報が依然として満載のようです。ちなみに、『私の第七艦隊』という本は2012/6/1に徳間書店からも出版されています。

 

・「2012年9月20日の声明でパネッタ米国防長官は、アフガニスタン駐留米軍のうち3万3千人の撤退を、計画通りに完了したと発表した。撤退完了で駐留米軍は6万8千人になった。2014年末にはアフガニスタン政府に治安権限を完全移譲する計画」とのこと。

 

・米軍の撤退のあとに、現在は雌伏しており、民衆に紛れ込んだアルカイダなどが、アフガニスタン政府の要人や軍人、警察に大規模な報復の暗殺攻撃が予想されていたそうです。すさまじい復讐戦になりそうだということでした。米軍は民衆に紛れ込んだゲリラを現在でも殺せないそうです。長年の怨念から、アフガニスタン国内では、壮絶な殺し合いが展開される可能性が指摘されていました。2016年7月現在、米軍は約1万人が活動中といわれます。

 

・アルカイダの復讐を恐れて、政府関係者はパキスタンに逃げるかもしれないといわれていました。パキスタンが混乱して、インドとの核戦争も懸念されているといわれます。

 

・古代叙事詩の『マハバーラタ』にあるように、超太古にインド大陸で核戦争があったという神話もあるようです。神々や悪魔がスター・ウォーズをしたようなのです。「インドラの雷」の描写が核兵器を連想させるという話もあるようです。

 

・パキスタンとインドの関係も私たち一般人は、詳しくないのですが、「戦争は隣の国々とする」ということでしょうか。隣国同士で頻繁に人的な交流がありますが、だんだん仲が悪くなり戦争をするようです。昔から「遠交近攻」といわれ、隣国同士の戦争の歴史が人類の歴史だったようです。

 

・「オバマ政権の首脳は、ほとんどが中国派である、ということはアメリカ的な金儲け主義よりは労働組合主義、官僚主義、社会主義を信奉する人々が多いということになる」ということだそうですが、共和党の抵抗により、オバマ大統領の改革が進むのでしょうか。またアメリカ議会が中国をアメリカの敵と認識するのはいつのことでしょうか。

 

・右翼が怒りそうな刺激的なタイトルです。中国共産党は暴力革命をしなければ、政権を取れないという認識があり、激しい内戦をしてきました。「政権は銃口から生まれる」と言われ、内戦で、血で血を洗う歴史であったようです。中国共産党はチベットでも血で血を洗うことを当然のようにしたようです。戦後、進駐軍が来た時には、天皇制の是非についてどのような動きがあったのか私たち一般人は、詳しくは知りませんが、新憲法では象徴天皇制ということになりました。

 

・日本国籍を取得した元外国人の多くが「日本も核兵器を持つべきだ」と主張しているといわれます。外国人の有識者も「日本は核兵器を持つべきだ」と考える人が少なくないようです。ペマ・ギャルポ氏は、チベット人でしたが、日本に帰化した政治学者です。この本も一部の人々からは「デタラメ本」と酷評されているそうです。ことの信憑性はともかく、「日本は核兵器を持て」という主張をする有識者が増えてきているそうです。「日本は核兵器を持て」と言う声が米軍からも聞こえて来ると述べられています。原発のごみの処理で困っているそうですが、核兵器に転用することも可能だそうです。知恵を使えば何でもできるといわれます。限られた予算、増えない税収、福祉予算を削る財政赤字ですので、資金力にも限度と言うものがあるといわれます。

 

・しかし戦闘機を新型に機種変更するようには、簡単にはいかないようです。費用対効果という観点から、核兵器が「安上りの兵器」になる時代が将来くることでしょうか。中国が最初に核実験をしたときには、日本も核兵器を持つべきであるという議論がされたようです。核兵器保有は、法律や条約面から、またコスト面から、小さい島国であること、唯一の被爆国であることなどから、実際の兵器装備の議論から外されてきたようです。また核兵器の実験場がないことも指摘されています。「抑止力のない高価な通常兵器を少数揃える」よりも、巡航ミサイルやバージニア級の攻撃型原子力潜水艦等の「抑止力のある高価な十条兵器を少数揃える」必要があると語られています。

 

・外国軍が連発の小銃を持って戦っているのに、自国軍が火縄銃を持って戦えば、全滅します。焼野原になってから米国の報復核戦力に頼ってもすでに後の祭りです。生物化学兵器も使われる可能性もあります。先制攻撃ができる核兵器を持つ必要があると指摘されています。また限られた予算からの拒絶があることでしょう。まずは議論から始めなければならないようです。憲法を改正しなくても核兵器は持てますし、戦争は超法規のもとで、行われます。

 

・NATO方式の核兵器シェアリングを提唱する向きもありますが、このニュークリア・シェアリング方式にも軍事専門家の間ではさまざまな議論があるといわれます。現在ニュークリア・シェアリングを受けている国は、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダです。日本の防衛政策は、外国人や外国の軍人から笑われている政策が少なくないといわれています。

 

・このような時代には、世界の軍事常識の見地から議論をすすめるべきでしょうか。旧共産圏は軍事教育、反日教育から軍事戦争に熱くなる傾向があるといわれます。「軍が国を救った」という感情移入が盛んのようです。そうなれば、意識的にも無意識的にも電気仕掛けのように「軍への賛美」が当然となるようです。

 

・北朝鮮が核兵器をなくすわけがありませんので、核シェルターや核兵器の整備を議論すべきでしょう。核シェルターの空白地帯を敵は狙ってくるでしょう。軍事常識からいえば先制核攻撃をできる核兵器を持つべきだといわれます。世界の軍事常識から、あまりにもかい離していると国益を大きく損ないます。さまざまな改革にも実施には時間がかかっています。日本が諜報機関を持ち、本当に優れた官僚や政治家によって指導されておれば、北朝鮮の拉致事件は起こらなかったそうです。北朝鮮の拉致事件も事件から数十年たっております。拉致被害者の会の人々の活動をメディアで見ますと気の毒に思えます。

 

・この本(『数年後に起きていること』の出版から11年たっていますが、まだ中国は完全に崩壊していませんし、北朝鮮の拉致事件の問題も解決していません。専門家の予測と言うものはこういうものでしょうか。中国に関しては、かなり崩壊が進んできたようです。ソ連の崩壊のときは、モスクワが遠いためと、東欧諸国の情報には馴染みがなかったためにあまり情報は流れてこなかったようです。

 

・中国については、インターネットの時代でもあり、毎日大量にさまざまな情報が流れてきます。観光客も多く、一般市民が、チャイナ・ウオッチャーになれる時代なのかもしれません。環境面とか衛生面で北京に是非住みたいという人は少ないようです。「文革の地獄を知ればだれでも中国が嫌になる」といわれます。「ましてや中国人が文革の地獄を知ると国を捨てる」とも言われています。「国を捨てた人でないと信用できない」という中国特有の話もあるようです。

 

・文革の前の飢饉も自然現象と言うよりも、共産党の無理な経済政策が原因だったといわれます。農業を良く知らない、共産党が農民を苦役に駆り出したのが原因だと語られています。中国人にとって外国に移民することが唯一の光・希望だったと述べられています。

 

・北朝鮮の拉致事件も解決していないので、政府はいろいろと手を打っているようですが、うまくいかないようです。私たち一般人は、拉致事件の詳細は知りませんが、反面教師として、反日教育をしている国の有様を再認識できたようです。甘い国際感覚で対応すると国益を大きく損ねることにもなるのでしょうか。「世界の常識は、日本の非常識」ということで、進歩的文化人や似非有識者が蔓延りました。被害者もその家族も高齢化しており、拉致事件はどうなるのでしょうか。この程度の問題に数十年もかかっているようでは政治家の非力が窺われます。平和主義者も数十年、平和を唱えていましたが、拉致事件ですら解決できませんでした。「日本を海に沈めるぞ」と恫喝を受けているのに、平和を叫んでいるのはいかがなものかといわれます。

 

・北朝鮮は核兵器を切り札として、自爆テロ的な使用、暴発に向かう可能性があるといわれます。経済が回らなくなるのはいつごろになるのでしょうか。核兵器というのは、1発でも持つと抑止力になる特殊な兵器だそうです。「核には核を」ということで、日本も核兵器を持つべきだという主張を一般人の常識にしなければならないと語られています。

 

・アメリカ人の合理性からか「日本は核兵器を持ってもよい、持つべきだ」という見解の人々が増えているといわれます。原発のごみ、プルトニウムを核兵器に転用できる時代だそうです。特定の国でも核兵器の小型化を熱心にすすめているようです。核兵器の保有については米軍の指導を仰ぐことになるのでしょうか。

 

・日本の防衛政策は、外国人や外国の軍人から笑われることが少なくなかったと語られています。傍目八目といいますが、憲法改正をしなくてもかなりの防衛力強化ができるそうです。「核には核を」という軍事常識を一般化していく必要があるそうです。

 

・自爆テロ的な核兵器の使用は、先制攻撃を可能にします。米国の報復攻撃だけを抑止力にしても、先制攻撃で国の機能が喪失します。日本も先制攻撃をできる核兵器を保有する必要があるといわれます。焼野原になってから米国の核報復を期待しても、遅すぎるそうです。「食えなくなったテロリストが容易に自爆テロに走る」そうです。「13億人を喰わせられなくなった中国は、自爆テロ的な米中核戦争に走る」という与太話もあるそうです。米国のマクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがあります。そのときは生物化学兵器が大量に使われるそうです。

 

米国の現在の原子力空母打撃群に対抗するには、中国海軍は百年くらいかかるといわれます。通常兵器にしても先端的なものは少ないようです。しかし、核兵器と言う1発でもあれば、抑止力になる究極の兵器を保有しているので、世界中で難題を抱え込んでいるといわれます。皮肉にも中国の軍事力強化が、ソ連と同じように財政破たんを招く可能性が指摘されています。

 

・「アメリカの原子力潜水艦一隻で中国海軍の百隻の潜水艦を相手にすることができる」そうですので、日本でもバージニア級攻撃型原子力潜水艦を長期計画で輸入か国産化して持つべきでしょうか。通常型の潜水艦は550億円するそうです。数千億円する原潜には、5兆円の限られた防衛予算では取得可能でしょうか。巡航ミサイルなど兵器のレベルを上げていく必要があるといわれます。極めて少ない核シェルターもグローバル・スタンダードで、長期計画で建設を進めるべきだそうです。限られた予算、増えない税収、福祉予算を削る財政赤字と言うことで、防衛予算を増やすことは難しいようです。財源の裏付けのない政策は実現できないといわれます。もともと国家予算の分配の問題になるようで、財源をひねり出すためにも、行政、立法、司法の大胆なリストラ、近代化、効率化が必要です。

 

・中国の経済は数字的にもチグハグな状態が出てきているといわれます。統計数字が怪しいといわれます。崩壊への現象も様々な有識者が捉えているそうです。もちろん、中国共産党は体制維持のためにさまざまな政策を取っていると述べられています。国内を抑えきれない場合には、対外戦争に打って出るという常套手段を使うようです。中国の膨大な人口問題と経済システムが致命傷になるといわれます。一方、日本は高齢化、少子化による現象にいかに対応するかによって、2050年頃には国力が衰退すると議論されています。安易な移民政策は採れないと語られています。

 

・中国共産党は、数百万と言われる武装警察隊という軍隊を整備し、暴動や内乱を抑えていく過程で、政治的に妥協することはないようです。世界中の有識者が中国共産党の動向、国内情勢を注意深く見守っていると語られています。

 

・「人類の歴史は、平和な時代よりも戦争の時代が長かった」そうです。ガストン・ブートゥールは「古来、人間が戦争を起こす理由はただ一つしかない」と言って、その理由を「若者が増えすぎることにある」と述べられます。ブートゥールは「若者がたくさん戦死すれば、戦争は当初の開戦目的に関係なく自然に終わりを迎える」と語っています。

ブートゥールは古代のアラブでは男の子を尊び、女の赤ん坊はしばしば殺されていたと書いている。「女性の人口が減ればいきおい出産数が減る。人口調整としては最も効果的な方法である」そうです。

「戦争の結果、人が死ぬ」のではなく、「若者がたくさん生まれ、人口が増えすぎると、戦争が起きて人口調整する」と答えたのです。

「世界の歴史は、秘密結社同士の戦争の歴史である」という説もあります。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。

 

・国家経営上、最も重要な国家機関と言えば、諜報機関だそうです。占領軍により禁止されたので、日本は諜報機関を持てないといわれます。それが原因で北朝鮮の拉致事件を引き寄せたそうです。強力な諜報機関を作ろうとする動きがありますが、まだ実現してないようです。費用対効果を考えれば、情報組織は最も安上りの防衛政策だそうです。核兵器は1発でも、戦況を一変させることができるそうです。後進国は核兵器を先制攻撃に使うことでしょう。核兵器が安上りの兵器になる時代の前にしっかりとした貧弱でない諜報機関を持つべきでしょうか。国会によって爆撃装置と給油装置を外されてライセンス生産された高価な航空自衛隊のF4ファントム戦闘機は、拉致事件に抑止力にはなりませんでした。

 

・先進国は諜報機関が政府を引っ張っているといわれます。強力な諜報機関からの情報で、アメリカ大統領は動いているそうです。

 

・中央防災会議やその他の防災機関も多くの近未来の地震の予測は出ていますので、実際の防災対策の指導をしっかりとやってもらいたいものです。「とてつもない大きな地震が来るかもしれない」ということで、とうとう東日本大震災が起こりました。大津波が起こって分かったことは行政の杜撰な津波対策でした。貧弱な津波対策で多くの犠牲者が出ました。「失政」が予想以上に多いともいわれます。補償も十分とはいえません。「失政」を詳しく調べていくと恐るべきことが分かるのかもしれません。

 

・原発事故も汚染水の問題や賠償金の問題で、いまだに国家危機が続いているともいわれます。円安で石油が値上がりすると漁船も出漁できない状態となります。石油が値上がりしますと、火力発電所の電力料金を値上げしなければなりません。エネルギー政策を間違うと、国家危機を増幅させることになるといわれます。石油問題で経済破綻も懸念されます。安全性を考慮して、原発の再稼働を急がないといわゆる2次危険を招くことになるでしょう。核戦争を想定すると、原発ゼロが正解になるといわれます。「敵は一番の弱点(核シェルターのないこと)を攻撃してくる」といわれます。

 

・「日本は先進国だ」そうですが、予想以上に改革が遅れた点、頭の古い点、後進性があるといわれます。どの分野でも改革を急がねばならないと述べられています。先進国ではないというさまざまな欠陥が指摘されております。「失われた20年」の日本経済ですが、本当に優れた政治家や官僚が登用されていたのでしょうか。政府は優れた人材の適材適所なのでしょうか。なぜ後進性が目立つようになったのでしょうか。役割の違う官僚と政治家が対立して、改革が捗らないと語られています。官僚を縦横に使いこなせる政治家は少ないそうです。甘い国際感覚から、国益を大きく損ねる懸念があるそうです。改革には官僚と政治家の摩擦が必要のようです。私たち一般人も政治意識を高めて、投票率を上げるためにも投票所に行かねばならないといわれます。国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートのドリームチームの英知を結集した「国家改造計画」が求められているそうです。

 

・このような国家危機の時代には国家経営の実務に精通した者を結集しなければならないといわれます。組織集団の知恵が今活用されるときです。「官庁はわが国最大のシンクタンク」ですので、活発に機能しているのでしょう。

 

・北朝鮮の拉致事件も事件から何十年も経ち、安倍内閣の最大の懸案事項だと語られています。犠牲者も数百名(不明)のようで、多くの政治家や民間人、官僚が尽力しても、いまだに未解決の国民的関心事です。多くの餓死者を出したといわれる北朝鮮は容易に、乱暴な自爆テロ的な戦争政策を取ることでしょうか。甘い国際感覚では国益を大きく損ねることでしょうか。

 

・アメリカ国防総省(ペンタゴン)の情報を防衛省も詳しくつかみ、防衛政策に反映してもらいたいものです。米国が、諜報機関を通じて、一番中国の内情に精通していることでしょう。しかし、限られた予算、伸びない税収、福祉予算を削減する財政赤字では、日本の防衛予算を急増できないでしょう。

 

・専門家のする未来予測は当たらないとこの本でも述べていますが、にもかかわらず未来予測をしたのがこの本のようです。昔の未来予測の中でも米ソの核戦争の第3次世界大戦の予測・予言がその最もたるものでした。21世紀に入ると20世紀に行われた第3次世界大戦の予言は全て誤りとなりました。現在では中国発の“自爆テロ”型の核戦争が懸念・予測されています。

 

・中国国内が、暴動や内乱で収まりがつかないとき、対外戦争を仕掛けて、国内を鎮静化しようとするシナリオです。膨大な人口も13億人なのか15億人なのかも不明だそうです。「13億人か15億人を喰わせられなくなったので米中核戦争で人口を半減させる」というイルミナティのみっともない人口削減計画でしょうか。人民解放軍の戦争狂人と呼ばれている将軍たちの戦争シナリオが発動されるのでしょうか。中国発の“自爆テロ”型の核戦争は、先制核攻撃を容易にします。中東諸国における“自爆テロ”の頻発は、昔は誰も予想していなかったようです。が、食えなくなったテロリストたちが必然的に自爆テロに走るそうです。

 

・しかし、人民解放軍が台湾に進攻したとしても米軍と衝突しますので、通常兵器の衝突だけで終わることはないと軍事専門家から見られているといわれます。地域的な限定的な核戦争では終わらないようです。アメリカの軍事アナリストが台湾海峡を注視するのもそれだけの理由があると語られています。アメリカのマクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがあります。「核戦争の危険は冷戦時代以上に高まる」ということですから、時期は分からないでしょうか。大戦は23世紀にずれ込むのでしょうか。しかもその大戦には、核兵器ばかりでなく、細菌兵器や化学兵器も使われるといわれます。

 

・「ソ連が崩壊する」ということもだれも予測ができなかったようです。私たち一般人は、詳しくはその間の事情を勉強できませんが、国際政治学者でも説明がつくことでしょうか。経済が破綻したので、ソビエト連邦を維持できなくなったとも言われています。昔から理想の社会主義国という一部の有識者の信仰もあったそうですが、それほどまで社会主義経済はもろかったようです。

 

・イランやアラブ諸国が核兵器を持とうとしているようです。このような国々に核兵器が拡散しますと、イスラエルとアラブ諸国との戦争、それが第3次世界大戦になる可能性も懸念されています。「イスラエルとアラブ諸国の核戦争はイルミナティ結社員が引き起こす」という与太話があるそうですが、どうなのでしょうか。核戦争に敏感な国は、核シェルターを日本人が驚くほど整備しているそうです。日本だけが鈍感だそうです。核シェルターの装備率は「スイス100%、イスラエル100%、ノルウェー98%、アメリカ82%、イギリス67%、シンガポール54%で、日本は0.02%」と語られています。「脳天気(ノー天気)な核シェルターもグローバルスタンダードを適用すべきだ」といわれます。天皇陛下の核シェルターはどうなっているのでしょうか。核シェルターがないことが、核攻撃を招き寄せると指摘されています。

今後、北朝鮮の核戦力がさらに向上すれば、韓国が核武装に動くことも予想され、東アジアでの核拡散が現実のものとなる。(4)

  • 2018.01.09 Tuesday
  • 20:21

 

 

『 円高は日本の大チャンス』

「つくって売る」から「買って儲ける」へ

堀川直人   PHP  2010/12

 

 

 

いまの政治家は「使命を忘れたカナリア」

・歌を忘れたカナリアに、歌を思い出させるというか、「稼ぐ」ことや、「国を豊かにする」という本来の使命を忘れた国会議員に、坂本龍馬や池田勇人の精神を思い出させようというわけだ。それには、「言って聞かせる」より、実際に制度をつくって「やらせて見せて、ほめて」やるのが一番、というわけさ(笑)。

 

<「出るを制する」より「入るを図る」ほうが楽しい>

・それよりも、人間は後ろ向きにムダの削減をやるよりも、前向きに「収益を上げる」とか「売り上げを上げる」ことを考えているほうが、ずっと積極的で、人間も明るくなる。プロフィット・センターという考え方をこの国に導入すると、国全体がもう少し明るく、前向きになるかもしれないね。

 

国民が国の危機を感じた時、日本は甦る

・プロフィット・センターが、国の利益戦略をつくり、世界から富を集める。そういう時代にしていけばいいんですね。1億3000万の国民が、みんなで「国を豊かにする」ことを考え、一丸となって知恵を出す。何か、夢と元気が湧いてきますね。

 

<豊かさランキングの上位の国に学べ>

・昔から、豊かな小国ほど知恵が詰まっているところはない。

 

<戦後の日本は、フヌケの「町人国家」なのか>

・この『日本町人国家論』がきっかけとなり、日本は町人国家でいいのか、それとも武士国家に戻るべきか、という論争が始まったんだ。この議論は形を変えて、いまでも続いている。

 武士国家論のいまの急先鋒は、自衛隊OBの田母神俊雄氏のグループだよね。最近では『田母神国軍―たったこれだけで日本は普通の国になる』(産経出版)という本を出している。

 

日本は重武装した「町人国家」を目指せ

要するに、自衛隊のハード面に自信がないから、国民も政治家もフヌケみたいになっている、というわけですか。

 

・であるなら、この解決方法は簡単だよ。国民が自信を持てるだけの防衛力をつければいい。そうすれば、日本人は再び二本差しのサムライの心を取り戻し、誇り高いサムライ国家に生まれ変わる。勝てる見込みがあれば、討ち死に覚悟で必死に戦う。それが、人情だというもんだよ。

 

田母神氏の試算だと、単年度当たりの防衛費を1兆5500億円増額し、これを20年間続けるだけで、日本は中国やロシアに対しても十分な抑止力を持つ「普通の国」になれる、としている

 その場合、日本は、中露および北朝鮮に対抗して、原子力空母、攻撃型原子力潜水艦、戦略爆撃機、戦略ミサイル、巡航ミサイルなどを保有する。これだけの装備が、初年度における子ども手当2兆2500億円分の3分の2程度の予算でできる。安いもんじゃないか。

 田母神氏は核武装を前提にしているが、費用対効果の問題がある。アメリカの核の傘では不足なのか、この点はもっと議論が必要だろうね。

 

ふだんは町人国家でいい。しかし、いざ事ある時は、1億3000万人の国民が全員サムライに変身し、国土防衛に立ち上がる。永世中立国のスイスや北欧三国のようにね。

 

要するに、重武装した町人国家になる。それもアメリカとがっちり提携し、万全の安保体制を敷いた、付け入るスキのない国にする。これが、国家の基本フレームだね。

 

<ツケ入るスキのない深謀遠慮の国に>

・あとは、ソフト面だね。それは本書で述べてきたとおり、老練かつ狡猾で、「ソフィスティケイト」された、一筋縄ではいかない国になる、ということだよ。

 資源の問題では、エネルギーを自給化したり、レアアースも技術開発で外部資源に頼らない体制をつくる。

 

日本人はこれまで、どちらかというとお人好しのお坊ちゃんで、あと先を考えずに行動するところがあった。そのために新幹線技術も、うまうまと中国に取られてしまった。こうしたお人好し時代はいい加減に卒業して、これからは、したたかで、昔の武士のように深謀遠慮の国になる。そうすれば、相手に不用意なスキを見せることもない。

 

・それと、日本の表の顔は町人国家なんだから、金融立国と、政府をプロフィット・センターになぞらえる思考習慣は、ぜひここで確立しておきたいね。そうすれば、日本はたちどころに甦り、再び豊かな国になれるよ。

 

日本人が行うべき方策とは、世界から富を求めて人と情報が集まるような国にすることである。すなわち、日本をビジネス・チャンスにあふれた、魅力的な国にすることであり、海外の人々が日本にやってくる理由・必然性がある国にすることが大切である。

 

 

 

『田母神塾』   これが誇りある日本の教科書だ

田母神俊雄   双葉社    2009/3/1

 

 

 

究極の抑止力、核兵器で国防と外交を強化せよ

世界の多くの国々は、積極的に核兵器をもちたがっています。その理由は、核を持っている国のほうが、核をもっていない国よりも強い安全保障体制を構築できるからです。核を持たないほうがいいと主張しているのは、日本の政治家ぐらいしかいません。より強い軍事力をもつことによって、より安全ではなくなると考える政治家は他国にはいない。軍事力が強いほうが、より安全というのが、常識的に考えもごく普通の考え方でしょう。

 

「核兵器を持てば日本は戦争と破壊の危険にさらされる」。自虐史観に染まっている人は、そういう考え方をします。

 

・絶対に使われることがない兵器ではあるのですが、核兵器を持っている国と持っていない国とでは、外交交渉において格段の差が生まれてしまう。

 

・日本の外交交渉力を世界と対等にするために、日本も核兵器を持つべきであると、私は、敢えて提言します。核兵器を持たない国は、最終的にアメリカやロシア、イギリスやフランス、中国のいうことを聞かざるをえない状況に置かれているのです。

 

少なくとも非核三原則は撤廃し、日本が核兵器を持とうと意識すればいつでも持てる状態にしておくことが必要でしょう。「もたない」と強く宣言したとたんに、安全保障上の抑止力は一気に低下してしまう。

 

・アメリカは日本に、どうしても核兵器をもたせたくないのです。日本はNPT(核拡散防止条約)に加盟しているわけですから条約による縛りは今も利いている。

 

普通の国の政治家であれば「絶対に武力行使はしない」「核兵器を持つことはありえない」とまでは断言しません。「国家を守るため、あらゆる手段を放棄しない」というのが普通です。

 

・核兵器とほかの通常兵器との最も大きな違いは、核兵器は戦力の均衡を必要としない兵器だという点です。つまり、一発だけでも持てば、充分抑止力になる。

 

イスラエルのように核兵器で武装した国は、軍事攻撃によって潰すことはできません。

 

自国で核兵器を持つことが難しいのであれば、日本も「ニュークリア・シェアリング・システム」の導入を検討してみてはどうでしょうか。これはアメリカが持つ核兵器の発射ボタンを共有するという試みです。実はすでにNATOのうちドイツ・オランダ・イギリス・ベルギー、トルコの5カ国はニュークリア・シェアリング・システムが導入されています。これらの国が核の脅威にさらされたときには、アメリカが持つ核兵器を引き渡すという取り決めです。

 

日本はとにかく、国防に関するタブーが多すぎる。民主主義社会なのですから、核兵器保有に関してもタブーの枠内に押し込めることなく、何でも自由に話し合えばいい

 

「核武装しないほうが我が国はより安全を保てる」。そんなことを主張する政治家は、世界中見渡しても日本の政治家以外にいません。

 

  

『国(暴)防論』

田母神俊雄・松島悠佐・川村純彦・勝谷誠彦

アスコム     2009/5/2

 

 

 

<タブーを乗り越え、長過ぎた沈黙を破るべき時がやってきた

・どこそこの国では戦争という言葉そのものにさえ目を背けさせる教育をしてきた。こういう国は、周辺諸国にとって「危うい」。戦争を作り出すのは無知なのだ。

 

核兵器を持たずとも、核抑止力を保持する方法がある

・そこが同盟の難しいところなんです。確かに同盟は抑止には役に立ちます。しかし、いざというときの国家の運命は、自国で決断しなければなりません。今回は明確にしてくれましたが、アメリカが助けてくれない最悪のケースまでも考慮した上で、あらゆる戦略を立てておかなければならない。したがって、「非核三原則」とお経のようなことを唱えていれば、日本の安全が守られると考えることは、大きな誤りなんです。

 

・NPT(核拡散防止条約)加盟国のなかで、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、トルコの5ヵ国は、ニュークリア・シェアリング・システムというものを採っています。アメリカの核兵器を使って日常的に訓練しています。

 

日本が原子力潜水艦を持てば、中国・原子力空母の最高の抑止力になる

(原子力潜水艦)は絶対に必要だと思います。ディーゼルエンジンを動力とする在来型の潜水艦は、どうしても息継ぎが必要なんです。潜水艦は浮上してディーゼルエンジンで発電機を回し、発生した電気を蓄電池に充電する。水中ではディーゼルエンジンが使えないので充電ができないからです。それと、艦内の換気のためにも、ときどき浮上しなくてはならない。そのような場合、海峡や東シナ海など、地形が入り組んだ海域なら隠れる場所もあるからいいのですが、太平洋のような広い外洋で海面に顔を出すことは潜水艦にとって自ら隠密性を放棄する非常に危険なことです。広い海域で、息の長い行動をするにはやはり原子力潜水艦でなくてはだめなんです。潜水艦がほかの水上艦船に同伴して行動するためにも原子力潜水艦が必要です。

 

・将来、日本が航空母艦を持つとなったら、これを守るためにも、一緒のスピードで航海できる潜水艦が必要です。それは原子力潜水艦でないと無理ですね。

 

・日本がすぐに核武装はできないとしても、先ず原子力潜水艦を何隻か持って、南シナ海から沖縄近辺の海域に遊弋させれば、中国は嫌がりますよね。中国は原子力空母を建造すると言っていますが、たとえ造ったって、こっちが原子力潜水艦を持っていたら、怖くて動けませんよね。最高の抑止力になると思います。

 

・それに、予算をどれだけつぎ込んだとしても、中国の対潜水艦能力は西側に比べてまだ30年以上の遅れがあると見ています。したがって、当分は中国海軍が日本の潜水艦を捕まえることはほとんど不可能でしょう。ですから、日本が原子力潜水艦を持つことは、最高の抑止力になるはずです。これは断言できます。

 

・非常に有効な手段でしょう。もうひとつあります。日本が核武装をした場合にどういう兵器体系が必要かを改めて検討できる。もし原子力潜水艦を建造できたら、ミサイルを発射できる装置を置いておけばいい。潜没中の潜水艦は探知が困難で残存性も高いですからね。

 

・日本のような狭い国では、あちこちに核ミサイルの基地は造れません。潜水艦に積めば、そこが核基地になる。海洋国家としては非常に強いですね。

 

兵力の均衡を必要としない核兵器は、ひとつ持っているだけでいい

・核兵器のバランスの問題もありますが、たとえ10発でも抑止力になります。威力が非常に大きいですから、常に1隻を配備して発射できるようにしておくためには潜水艦の隻数としては3隻は必要でしょう。それだけでも最小限の核抑止力は確保できると言えます。

 

・アメリカはたくさん予算を持っていて、中国も持っている。そこで日本が核を5発や10発ぐらい持ったからって何になるんだと言う人もいます。しかし、5発や10発でも充分に意味があるんです。核兵器は、兵力の均衡を必要としない兵器ですから。

 

・通常の兵器ではあり得ない話ですが、核に関しては兵力比が1対10でも1対100でも抑止が成り立つんです。核兵器は二度と使われてはいけない兵器です。また、使われる可能性もゼロに近い兵器です。しかし、外交交渉で発言権を確保する上でも非常に必要かつ重要な兵器なんです。

 

・核に対してアンタッチャブルのままでいてはいけません。国会でもきちんと議論をしなければ。ところが非核三原則がまずあって、核抑止力はアメリカに依存するというところで話が終わってしまっている。

 

・それよりも、原子力潜水艦を持つのがいちばんいいでしょう。しかし、そのためには時間も金もかかります。

 

いちばん手っ取り早いのは、アメリカのトマホークを買ってくることでしょう。

 

北朝鮮の体制が崩壊するとき、何が起こるか

・口封じと証拠隠滅のために、北朝鮮にいる拉致被害者、それから数百人いるといわれている特定失踪者が殺されてしまう可能性もあるわけですよね。アメリカだったら特殊部隊を突入させて救出しているところでしょうが、私はそれをぜひ自衛隊にやってほしい。

 

・拉致被害者を奪還するのは、能力的にはゼロではないと私も思います。しかしながら、作戦の基本である情報を積極的に取集する情報機関が日本にはありません。これが最大の問題です。そのため被害者の方が北朝鮮のどこにいるのか、どこに救出に行けばいいのかという情報を得ることができない。大変難しい状況です。

 

・情報戦でもっとも大事なことを「 Humint」と言います。ヒューマン・インテリジェンスの意味です。情報というのは人間に接触し、そこから情報を引き出すのがいちばんいいわけです。日本はその面で諸外国に比べて極端に見劣りがします。

 

やはりきちんとした情報機関がないということが異常なんですね。そこで調べて勝てるか勝てないかを判断して、だめならどうやれば勝てるかを検討して、勝てるとなって初めて戦争を始めるわけですからね。

 

<●●インターネット情報から●●>

 

<清水幾太郎>

その60年安保にかけての時期、安保条約反対の論陣を張った清水幾太郎(社会学者)という人物がいる。安保改定後は急速に「右転回」して、1980年9月に『日本よ国家たれ――核の選択』(文藝春秋社)を出版。日本核武装を主張するまでなった。清水はいう。最初の被爆国である日本が核兵器を所有しなければ、有事の際、世界中の国国が日本に遠慮してくれるという滑稽な幻想を抱いているのではないか」「核兵器が重要であり、また、私たちが最初の被爆国としての特権を有するのであれば、日本こそ真先に核兵器を製造し所有する特権を有しているのではないかと。清水が提言する核政策変更への4つの選択肢はこうだ。(1)独自の核武装、(2) 核運搬手段を日本が持ち、核弾頭を米軍から提供してもらう、(3) 核兵器を保有する米陸軍の新たな駐留、(4) 米軍の核持ち込みの許可を宣言する、である。清水は、核武装を含む軍事力強化の道を、「日本が一人前の国家になること」への第一歩と見ている。安保反対論者から核武装論者へ。実に振幅の大きい生きざまではあった(1988年8月10日、81歳で死去)。

 

 

 

『巡航ミサイル1000億円で中国も北朝鮮も怖くない』

北村淳   講談社    2015/3/23

 

 

 

<中国軍の対日戦略が瓦解した日>

・現実には(2015年3月現在)日本には中華人民共和国に対してだけでなく、いかなる国に対しても海を越えて報復攻撃を実施する軍事力は存在しない(ゼロとはいえないものの、ほぼゼロに近い)。

 

・ただし、「日本には日米安全保障条約があるではないか」という人々が少なくない。これらの人々は、「たとえ日本自身が報復攻撃力を保持していなくとも、日本の防御力で敵の攻撃を防いでさえいれば、アメリカ軍が助けに来てくれて、彼らがやり返すことになっている」というふうに信じ込んでいるようである。

 その結果、日本は防衛のために必要な軍事力の片面にしか過ぎない「防御力」しか保持せず、「報復攻撃力」がゼロに近い状態でも、平然として国家をやっていられる、というのである。まさに「アメリカは矛、日本は盾」というレトリックに頼りきっている点、これこそが、日本社会が「平和ボケ」といわれている最大の理由ということができる。

 

・そもそも「防衛」のために莫大な税金を投入して軍事力を保持しなければならない究極の目的は、日本が外敵から軍事攻撃を仕掛けられたら「防御」するためではなく、「外敵が日本に対して軍事攻撃を実施するのを事前に思いとどまらせる」こと、すなわち「抑止」にある。

 自衛隊が「防御」する段階に立ち至った場合には、いくら自衛隊が頑強に「防御」したとしても、日本国民の生命財産が何らかの損害を被ることは避けられない。したがって「防衛」の理想は「防御」ではなく「抑止」なのである。

 

・そして、日米同盟のレトリックに頼りきった日本が「防御」のための軍事力しか持たないならば、いくら世界最強の防御力を持っていても、アメリカが助けに来てくれるまでは「やられっぱなし」の状態が続くことになってしまう。

 日本を軍事攻撃しようと考える外敵にとっては、「やられたらやり返す」という軍事能力を持たない日本を攻撃する場合、アメリカが登場するまでのあいだは「やり返される」ことを考えに入れる必要はないため、軍事的には日本攻撃にさしたる躊躇はいらないことになる。

 

日本が「防御力」しか持っていない状態と、日本が「防御力」に加えて最小限度の「報復攻撃力」を保持している状況とでは、外敵に対する抑止効果という点では、雲泥の差が生ずることになる。

 極言してしまえば、暴力によって勝敗を決してしまう軍事の根底に流れるメカニズムは、実はこのように単純なのだ。そして、「外敵からの武力攻撃を受けないためには、適正な報復攻撃力を持たなければならない」ということは、国防の鉄則なのである。

 

・本書では、現在日本が直面している最大の軍事的脅威は何か、それを明らかにするとともに、その軍事的脅威が実際に発動されないように抑止するために、日本自身が可及的速やかに手にしなければならない「とりあえずの抑止力」を明確に提示したい。

 

「とりあえずの抑止力」の脆弱性

・憲法第9条や「専守防衛」という奇妙な原則に拘泥してきた日本は、自衛隊という大規模な軍事組織を構築してきたにもかかわらず、中国や北朝鮮に限らずいかなる外敵に対しても、報復攻撃を実施するための軍事力を保有しないように努めてきた。その結果、現在の自衛隊は、様々な優秀かつ高価な兵器を手にしてはいるものの、中国に対しても北朝鮮に対しても、海を渡って攻撃する能力はほとんど保有していない。

 

<中朝への報復攻撃力を持つと>

・逆説的にいうと、「日本から攻撃される」という変数が存在するだけで、対日攻撃計画は複雑になってしまうわけだから、そのような変数を初めから捨ててかかっている日本は、お人好しを通り越した存在ということになる。

 

・このように、これまで通りの自由に攻撃作戦を立案させないようにするという効果があるだけでも、日本が「とりあえずの抑止力」を可及的速やかに手にする意義は大きいし、絶対に必要となる。

 

トマホークのピンポイント攻撃で

・そのようなピンポイント攻撃を敢行できる方法としては、現在のところ、長射程ミサイル(弾道ミサイル・長距離巡航ミサイル)による攻撃が唯一の選択肢である。

 日本は弾道ミサイルを製造する技術力は保有しているが、実際に中国や北朝鮮を報復攻撃する兵器としての弾道ミサイルを開発するには、ある程度の年月が必要である。しかし、「とりあえずの抑止力」を手にするためには、日本自身による弾道ミサイルの開発を気長に待っているわけにはいかない。かといって、弾道ミサイルを輸入することはまったく不可能である。

  一方、長距離巡航ミサイルは、弾道ミサイル同様に独自開発には時間がかかり過ぎるものの、アメリカからトマホーク長距離巡航ミサイル(トマホーク)を購入するというオプションが存在する。

 

中国が恐れるトマホークの配備

・逆に考えると、約9600億円では、トマホークが9600基も手に入ることになる(それほど多数のトマホークは存在しないが)。このように、破壊力と装備費だけを比較すると、いかにトマホークがコストパフォーマンスに優れているかが理解できる。

 

<発射可能なトマホークの数は>

・このように現在、海上自衛隊には、最大1024基の水上戦闘艦発射型トマホークと、最大108基の潜水艦発射型トマホーク、合わせて1132基を一度に装填する能力が備わっている。

 

・以上のように考えると、海上自衛隊の現有艦艇によって、約800基のトマホークを発射することが可能である。そして、水上戦闘艦発射型トマホークは1基およそ1億円であり、潜水艦発射型トマホークは1基およそ1億5000万円である。すると、海上自衛隊は、約900億円で上記のような駆逐艦と潜水艦から発射されるトマホーク約800基を手にすることができる計算になる(実際にはテスト用数十基を含めて約1000億円)。

この場合、自衛隊艦艇の稼働状況や展開状況を考えると、現実的には保有する800基全弾を一度に発射するのは困難であり、400〜500基が報復攻撃として連射されることになる。

 

<北朝鮮への「4倍返し」の値段>

・このように、年間の防衛費の約2%、1000億円を投入してトマホークを海上自衛隊艦艇に配備するだけで、日本は北朝鮮に対し最大で「4倍返し」の報復攻撃力を手にすることになる。

 

<対中報復攻撃は日本海から>

・国際軍事常識をはるかに凌駕したスピ―ドで長射程ミサイル戦力の充実に邁進し、短期激烈戦争を周辺国に対する侵攻(可能性による脅迫)のドクトリンとしている中国に対しては、トマホーク400〜500基による報復攻撃だけでは「とりあえずの抑止力」を超えた抑止効果は期待できそうにない。

 

<中国でより深刻なトマホーク被害>

・したがって、日本が1000億円で手にできるトマホーク戦力は、少なくとも「とりあえずの抑止力」であると、中国共産党指導部は考えるはずだ。

 

<さらに強力な抑止力の構築には>

1000億円を投入して、自衛隊が800基のトマホークを装備することによって、本書での目的である「とりあえずの抑止力」は手に入れることができる本書の目的はここにおいて達成されるが、日本の防衛は「とりあえずの抑止力」を手にすることによって、真の防衛のスタートラインに立ったことになる。

 

・いうまでもなく、抑止力を強化するためには、報復攻撃力だけを強力にしていくのは得策ではない。できるかぎり受動的抑止力と報復的抑止力をバランスよく増強していくとともに、場合によっては報復攻撃力を予防的抑止力に転用する途も工夫して、すべての形態の抑止戦力を手にしていかねばならない。

 

そして、日本の技術力のすべてを投入すれば、最大射程距離2500キロで最高巡航速度マッハ2を超える巡航ミサイルの開発に成功する可能性は十分にある。

 

何をおいても1000億円で「とりあえずの抑止力」を手に入れよ――

「封じ込めうる抑止力」に近づけるための各種抑止力の増強策、そして国防戦略そのものの大修正を行うための大前提は、1000億円を投入して「とりあえずの抑止力」を手に入れることである。これなくしては強力な抑止力はいつまでたっても手に入らず、それほど遠くない将来に短期激烈戦争を突きつけられ、実際に戦闘を開始する前に中国の軍門に降らなければならなくなる。または、北朝鮮から大量の弾道ミサイルが原発に降り注ぎ、福島第一原発事故の数十倍の放射能被害を受けるかもしれない。

 

<●●インターネット情報から●●>

 

「三峡ダム」の恐怖! 攻撃されたら万事休す・・・軍壊滅、民は「億単位で飲み込まれる」=中国メディア         (サーチナ)

 

 中国の軍事情報サイト「捷訊網」は21日、米国や台湾と戦争の事態になった場合、三峡ダムがミサイル攻撃を受け破壊された場合には、戦争に必要な軍部隊も水に飲まれ、民間人の被害は数億人にのぼると紹介した。

 

 三峡ダムの危険性については早い時期から指摘があり、応用数学などを研究した著名学者の銭偉長氏(1912−2010年)は、三峡ダムが通常弾頭付き巡航ミサイルで攻撃されて崩壊すれば、上海市を含む下流の6省市が「泥沼」となり、数億人が被害を受けると試算した。

 

 記事によると、三峡ダム下流の長江沿岸には軍の駐屯地が多く、軍も戦争遂行が不能になるという。

 

 記事は、三峡ダム攻撃をまず研究したのは台湾と指摘。中国軍が台湾侵攻を試みた場合、台湾は同ダムを含む大陸部のインフラ施設攻撃を念頭に置いたという。

 

 記事は次に、尖閣諸島で対立する日本による攻撃も取り上げた。奇襲すれば「釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)はポケットの中の物を取り出すのと同様に簡単に手に入る」と豪語するタカ派軍人もいると紹介する一方で、三峡ダムへの攻撃リスクを考えれば、「釣魚島奇襲は不可能」と指摘。それまでに、時間をかけて三峡ダムの水を抜いておかねばならないと主張した。

 

 記事はさらに「釣魚島を奪取しても利は小さい。三峡ダムの被害は甚大だ。しかも、(尖閣奇襲で)先に手を出した方(中国)が国際世論の非難を浴びる」と論じた。

 

 記事は、尖閣諸島が原因で戦争になった場合、米国による三峡ダム攻撃もありうると指摘。さらに、国境問題で対立するインドが攻撃する可能性にも触れた。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:CNSPHOTO)

 

今後、北朝鮮の核戦力がさらに向上すれば、韓国が核武装に動くことも予想され、東アジアでの核拡散が現実のものとなる。(3)

  • 2018.01.09 Tuesday
  • 20:20

 

 

『アメリカにはもう頼れない』  日本外交戦略の失敗をどう正すか

日高義樹  徳間書店   2010/10/31

 

 

 

やはり核兵器は必要である

・アメリカを始め核兵器を持つ国が外交上、有利な立場に立つことができるのは、究極の軍事力である核兵器を背後に持っているからである。だから自ら「核アレルギー」を標榜し、核兵器を忌避している日本人は、核兵器が国際社会でいかに重要な役割を果たしているか、まったく理解していない。

 

・日本人にはこうした核兵器についての常識が全く欠けている。北朝鮮のような弱小国がアメリカの鼻先をとってふり回すことができるのは、核兵器を持っているからである。この事実に、目を向けず、北朝鮮が核兵器を撃ち込んでくることだけを心配している。

 

 <核攻撃によって国民が皆殺しの目にあうのを防ぐためならば、先制攻撃をするほかない>

 <日本は核兵器を持っても構わない>

・世界第2の経済大国として、アメリカや中国と肩を並べて経済活動を行っている日本は、その経済力に見合う抑止力として核兵器を持って構わない。むしろ持つべきだ、という考え方をするアメリカ人が増えている。

 

 実際には「日本が核兵器を持っても構わないではないか」と思っているアメリカ人が大勢いるのだ

・いま日本が核兵器を持とうとすれば、国の国外から猛烈な反発が生じて内閣のひとつやふたつは吹っ飛んでしまうだろう。それほどの問題であるから、日本は真剣に考えなくてはならないし、考え始めなければならない。

 

・アジアでは中国はもとより北朝鮮、インド、パキスタンが核兵器を持っている。核兵器を持つ国の間では戦争が起きないという現実を見すえて、日本も核兵器の保有について考えるべきではないか。

  日本の人々は、核兵器をひたすらおそれ忌避するのではなく、核兵器は使えないからこそ強力な抑止力として国を守ることができると理解するときに来ている。

 

 経済拡大が止まり中国共産党は崩壊する

・だが中国はいま、日本の脅威になるどころか国そのものが崩壊に瀕している。10年もすれば中国の脅威は虚像であることが明確になるだろう。

 

 10パーセントの経済の拡大を続けることが不可能になる

・第1の理由はアメリカ経済がバブルの崩壊後長く停滞を続け、世界経済全体がデフレに移行していることである。

 

・第2の理由は、技術の革新が進み、安い賃金に依存しきって物をひたすら大量生産している製造業が行き詰ることだ。

 

3番目は、資源不足である。安い人民元政策を続ける限り、輸入石油の値段は高くなり続ける。以上のような事情から中国が年10パーセントの経済拡大をし続けられるのはあと1、2年に過ぎないと専門家の多くが見ている。

 

・経済の拡大が止まってしまえば、中国共産党政府がすすめてきた「共産主義的資本主義」というまやかしが通らなくなる。沿岸地域の上前をはねて、それを生産権を持たない国民にまわすというシステムが動かなくなるのは明白だ。

 

・中国軍の実力は、一部を除けば、技術的に劣っているため、恐ろしく思う必要は全くないとアメリカの専門家は指摘している。「アメリカの原子力潜水艦一隻で中国海軍の百隻の潜水艦を相手にすることができる」アメリカ海軍の首脳が私にこう言ったが、空母についてもアメリカの専門家は少しも心配していない。

 

・中国は驚くべき経済の拡大を実現し、軍事力を強化しているが、実際には国のまわりを敵性国家に囲まれている。

 

・「中国人は指導者が誰でもかまわない。十分に食べさせてくれればそれだけでよい」私の友人の中国人がよくこう言うが、10パーセントの経済拡大が止まり、地方の人々に対する福祉政策が実施できなくなれば、食べさせてもらえなくなった中国人が不満を爆発させて大混乱が起こるだろう。

 

・ロシア政府の首脳は「すでに5百万人の中国人がシベリア一帯に不法に住み着き、その数は増え続けている」と述べた。

 

・実際のところ中国は崩壊に向かっており、政治的にも外交的のも追いつめられて苦しい立場にある。

 

・キッシンジャー博士は私にこう言った。「中国が地政学的に見てもそろそろ限界にきていることは間違いがない。石油だけでなく、水の不足という大きな問題を抱えている。中国がこのまま大きくなり続けることは不可能であろう」。

 

・中国は経済で資本主義体制をとりながら、資本を管理して経済を拡大してきた。資本主義の基本に反するこのやり方は、必ず行き詰るだろう。

 

 資源だけでなく、あらゆる点で大きすぎることによる欠点が目立ち始めた

・共産党は内戦に勝って一党独裁体制を作ったが、内戦のときに中国共産党を上回る数の反対勢力がいたことは歴史の事実である。中国共産党体制はやがて歴史の一章になる。私たちは、中国共産党と中国人は別であると考えなければならない。

 

 <2050年、建国以来の危機が日本を襲う>

・それは日本がいまのままの国家体制を続け、人口が減って労働者の数を減るままにした場合である。労働者が減少していく日本経済を大量の移民を入れることなく、いかにして維持していくか。この課題を解かなければ、日本はまちがいなく危険に陥る。

 

 

 

『悪魔の情報戦略』    隠された「真実」を看破する戦略的視点

 浜田和幸   ビジネス社   2004/4/1

 

 

 

<中国有人飛行成功の裏に隠された情報戦略>

・国民の平均年収が8万円でありながら、3000億円近い経費を投入した今回の打ち上げに対しては、内外から批判的な見方もあったが、ひとたび成功のニュースが流れるや中国人の間では「偉大な中国の科学力の勝利」といった歓迎ムードが広がった。

 

・中国共産党にとってはかってない規模での政治ショーを成功させたことになる。国内では貧富の差も広がり、教育や福祉、環境、人権などさまざまな分野で国民の不満が溜まっているところだったから、今回の宇宙ショーは、その国民の気持ちを高揚させ、共産党支配の未来に希望を抱かせる上で、極めて効果的だった。

 

 「2017年米中宇宙戦争勃発」のシナリオを描くアメリカ

・なぜなら、中国の宇宙開発計画は将来の「宇宙戦争」を念頭に置いていることを、もっともよく理解しているのはアメリカに他ならないからである。ラムズウェルド国防長官の特別補佐官を務め、現在はノースロップ・グラマン・ミッション・システムズ副社長となっているリッチ・ハパー氏は「このままではあと20年以内にアメリカと中国は宇宙での戦争に突入する」との見通しを明らかにしているほど。実際、アメリカの国防総省では「2017年米中宇宙戦争勃発」とのシナリオに基づく模擬戦争演習を行っている。

 

 <ライバル視する中国、誘い込むアメリカ>

・一方、中国の人民解放軍の幹部も、「科学技術の粋である宇宙戦争を戦える力を持たねば、我々はアメリカによってコントロールされる」と言う。それのみならず、「宇宙大戦争計画」と称して、やはり「アメリカとの最終戦争の舞台は宇宙になる」との見方を示しているのである。

 

・曰く、「中国は陸、海、空の領土保全に加え、これからは第4の領土である宇宙に目を向け、その開発に積極的に取り組むべきである。宇宙の資源をめぐる争奪戦での最大のライバルはアメリカとなるだろう。この戦いに勝利するため、我々は、必要な宇宙兵器の開発を早めねばならない」

 

 <宇宙から選ばれし国家「中国」という情報操作>

・中国UFO調査協会では中国の宇宙開発を支援するための教育啓蒙活動に熱心に取り組んでいる。なぜなら、今回の友人宇宙飛行にも関わった北京航空航天大学の沈士団学長がこのUFO協会の名誉会長を務めるほど、中国では「飛碟」(UFO)や「外星人」(宇宙人)研究が政治的に認知されているからである。

 

 内部書類「対米全面戦争勝利戦略」の信憑性

・このところ、北朝鮮の新聞やラジオは盛んに「アメリカの攻撃に対して大規模な反撃を準備しよう」という呼びかけを続けている。北朝鮮には100万を超える陸軍兵力に加え、470万の予備役もいる。数の上では世界第4位の軍事力と言うのがご自慢で「イラクの軟弱兵士と比べ、我々には高いモラルを維持しているので、徹底的にアメリカ軍を殲滅できる」と意気盛んな限りである。

 

 <大地震は本当に起こる?><情報に対して未熟な日本

とてつもない大きな地震が来るかもしれない。中央防災会議では「東海地震はいつ発生してもおかしくない。東南海地震と同時発生の可能性もある。東南海、南海地震は今世紀前半の発生が懸念される」と発表している。

 

・地震学的に間違いないといわれているものの、根拠なき理由から、たとえ大地震が来ても自分だけは助かるという、信じる者は救われるような情報の価値とはまったく異なる次元で人は生きているところがある。

 

 <脆弱な日本の情報機関>

・日本でも以前には「明石機関」や「陸軍中野学校」などで知られる諜報組織や情報機関と言うものがあった。ところが占領軍によって壊滅させられたのである。

 

・英米の諜報機関のような大組織によって世界中に張り巡らされているネットワークから上がってくる情報に基づいて政策を策定する、そういった情報サービス機関はない。

 

・日本版のCIAといわれる内調でさえ内実は国内情報分析で60人、海外の情報分析で80人の計120人体制なのである。例えば、日本に最も影響の大きいアメリカの情報分析にも4、5人でフォローしているという状況である。

 

・そこで、どういう対応をするかというと国家予算を使ってアメリカの法律事務所やコンサルタント会社と言ったビジネスの情報機関から定期的にワシントンやニューヨーク情報を買うのである。

 

 

 

『2050年の世界』    英『エコノミスト』誌は予測する

英『エコノミスト』編集部  文藝春秋   2012/8/5

 

 

 

弱者が強者となる戦争の未来>(マシュー・シモンズ)

・中国の台頭、技術の拡散、新しい形のテロ戦争などでアメリカの超軍事国家としての優位性は、さまざまな領域で崩れ始める。そうした中で核戦争の危険は冷戦時代以上に高まる。

 

・第2次世界大戦後、戦争による死者の数は劇的に減っている。それは冷戦期、米ソの対立によって戦争が逆に管理されていったからである。

 

・一方、地域間の紛争の危険も高まっている。その紛争の原因は宗教を起点として、水やエネルギーなどの資源を実利として行われる。

 

・そうした地域間の紛争で、核兵器の使用の懸念がある。米ソ冷戦期においては距離的な緩衝材があったために核戦争は管理され実際には起こらなかったが、国境を接する国々ではそうした抑止の力がない。

 

・イランは確実に核保有国家になるだろう。米国と同盟関係にあるはずのアラブ諸国は、米国を信じてはおらず、米の核抑止力には頼らず、独自に核を持とうとするだろう。サウジアラビアとエジプト、そしてイラク、シリアなどが核を保有しようとする。

 

・先進国は高齢化による財政悪化でかってほどは防衛費に国家予算を回せなくなる。

 

 中国という難題

・ 中国の戦略的な目標は、作戦地域に入ろうとする米軍を足止めし、中国軍の支配地域内で活動する場合に許容範囲以上の損失が出ることをアメリカに覚悟させることなのだ。

 

・ 中国と近隣諸国もしくは中国とアメリカの関係が悪化し、“冷たい戦争”ならぬ“涼しい戦争”に突入し衝突のリスクが極めて高くなるというのは必然的なシナリオではない。しかし、中国が台頭するにつれてアメリカの影響力は低下していくだろう。

 

・ カシミール地方やイスラエルの占領地は間違いなく21世紀における世界屈指の危険な火薬庫でありつづけるだろう。しかし、アメリカの軍事計画立案者の警戒リストでは、台湾海峡が右肩上がりでランクアップしていくと予想される。なぜなら、中国政府が独善性を強め、能力を拡大する中国軍がいじめや蛮行に走るとアメリカがこれらの事態に直面するリスクが増大するからだ。中国といくつかの隣国のあいだでは、西太平洋の島々(と周辺の天然資源)を巡って緊張が高まっており、状況がいつ悪化してもおかしくない。

 

・中国が近隣諸国やアメリカとの関係で、おおむね経済上の協力的競争という従来の進路を保って、おおむね国際システムの規則の中で活動するのか?それとも高まる国内の緊張によってもっと厄介で喧嘩っ早いライバルとなるのか?

 

 予言はなぜ当たらないのか>(マット・リドリー)

・1970年代になされた予言を検証すると、みな悲観的でしかもそのほとんどすべてが間違っていた。2012年の時点の予言も悲観論よりは楽観論のほうがずっと根拠がある。

 

なぜそうした予言がはずれるかと言えば、理由はふたつある。ひとつは、良いニュースは目立たず、人々の記憶に残りにくいからだ。もうひとつは人間が対策を講ずることを無視しているからだ。

 

・1950年代には、平均賃金の人がハンバーガー1個の代金を稼ぐのに30分かかったが今では3分だ。

 

 過去40年間に世界で起こったことがどれほど不可測的であったか

・例えば、1972年の時点で次のような地政学的新世界を誰が予測しただろうか。

1、ソ連が崩壊する

2、中国が世界第2の経済大国にのし上がる

3、新興国パワーのインド、ブラジル、南アフリカがサミットを開催する

4、日本が20年間の「失われた時代」の揚げ句、没落する

5、米国とEUが深刻な債務危機にあえいでいる

 

 いやインターネット革命が世界を覆い、フェイスブックがインド、中国に次ぐ10億人の“大国”となることを誰が夢想しえただろうか。

 

 

 

『2014年、中国は崩壊する』

 宇田川敬介  扶桑社新書   2012/6/1

 

 

 

下層民衆の反乱によって中国は崩壊する

・下層民衆が中心となって中国共産党政府と対立し、欲望のまま拡大主義を自主的にすすめると予測している。現在の体制が続く限り、よほど画期的な改革がなければ、チベットや内モンゴルなどの地方自治区の反乱、人民解放軍による内乱、あるいは下層民衆をはじめとする中国人民によるあらゆる手段を使った政府転覆の企てによって、共産党体制は倒されるだろう。その時期はいつか。それは明日起きてもおかしくない。

 

 いつ中国は崩壊するのか?

 2014年に中国は崩壊する

温家宝首相が発表した8%を下回る経済成長が続き、有効な経済政策を打てないまま、バブル経済がハードランディングした場合、中国人民の生活レベルは一気に下がる。そうなれば、2014年にまさに本書のタイトルのように中国は崩壊に向かうだろう。

 

・武力衝突は、崩壊の象徴として行われ、体制が崩壊する過程であることを表しているのだ。

 

 崩壊後の中国は予測がつかない

・しかし、現在の一党独裁が崩壊しても、どの方向に国家が向かっていくのか、誰がどのように国家をつくるのかは全く分からない。それは中国の「歴史そのものがそうしたことの繰り返し」であり、内乱も長期ヴィジョンや国家観に基づいたものではないからだ。

 

 <崩壊をシュミュレートする>

 (★バブル経済が崩壊する日)

・株価の暴落によって都市生活者のドロップアウトが進む、先に挙げたバブル不動産のスラム街化は、中国企業の株価を引き下げ、治安の悪化から外国企業の撤退を招き、中国国内における「負のスパイラル」を完成させる。

 

 (★人民元高が進行)

・つまりバブル崩壊でデフレが進行する中、変動相場制に移行しても通貨安にはならず、通貨高にしかならないのだ。

 

経済が低調になれば通貨の価値も下がる。

 

 (★製造業が壊滅する)

・通貨高によって輸出産業は壊滅的なダメージを受ける。

 

 (★中国国務院の政策から世界恐慌へ)

・国務院は、なりふり構わずに景気浮揚を図る政策に舵を切る。それが保有する外国債の売却と、保護関税の創設だ。はっきり言えば、改革開放経済前の中国に戻ってしまうことだ。習近平版、または21世紀版の「文化大革命」が発動されるのだ。

 

・中国による国債の売却は、世界恐慌に至る可能性すらあるのだ。

 

 (★中国の内戦が拡大)

・最初は「下層社会出身の兵士」と「軍エリート」の戦いだが兵士には8億人の下層民衆がついている。

 

 (★その後の中国)

その後、ドイツが長い間「東西ドイツ」に分断されていたように、中国は統一した政府ではなく、現在の地方政府が主体となって支配するようになる。

 

 <社会主義には戻れない>

・ここまでのストーリーは決して大げさなものではない。現在の中国は、バブルが崩壊すれば、何が起きても不思議ではないのだ。

 

 <1年間に10万回デモが起きる国>

 

 

 

『真・国防論』

田母神俊雄  宝島社   2009/4/20

 

 

 

攻撃力を備えた自主防衛ができるとき

・いままで書いてきたとおり、いまの自衛隊をみて本当に国を守れる防衛力があるかどうかと問われれば、これはまた不完全だろうと答えざるを得ない。

 にもかかわらず、F-15(通称:イーグル)戦闘機を200機もち、世界第4位の軍事費をもつ、いまの自衛隊の装備は過剰なのではないかと言われることがある。しかし軍事力というものは、国力に応じて備えるべきもので、経済力にあった軍事力をもつことは、国際社会を安定させるために国が果たすべき責任である。

 

このままいけば日本の自主防衛に、私は、20〜30年かかるのではないかと思っている。日本政府が大きな政治決断をすれば別だが、それはなかなかむずかしいだろう。

 防衛力整備には長い時間を必要とするのだ。

 政治決断をするにしても、いまの政治をみていると、国内の勢力争いでうまくいかないことが多いように感じている。政治家のみなさんには、政局よりも国家や国民を重視した行動をとっていただきたいものだ。

 

核とはどんな兵器なのか

・新たな攻撃法を考えると、最初にあがるのは核だろう。しかし被爆国ということもあり、日本には核アレルギーが根強い。核兵器と聞いただけでとんでもないと思う人たちもたくさんいる。その上政治家の中には、核をもっているより、もたない方が安全が保障されると信じる人達がいる。こんなことを信じる政治家がいるのは日本だけだ。

 私に言わせると彼らは本当に無知か、選挙目当てか、タカ派と言われたくないか、リベラル派と言われたいかのいずれかであろう。多くの国では、核武装をしないよりもした方がより安全と考える。だからこそ、核武装している国が身近に存在する我が国は、核兵器についても冷静に議論をしなければならないはずである。

 

・核兵器をもつ国は特権的地位を占めることができるが、もっていない国は核保有国が決めたことに従わざるを得ない。

 なぜ核兵器がそれほどの力を持つのか。それは核兵器が戦力の均衡を必要としないからだ。通常戦力の場合、10対1の戦力比だと抑止は成り立たないが、核兵器は1発でもあれば抑止が成り立つ。核攻撃を受けた国は、たとえ1発でも被害に堪えられない。たった1発の核兵器が、アメリカで起きた9・11テロどころではない被害をもたらすのである。

 

いま北朝鮮が核をもとうとしているのは、1964年の中国と似ている。あのとき中国は貧しく、餓死者が出るほどだったが、毛沢東は国民がズボンをはかなくても核武装をすると言った。

 

日本も核武装をするべきだ

私は、大国としての責任を果たすためにも日本は核武装をするべきだと思う。しかし日本はNPT条約に加盟しているため、いまの世界の枠組みの中では、核武装はできない。

 もし日本が核武装しようとしても、アメリカは力一杯妨害するだろう。

 

自民党の政治家の中には、石破氏のようにどうせできないんだから核武装しない方がよいという人もいる。しかし国家としては、結果できなかったとしても、核武装すると言い続けたほうが核抑止力はぐんと高まるのである。

 

・さて、核を巡る新しい仕組みに、『ニュークリア・シェアリング』(nuclear sharing)というものがある。

 これは、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、トルコの5カ国がアメリカと結んでいる条約で、これらの国がロシアなどから核の恫喝を受けた場合、アメリカの核を使って反撃ができるというものだ。だからこの5カ国は、アメリカの核を使って日常的に訓練をしている。これらの国は核武装国ではないが、アメリカの核をいつでも使えることで核抑止力を担保しているのだ。

 第2次世界大戦で共に敗戦国同士であったドイツやイタリアでさえもこうやって、アメリカの核を担保にして自国の安全保障を追及しているのである。同じことを日本がやって悪かろうはずがない。

 日本もこの仕組みを使えるようになれば、中国から核の恫喝を受けるようなこともなくなるだろう。

 

・もし日本が最初にもつべき核兵器は?と聞かれたら、私は第一にSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)だと考えている。四方を海に囲まれた日本にとっては、潜水艦のほうが隠密性が確保できるからだ。情報化が進んでも、潜水艦は地上に比べ捕捉しにくい。現実的には、海上自衛隊の隊員をアメリカの原子力潜水艦に乗せて日常的に訓練させたらよいだろう。日本が中国から核の恫喝を受けたら、海上自衛隊にミサイル発射権限をもたせるという条約を日米で結んでおけばよいのだ。

 

強いことが戦争を回避する

・日本が抑止力をもつということは、自衛隊を強い存在として認識させる必要があるということだ。そしてその力を発揮させるためにも、日本が理不尽な要求をされたときには、強い自衛隊をもって相手を攻撃する能力と意志があると示すことが重要になる。日本を攻撃したら自衛隊に徹底的に叩かれる、勝てる見込みがないということが、他の国に広く知られていれば、これが抑止力となる。抑止力が効いていれば、他国は簡単に日本に武力行使をしようとは思わないものである。拉致被害や領海侵犯なども、自衛隊が法律でがんじがらめになっており、行動できないために被害が拡大しているのだ。

 

政治家自らが、抑止力を低くしている

・最近では、福田内閣のときに高村外務大臣が「日本は絶対に戦争をしない国だ」と発言をした瞬間に抑止力は大きく下がってしまう。国を代表する政治家からこういった発言が何度もされることにより、日本を攻撃しても反撃されない、簡単に屈服させることができるという誤ったメッセージを他国に伝えてしまい、日本への侵略を誘発する危険性を高めてしまう。本来であれば、「日本はあらゆる手段を排除しない」でなければならないのだ。

 

・こういった発言は、本来国益を追究する立場にある政治家が、逆に日本を危険に陥れるという皮肉な結果をまねいてしまう。

 またこのような発言が何度も重なることで、他国に与えるイメージだけでなく、国内も影響される。日本は戦争をしないという大臣の発言を、何度も聞いているうちに、だんだんと国家はその発言に縛られるようになってしまう。

 

国際社会ではどの国も理不尽なことを言われたら断固戦うと宣言しているのに、日本の場合はあくまでも話し合いでと言う。これではまったく抑止力にならないのだ。

 国を代表する政治家が、こうして危機を誘発するような発言をするのは、国際社会では考えられないことである。

 

・なかなか進展をみせない北朝鮮の拉致問題でも、いざとなったら日本は、最終的に軍事力を行使してでも拉致被害者を取り返すという気構えを、これまで見せていたなら、事態は大きく違っていただろう。

 絶対に軍事攻撃をしないと日本政府が宣言することで、北朝鮮にこの問題をどこまでも引き延ばせるという確信を与えてしまっている。拉致被害者を返してしまったら、日本を恫喝する手段がなくなる北朝鮮が、自ら拉致被害者を返すとは到底考えられない。戦争をしないという日本政府の姿勢を変えない限り、これからも拉致被害者が帰国する可能性は低い。

 これまで何度も領海侵犯をしている北朝鮮の工作船についても、警告に応じない場合は沈めるという意志を日本政府が示せば、いまのように好き放題にやられることはなくなり、不審船は二度とこなくなるだろう。

 

・日本政府のこうしたやさしい対応で、多くの国民が拉致されるという悲劇が起こったのである。やさしさが国益を守るのかといえば、決してそうではない。本当に国益を守るためには、国家として断固とした対応をとる必要があるのだ。

 

いま何が起きても、黙って見ているしかない自衛隊

・もちろん他の国の軍隊で、日本の自衛隊のようにやってよいことが決められている法律はない。外国では軍隊というものは政府の判断で動き、禁止されていること以外は何でもできる。

 本来、国際法上では、外国の軍隊のように自立した行動ができる自衛隊だが、国内法の縛りで動けなくなっている。やってはいけないことを決めるのは禁止規定(ネガティブリスト)と言われ、軍隊はこの禁止規定で動くのが国際常識である。逆にやっていいことを決めるのは、根拠規定(ポジティブリスト)と呼ばれ、一般の官公庁はこの根拠規定で動いている。

 軍隊は通常、ネガティブリストで動き、禁止されていること以外は自己の判断でやってもいいことになっている。それが国際社会のグローバル―スタンダードなのだ。

 

 

・しかし自衛隊は、一般の官公庁と同じポジティブリストで、行動が細かく決められる存在となっている。これでは、自衛隊はポジティブリストにない想定外のことが起きたときや、あいまいなケースには対応できないのだ。世界の中で、唯一、自衛隊だけがグローバルスタンダードに反しているという状況なのである。

 

専守防衛では国を守れない

・いま、日本はこの専守防衛を考え直す必要に直面していると言っていいだろう。専守防衛で守りに徹し、攻撃的兵器をもたないということでは、国を危険にさらしてしまうことになりかねないのだ。こうした危険を回避するためにも、攻撃的兵器をもつことで、殴られたら殴り返すぞと言えるようになることが必要なのだ。

 

・具体的な例で言えば、北朝鮮の拉致もまさに専守防衛の悪影響といえる。北朝鮮にしてみたら、日本は絶対に自分達を攻撃しないとわかっているから、交渉に3年から5年かけても拉致被害者を返さないのである。これがもし、日本政府が相手に対して、返さないのであればぶん殴るぞという態度を示せば、交渉の結果も違っていただろう。ところが、日本は絶対に武力行使しませんからと北朝鮮に向かって言ってしまうのである。

 

拉致被害者を隠しもっている限り、北朝鮮はずっとさまざまなことで日本をゆすることができる。日本が、何があってもこちらから武力行使はしませんと言った途端、返さなくても何もされない北朝鮮は、ああ、じゃあ彼らを返すことはやめようと思ってしまう。

 

ゆきすぎの専守防衛

・外交交渉においても、この専守防衛は、まったくもって不利な戦略であることはおわかりだと思うが、先にも書いたが、この専守防衛戦略をとる以上、自衛隊は攻撃的な兵器をもてない。いまの自衛隊の装備を見れば、一目瞭然なのだが、海自、空自の能力は専守防衛をもとに装備されている。たとえば、長距離ミサイルや爆撃機といった攻撃的な性格をもつ兵器はないのだ。

 

・しかし専守防衛をとっている日本では、自衛隊がこうしたことを調査することができない。たとえば、こうした調査を通して自衛隊が、北朝鮮のミサイル基地攻撃について研究していたとしたらどうだろうか。そうしたことが明らかになれば、マスコミはこぞって攻撃計画を立てていると大騒ぎをし、政府は関係者を処分することになるだろう。

 

・本来、軍隊というものは、国家の非常時に、敏速な対応をするためにあらゆることを研究、シュミュレーションするものである。外国では軍隊のこうした仕事について、普通国民は「ありがとう」と感謝するものであるが、日本では「余計なことをするな、処分するぞ」となる。私は、こうしたマスメディアの反応や政府の対応が信じられない。まったくもって、おかしな国である。このような考え方が続くようでは、誰が国防を担当したところで、国の安全は確保できないのだ。

 

軍事力は外交交渉の後ろ盾

ところが、日本は違うのだ。威嚇射撃をしたら、どこぞの政党が騒ぎ出し、それに対応する政府はひたすら自衛隊の責任問題に摩り替えて、処分をする方向へと流れていく。このような体制だから、海外諸国、とくに近隣の国々に好き勝手されてしまうのだ。

 

・しかし、だからと言って、外交交渉上軍事力の意義が減ずるものではない。外交交渉を支える軍事力の存在は、ますます重要となるのだ。たとえ国同士の関係が悪くなっても、こちらの軍事力の優位性が保たれていれば、相手と交渉を続けることができる。

 

・しかし、侵略や略奪こそなくなってはいるのだが、国際社会の安定は、金持ちの国が、貧乏な国より強い軍事力をもたなければ成立しない。

 その答えは明白だ。もし、経済力が弱くてもその国の軍事力が強ければ、経済力はあっても軍事力の弱い国の富を、略奪することができるからだ。

 

<守屋という男の素顔>

・守屋氏が逮捕されたとき、自衛隊員のほとんどが“あいつだったらやるかもしれない”と思っただろう。

 彼は以前からうさんくさい噂が絶えず、業者にたかっているとか、業者も要求されて困っていると聞いたこともあった。実際に彼が毎晩業者と飲みにいったり、特定の業者が長い時間、次官室にいたりするのを目にした者も多かった。

 守屋氏が直接こうしろと指示をしなくとも、絶大な権力をもつ事務次官がこう思うと言えば、相手は意図を汲めと言われていると感じることもあっただろう。

 2007年に新任だった小池防衛大臣と退官をめぐる衝突があったが、守屋氏はその当時で次官を4年やっていた。

 通常、事務次官に4年も居座る人などいないのである

 

・いま官僚がいろいろ言われている。政治家も官僚を叩く。本来、行政・立法・司法の3つは独立しているものだが、政治家は自分が大神でなくとも行政府の上にいると思っているふしがある。また官僚も政治家は自分たちの上にいると認識している。政治家がよってたかって官公庁を叩いたら、官僚は政治家に協力しなくなる。政治家というものは役人に教えてもらわないといけないことがたくさんあるのだ。あなたたちのおかげで国が成り立っていると、ほめて使わないと人は動かないことを忘れてはいけない。

 

<抑止力としての自衛隊のあるべき姿>

国際社会は性悪説で眺めるべきもの

・日本国憲法の前文には、「世界の国を性善説で見なさい」と書いてある。非常に、外国にとって都合のよい憲法だと私は思う。日本が武力行使をしなければ世界は平和だというが、実際はどうだろうか。世界を見回したとき、国防に力を注ぐ国はあるが、それを縮小しようとする国は日本だけだ。

 

しかし、国際社会を性善説でとらえるとしたら、この国の進むべき道は間違ってしまう。ざっと見渡してみても、日本の周りでは腹黒いことがたくさん起きていることがこのことを裏付けているといえるのではないか。

 

 

 

今後、北朝鮮の核戦力がさらに向上すれば、韓国が核武装に動くことも予想され、東アジアでの核拡散が現実のものとなる。(2)

  • 2018.01.09 Tuesday
  • 20:19

 

 

『アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相』

日高義樹  PHP 2013/7/8

 

 

 

核兵器の国際管理と独自の核兵器を提唱する

・アメリカは核戦略の三本柱としてICBM大陸間弾道ミサイル、原子力ミサイル潜水艦、それに長距離戦力爆撃機を保有し、ロシア、中国、北朝鮮、イラン、パキスタンといった敵性国家の拠点1000カ所に対して、常時、攻撃態勢を取り続けている。だが、オバマ大統領は、現在の国防費削減の強い要求の中で、この態勢を続けることはできないという悲観的な見方をしている。

 

・アメリカ軍事戦略の中心である核戦略を支援するために、財政負担を申し出る事自体、非常識だと考える人も多いであろう。だが、非常識であろうがなかろうが、思い切った提案をしないかぎり、NATO型の安全保障の取り決めをアメリカに承知させることはできないと思われる。

 

さらに日本がやらねばならないことが少なくとも二つある。一つは核兵器を運搬する手段の開発と整備を本格的に始めることである。もう一つは核爆弾をいつでも製造できるようにしておくことである。

 

・核兵器というのは抑止力である。使ってしまえば本来の意味がなくなってしまう。報復を受けることもありうる。

 

・核のボタンに手を置くことをアメリカに要求するには、財政的な負担を申し出るとともに、「いつでも核兵器を製造する」という抑止力を使って交渉することが必要である。

 

・日本は自らの力で自らを守る国家として、アメリカ、中国、ロシアと交渉していかなければならない。アメリカの影響力と軍事力は急速に後退しつつある。日本が独立しようがしまいが、独自の力であらゆる国際情勢に対応しなければならないときがきている。

 

 

 

『いまアメリカで起きている本当のこと』

日本のメディアが伝えない世界の新潮流

日高義樹 PHP   2011/3/19

 

 

 

核戦争の危機が高まっている

・冷戦時代は、二つの超大国が核兵器を保有していたため、抑止力によって核戦争が起きなかった。だが、北朝鮮とイランが核兵器を開発し、連鎖的に中東やアジアに核兵器が拡散しようとしている。核戦争と核テロの危険が高まっているのだ。

 こうした状況の中で、日本政府の責任者がやるべきは、アメリカ政府と現実的で具体的な協力体制を作り上げることである。

 

アジアで北朝鮮が核保有国になれば、韓国、台湾が当然のことながら核兵器を持とうとするだろう。インドネシアやベトナムも核兵器保有に向かうと思われる。そうした状況についてキッシンジャー博士は「世界各地で忌まわしい核戦争が起きることを予測させる」と私に言った。

 

・日本は三つの基本的な政策を検討する必要がある。第一は「核兵器は要らない」などというイデオロギー本位の姿勢を改め、現実政策として核問題を取り扱うべきである。二番目は、核戦争を回避するために、アメリカとどのような協力体制を新しく作るのかを考えるべきだ。三番目は、日本が独自の抑止力を持つことを考えはじめることである。核兵器反対、国連支持と言っているだけでは、世界は安全にならない。

 

・安全保障上の原則はもともと単純で明確である。アジアで中国、ロシア、北朝鮮に続いて、韓国、台湾、あるいはシンガポール、ベトナムといった国々が核兵器を持ち地域の安全が危うくなる場合は、日本も抑止力を持って、自国を守ればよい。

 

米中友好の時代は終わった

・中国のやり方は、安い人民元によってダンピングを続けるというものだが、この中国と闘うには、アメリカもまた対抗して保護貿易とダンピングをやるほかはない。

 

・「中国人は、政府が食べさせてくれさえすれば、どんな政府でもいいと思っている」中国の友人が私にこう言うが、13億の国民に十分に食べさせることができなくなる日が近づいている。これまでは、毎年10パーセント以上の国民総生産の伸びを続けながら「今日よりも明日」と国民生活を豊かにしてきたが、そうした状況が終わろうとしている。

 

・オバマ大統領がクリントンよりも悪い弱腰外交で中国をすっかりつけあがらせてしまった。アメリカの国民の大多数は、こうした米中関係に我慢がならなくなっている。やがて必ずや強力で毅然とした政治家が次の大統領として現れるに違いない。強いアメリカ大統領がアメリカの力を結集して、中国と正面から対峙すれば、いくつかの重大な弱みを持つ中国は崩壊する。

 

中国は百年後もアメリカの軍事力に追いつけない

・アメリカはサイバー戦争のための準備と開発にも全力を挙げている。アメリカ海軍はこのほどサイバー戦略のための艦隊司令部を設置した。アメリカと中国、北朝鮮の間ではすでにサイバー兵器を使っての宇宙戦争が始まっている。

 

・アメリカのサイバーコマンドは、コンピュータに対する外部からの攻撃を避けるために、さらに強力なシステムも作成に取りかかっているが、作戦担当者によれば、中国からの攻撃はすでに始まっている。アメリカ側も外部からの攻撃に備えるだけでなく、攻撃することを検討している。

 

中国軍がアメリカに追いつき、アメリカと同じ兵器体系を作り出すには、まだ百年はかかるだろう。

 アメリカ人が常に新しいものを作り出し、中国がそれを追いかけるという構図は将来も変わらないはずだ。

 

・「普通の国であれば、人口が減少すれば移民を考える。だが、日本は単一民族である人々がしっかりと編まれた社会と独特な文化を作り上げているため、移民が入り込めない。日本が移民を考えずに人口問題を解決するには、突出した科学技術の革新が必要である

 

・日本がいま最も必要としているのは、将来を見据えた産業政策である。日本には世界に冠たる優れた技術はあるが、優れた産業政策がない。

 

・米中衝突がもたらす日本の危機は、7百年前の蒙古襲来、元寇を超える、日本にとって国の命運を左右する難局なのである。

 

世界の技術はアメリカの大学が改革する

アメリカの強さの秘密は、アメリカの大学にある

・最近の国連の教育白書は世界で最も優秀な20の大学のうち、17はアメリカの大学であると指摘している。

 

・こうした大学が中心となってアメリカの産業技術を開発している。アメリカ技術の中核は大学であるという事ができる。アメリカの最先端の技術センターとも言えるシリコンバレーを支えているのは、スタンフォード大学とその周辺の大企業である。

 

・ハーバード大学は自らの政治力で議会を動かし、企業に働きかけて資金を集めている。そういった大学の在り方と企業とのかかわりが、アメリカの大学を技術ネットワークの中心的な存在にしているのである。このネットワークがアメリカの技術を常に革新し拡大し続けている。

 

 

 

『私の第七艦隊』   

日高義樹   集英社インターナショナル  2008/9

 

 

 

「第七艦隊番」

・本書は「第七艦隊番」として取材してきた著者の40年にわたる記録

であると同時に、第七艦隊と日本の将来を描くものである。

 

アメリカ海軍のハイテクノロジーが中国を圧倒する

・アメリカ海軍の最高責任者であるラフヘッド海軍総司令官は、今後アメリカの水上艦艇をすべて原子力にしたいと考えている。

 

・アメリカ海軍のハイテク化は、おそるべき勢いで進んでいる。

 

・空母を中心とする機動艦隊のほかにアメリカ海軍は、ソビエトと冷戦を戦っていた時に作り上げたげた潜水艦隊をほぼすべて中国に対してふりむけている。太平洋のアメリカ艦隊は、中国をいつでも攻撃する態勢をとっている。

 アメリカ海軍は歴史的に、潜水艦隊については秘密にしている。その戦略や戦術についてほとんど明らかにすることはなかった。

 

中国の資源戦略とアメリカがぶつかる

・中国は資源不足とりわけ石油不足に真正面に取り組んでいる。中国の将来だけを考えて世界の石油を独占しようと考えているが、そうした姿勢は当然、世界経済全体を考えるアメリカとは正面衝突することになる。

 

・私のいるハドソン研究所の石油専門家は、これからも石油の値段が上がりつづけると予測し、1バレル250ドルになれば、「石油の時代が終わる」と考えている。250ドルというのは、メキシコ湾や太平洋の底から石油を採掘するために要する費用をもとに算出した値段である。

 こうした極限の状態が生じるのは2020年前後、いまから10年先のことになるという。いまや世界は本格的な石油不足、資源不足の時代に入ろうとしているが、資源をめぐるアメリカの世界戦略と中国の世界戦略の衝突はすでに始まっている。

 

・中国には現在、11カ所の原子力発電所があるが、2020年までにさらに150ヵ所の原子力発電所を建設する計画である。ウランが大量に必要になるが、中国はすでにウランの獲得合戦に全力をあげている。

 

中国は能力を超えて軍事力を拡大している

・「中国は自らの国力を無視して、無理に軍事力を拡大している」

 

中国はまたサイバー兵器の拡大にも力を入れている。アメリカをはじめ日本など、世界の国々のサイバーシステムや国防ネットワークに損害を与えようとしている。

 

・「沖縄は完全に中国の中近距離ミサイルの射程内にある。中国はいつでもアメリカ海兵隊の基地を攻撃することができる。台湾で緊張状態が起きた場合、アメリカ海兵隊が応援に駆けつけようとすれば当然のことながら攻撃対象になるであろう」

 

<中国軍はアメリカにはかなわない>

・そうしたアメリカでいま中国に関わる二つの新しい状況が起きていることに注目しなければならない。一つはアメリカの人々が中国をますます嫌いになっていることである。そしてもう一つは、中国を対象とする新しい軍事戦略が「テロリストに対する戦い」にかわって、展開されようとしていることだ。

 

・こうした中国の人々のあまりにも自分勝手な態度に、アメリカの人びとは中国嫌いになり始めている。最近のアメリカの世論調査を見ると、あらゆる世論調査で70パーセントから90パーセントの人びとが「中国は嫌いだ」と述べている。中国に対するアメリカ人のロマンチックな幻想は完全に消え失せたのである。

 

・これまで「中国という眠れる獅子を起こすな」と言われてきたが、起き上がった中国という獅子は恐るべき軍事国家アメリカの正面切っての挑戦に直面することになった。中国は自らしかけた資源戦争のための軍事力強化が裏目に出て、自滅への道を歩み始めた。

 

中国は自滅する

・中国共産党体制が崩壊して国家体制がいつ崩れ去るか分からないという危機にある。国家崩壊が起きるかどうかではなく、「いつ」崩壊するかが焦点になって来ている。オリンピックが終わってますます自己肥大した若者や中国軍の責任者が中国を大国だと思い込んで台湾を合併し、

チベット人やウイグル族をさらに弾圧するようなことになれば、アメリカをはじめ世界は中国に対抗して動かざるをえなくなる。

 

中国が長期間にわたって台湾海峡を封鎖し、日本と韓国という世界経済の3分の1を占める大経済地帯を活動不能に陥れることになれば、アメリカはもちろん国連も世界の各国も対策に動かざるをえなくなる。中国はそうした西側の動きに対抗するためにすでに見たように異常なスピ―ドで軍事力を強化し、いまやアメリカの空母にまで脅威を及ぼそうとしている。

 

・これはまさに「恐怖の均衡」と呼ばれる軍事的な動きである。どちらが先に手を出すかが注目されるが、中国の若者たちや軍人の常軌を逸した思い上がりようから見るかぎり、胡錦濤や温家宝といった中国の指導者に、彼らを説得する力があるように思えない。

 

「中国は大国である」と思い込んでいるこうした中国人たちは、オリンピックを主催した報酬として、台湾を手に入れるのは当然だと考えている。チベットの人々を弾圧して国内体制を強化するのも当たり前だと思っている。

 

・ますます傲慢になる中国に正面から対抗する力を持っている国はアメリカだけである。国連は中国に取り込まれて何の助けにもならない。アメリカが断固とした態度をとらないかぎりアメリカの存在そのものが疑われる。私は中国が台湾海峡を封鎖するようなことがあれば、アメリカは核兵器の行使を含めて全力をあげて中国にぶつかることになるだろうと思っている。

 

中国は軍事上のアメリカの敵だ

・ブッシュ政権の首脳はアメリカが中国の経済を大切にし、中国をパートナーとして扱おうとしていることを隠そうとはしない。だがはっきりしているのは、軍事的には中国を敵であると考えていることだ。

 アメリカはこのことを口にはしない。口にすれば中国との関係が緊張し、経済関係に影響を及ぼすと懸念しているからだ。だがブッシュ政権が行っていることを仔細に分析すれば、中国を軍事的には敵と見なし、経済の問題とは切り離そうとしていることは明らかだ。

 

ブッシュ政権は中国に対してダブルスタンダード、つまり二つの基準をもって接しているのである

「中国は経済面ではアメリカの友達であり、いっぽう軍事的にはアメリカの敵だ」

こうはっきりと明言しなければならないところだが、軍事的対決ということになれば、経済関係が阻害されるのは当然で、アメリカ政府としては、ことをうやむやにしておきたいと考えている。

 

・ブッシュ政権の、経済的には中国政府と協力し、軍事的には敵対するという政策は中国の軍事的な影響が劇的に世界に広まることを妨げているが、基本的には13億という国民を抱えた中国の政府が多くの人々を苦しめ、世界貿易を阻害しているという事態を良くするためにはまったく役だっていない。

 

・ブッシュ政権は中国の軍事力開発をおさえることが、中国の共産主義体制を壊すことにつながると考えている。

 

 

『<インターネット情報から>2014/5/20

 

アメリカ司法省は、中国人民解放軍の将校5人がアメリカを代表する企業のコンピューターに違法に侵入して情報を盗み取ったとして、5人を産業スパイなどの罪で起訴しました。

 

起訴されたのは、上海に拠点を置く中国人民解放軍の「61398部隊」に所属する5人の将校です。

アメリカ司法省によりますと、5人は2006年頃から先月までに、大手原発メーカーの「ウェスチングハウス・エレクトリック」や大手鉄鋼メーカーの「USスチール」をはじめとする6つの企業などのコンピューターに違法に侵入し、情報を盗み取ったとして、産業スパイなど31の罪に問われています。

ワシントンで19日、記者会見したホルダー司法長官は、5人の将校が中国の国有企業などのために産業情報を盗み取っていたと指摘したうえで、「盗まれた情報の範囲は広範囲にわたっており、強い対応が求められる。アメリカ政府は、アメリカ企業に対する破壊行為を許すことはできない」と述べ、中国軍の対応を非難しました。

起訴を受けて、FBI=連邦捜査局は、5人の名前と顔写真をホームページ上に載せて情報の提供を呼びかけており、アメリカ政府は今後、5人の身柄の引き渡しを中国政府に求めるものとみられます。

中国外務省は談話を発表し、「アメリカによるねつ造だ」と反発したうえで、「アメリカがインターネットを通じて海外の首脳や企業に関する情報を盗んでいたことは世界各国から非難されている」と反論しています。

アメリカ政府は、これまで中国当局によるサイバー攻撃に強い懸念を示し、去年も首脳会談や両国の閣僚が安全保障や経済などの課題を話し合う戦略経済対話で、やめるよう求めてきましたが、アメリカ通商代表部は先月30日に公表した報告書で、中国によるサイバー攻撃が依然続いているとして重大な懸念だと指摘していました。

 

 

『米中軍事同盟が始まる』   アメリカはいつまで日本を守るか

日高義樹  PHP   2010/1/5

 

 

 

<2012年、オバマ大統領が再選されれば・・・・>

・オバマ大統領はアメリカ国民の30数パーセントを占めるようになった黒人とヒスパニック系の支持を背景に、ブッシュ前大統領の極端に右寄りの政策に反発した白人グループの支持をとりつけて、ホワイトハウス入りを果たした。

 

・だが再選を目標としながら、オバマ大統領は公約を果たすために、これからも「アメリカを変える」という方針に従ってアメリカの仕組みを変え続けるだろう。

 

・オバマ大統領は官僚や労働組合員を使って、アメリカを完全な資本主義から日本のような社会主義的色彩の強い社会体制に変えようとしている。オバマ大統領は、2008年の金融危機が行き過ぎた資本主義の金儲け主義から起きたと考えている。このため、アメリカの体制を労働組合主義と社会主義的なものに変えようとしているのである。

 

オバマ政権の首脳は、ほとんどが中国派である、ということはアメリカ的な金儲け主義よりは労働組合主義、官僚主義、社会主義を信奉する人々が多いということになる。中国がオバマ大統領の再選を心から願うのは当然である。

 

 インド、パキスタン核戦争が始まる

・パキスタンの中心になっている情報局戦略本部は、インドとの戦いにすべてを捧げてきたグループである。そこへアフガニスタンでアメリカとともに行動をともにしてきた人々が加われば、このグループは間違いなく拡大する。

 

・核兵器を管理している情報局戦略本部が勢力を拡大し、平和主義的な民間勢力を押しやるとともに、民族主義的な動きを強めるインドにとっては重大な脅威になる。つまりアフガニスタンの崩壊は、そのままインドの脅威につながり南西アジアに混乱と危険をもたらす。

 

ここで突如として星雲のごとく、核戦争の不安が姿を現す。カシミールをめぐるパキスタンとインドの紛争はいまだに解決していない。「カシミールの帰属は住民投票を実施して決めるべきだ」とするインドの立場は、依然として真っ向から対立している。

 

・カシミールをめぐる紛争には宗教と言う厄介な問題もからんでいるためカシミールをめぐって3回の全面戦争を戦ったが、それだけでなく何回か武力衝突を繰り返している。

 

・いまやパキスタンもインドも核兵器を保有している。カシミールを巡って再び深刻な武力衝突が起きれば、敗戦の屈辱を雪ごうとパキスタンがインドに核兵器による先制攻撃をかける恐れはないといえない。アメリカはアフガニスタンで敗退すれば、影響力を一挙に失い、パキスタンの民族主義的な軍部を抑えることはできなくなるだろう。

 

・インドも座してパキスタンの先制攻撃を待つつもりはないに違いない。懸念が生じれば核戦争の原則どおり、インドも先制攻撃に踏み切るだろう。どちらの攻撃が先になるにしろ、インドとパキスタン間で、核戦争が始まる恐れは十分にある。

 

 パキスタンで大混乱が始まる

・オバマ大統領がアフガニスタンのアメリカ軍を増強しようがしまいが、アメリカの戦争は失敗する。アルカイダが住民の中に溶け込んでいるからである。

 

・「アフガニスタンの人々は占領軍に強く反発する。アメリカ軍の数が増えれば、アフガニスタンの人々のすべてが抵抗を始める」

 

・これまでアフガニスタンを占領した軍隊は、アレキサンダー大王の遠征軍、イギリス軍、それにソビエト軍だが、アフガニスタン人の強硬な抵抗に逢って、ことごとく撤退を余儀なくされた。

 

・「オバマ大統領のアフガニスタン戦争」は、ほどなく敗北に終わるが、短い間にしろアメリカ軍を助けた多くのアフガニスタン人がいる。カイザル大統領とその政権、さらには新しくアフガニスタン軍や警察に入った人々は、報復を恐れて外へ逃げ出さざるをえない。

 

・アフガニスタンの政治家や軍人、警察官が逃げ出す先は、隣の国しかないと思われる。

 

・パキスタンは、これまで大統領や政治家の暗殺が何度も起きている。政治的に極めて不安定な国である。アフガニスタンから大勢の政治家や軍人、警察官たちが逃げ込んでくれば、パキスタンは深刻な政治的混乱に陥り、中東だけでなく世界中に大きな影響を与えるだろう。

 

 

 

『最終目標は天皇の処刑』  中国「日本解放工作の恐るべき全貌」

ペマ・ギャルポ  飛鳥新社   2012/1/27

 

 

 

中国の一自治区

・私がこの本を通して一番警告したいことは日本がチベットの二の舞となって中国の一自治区とならないように、ということです。

 

・中国では世界最大規模の400万人の武装警察、つまり治安維持専用の軍隊が13億人の人々を鵜の目鷹の目で監視しています。

 

・日本は一日も早く、自らに課している憲法9条を始め、非核3原則、武器輸出3原則などの制約を取り払う時期に来ていると思います。法というものは、今の社会に生きている人たちのためにあるはずです。時代の変化によって矛盾が生じたら速やかに見直すのが当然でしょう。

 

・今、アメリカや東南アジアの国々が中国の脅威にどれだけ神経を遣っているかということに注目すべきです。

 

・私は、中国に侵略されたチベットの亡命難民として、40年間この日本で過ごしました。それだけに中国の悪意や謀略が手に取るようにわかります。

 

・まずは、恫喝する、そして相手が弱腰なら儲けもの、毅然とした態度に出られたらいったんはひっこめる、というのが中国の国際政治における常套手段なのです。

 

 <最終目標は“天皇制の廃止”

 <操られている日本人>

・国民新聞が「日本解放第二期工作要綱」という資料をスクープして掲載したのは、1972年8月5日のことです。この要綱は中国がいかにして日本を侵略していくかというロードマップで、中央学院大学の故・西内雅教授がアジア諸国を歴訪した際に現地の情報機関から入手したとされています。

 

・この種の文書としては、ロシアがユダヤ人迫害のために作成したとされる「シオンの議定書」や、中国国民党政府が「日本が世界征服を狙っている」とした「田中上奏文」という偽書の先例があるので、これも偽物と疑われるのも仕方がないのですが、その中身は実に精緻に出来ています。

 

 <日中記者交換協定>

ところが68年の改定で中国側から「政治3原則」が押し付けられ、各社は否応もなくそれを飲まされることになりました。

1、 中国を敵視してはならない

2、 「2つの中国」を作る陰謀に加担しない

3、 中日両国関係が正常化の方向に発展するのを妨げない

 これ以降、中国はジワジワと日本のマスコミに圧力をかけていくのです。

 

その武装警察の規模が390万人にまで膨らんでおり予算面から見ても、いわゆる軍事費より大きくなっています。

 

・その頃と比較して現在のアメリカでは多くの軍事専門家が中国脅威論を口にしています。

 

・しかし、日本の外交はある意味硬直化していて、自分が約束を守れば相手も守るはずだと信じているところがあり、それが大きな間違いなのです。

 

・「日本と言う国の至高な利益が脅かされるような緊急事態になったら、核兵器を持つというオプションも完全にルールアウトしない。(中略)日本において核に関する真剣なまじめなしかも実体の脅威を頭に入れた議論を巻き起こすべきなんです」今日の中国の動きを見れば、とうに議論をするべき時に来ていると言えるでしょう。

 

 <客家・華僑・華人>

・では、在外中国人(華僑、華人)人口はどれくらいなのでしょうか。例えば、アジアの華僑・華人人口は1948年に約838万人だったのが、2007年には2900万人を超えています。また2009年現在でインドネシアでは約780万人、日本には68万人近くの在留中国人がいます。

 

ちなみに、日本に住む70万人の中国人は中国籍のままで民主党の党員になることができます。当然、党首(代表)選挙にも参加できますから民主党政権であれば、日本国首相を選べるわけで、これは憲法に抵触する恐れがあるのではないでしょうか。

 

 <「日本解放第二工作要綱」>

工作員の具体的な任務は、第一期目標が日本の国交を正常化させること、第二期目標が日本に民主連合政府を成立させること、第三期目標が天皇制の廃止(天皇は戦犯として処刑)と日本人民民主共和国の樹立となっています。

 

 <経済的侵略>

・チベット亡命政府は、中国による侵略の結果として1959年から79年までの間に死んだチベット人は、120万人以上になるとしています。内訳は次の通りです。

○戦闘や蜂起によるもの 43万2705

○餓死 34万人2970

○刑務所、強制労働収容所での死 17万3221

○処刑 15万6758

○拷問死 9万2731

○自殺 9002人           合計120万7387

この数字は四半世紀前のものであり、87年や89年、あるいは北京オリンピック直前の2008年に起こった大規模蜂起での犠牲者は含まれていません。

 

 <彼らには、「隙あらば」という気持ちは常にあるのです

・自衛隊に対する挑発行為は、おそらく武力侵攻を実施する際のシュミュレーションの一つといえるでしょう。

 

 <中国によるチベット支配開始>

・私が、なぜ口を酸っぱくして「日本が危ない」と言うかという事を理解してもらうために、いささか回りくどいと思いますが、チベットの歴史、私の個人史を知ってもらいたいと思います。

 

 2050極東マップ

・中国外務省から流出したものとして少し前にネット上で話題になったものです。この地図自体偽物との声もありますが、あながち荒唐無稽とも言い切れません。

 

 

 

『数年後に起きていること』

 日本の「反撃力」が世界を変える

日下公人   PHP   2006/9/19

 

 

 

中国経済の発展はもうじき終わる

・中国経済過熱の将来はどうなるか。これは誰が考えてもじきに終わるはずである。終わる原因は経済以外から来る。

 

衛生というのは大切なインフラで、突然人口が増えると伝染病が流行する。病院がない、検査がない、という国は100万都市を持つ資格がない。

  20〜30万人ならいいが、300万都市を中国は持つ資格があるのかどうか、持てば市民の健康や生命が危ない。それ以外にも都市警察とか、都市消防、都市裁判所とか、そういうものがきちんとできるかどうかである。

 

中国人が昔から怒る相手は、まず外国人資本家で、その次はそれと結託した買弁資本家である。それらと結託した中国の軍がそれに続く。

 

・北京オリンピックや万博まではとりあえずいいとしても、2010年代になるとかなり危うい。・・・とみんなそう言っているが、私はあえて、それより前ではないかと心配する。

 

 「衛生破壊」や「汚職革命」が世界に広がる危機

・なるほど、中国でたくさんの人が働いてくれるようになったことは、経済計算上良いことが多い。しかし、エコノミストが言わないことを言えば、何事にも光と影がある。「衛生破壊」や「汚職革命」が世界に広がる。

 

 <北朝鮮問題の解決は近い?>

・日本にとっての防衛的脅威といえば、その筆頭は北朝鮮である。

 

・私は長い間「北朝鮮の脅威はなかなか解決しない」と言ってきた15年前あたりからの通説は「北朝鮮はものすごく貧乏で、食べ物がないし餓死者が出ている。この政権はもうもたない」だったが、しかし、100万人が餓死しても国としてはもつことがある。実際もっている。

 

・いま北朝鮮問題の解決は近いような気がする。それは次の理由である。北朝鮮のGNPの規模は正確には分からない。しかし、大体のことを考えるとまず人口は2000万人である。そのうち300万人が餓死したという説もある。

 

・その人たちの一人当たりの所得水準を仮に大目に見て3000ドル。もし3000ドルあるのなら、もっと汽車が走っているし、電気がついているはずだが、大目に見て3000ドルあったとしても、それは日本の10分の1にすぎない。そのうえ、人口は日本の6分の1だから、3000ドルあったとしても60分の1になってしまう。GNPは日本の60分の1、それより半値ということはあっても、2倍も多いことは絶対にない。すると日本の60分の1の経済規模と言えば46都道府県の中の小さな県、一つである。

 

・それだけで軍隊を持ったり、各国へ大使館を出したり、というのは無理に無理を重ねている。原子爆弾をつくるために経済力を集中すると先に自国民が100万人ぐらい餓死しているとは呆れた国である。だから、本当は怖くない。貿易をして得るものがあるかといって日本からの援助が日本に戻ってくるだけだ。一部政治家や業者の還流利益になるだけである。これはもちろん国民としては許しがたいことだ。

 

今後、北朝鮮の核戦力がさらに向上すれば、韓国が核武装に動くことも予想され、東アジアでの核拡散が現実のものとなる。(1)

  • 2018.01.09 Tuesday
  • 20:18

 

 

『21世紀の地政学アトラス』

反グローバル時代の覇権戦争のゆくえ

地政学地図研究会  小学館クリエイティブ  2016/9/13

 

 

 

<北東アジア>

超大国を目ざす成長にブレーキがかかり、さまざまな問題が起こっている中国だが、近代以降の屈辱の歴史を晴らすため、国際法も無視してひたすら膨張を続ける朝鮮半島では北朝鮮が核保有し、北東アジアに核拡散が起きる可能性が現実味を帯び始めた。

 

急激な経済成長が止まり内外に対立の火種を抱える中国

<高度成長の終焉と問題の噴出

・中国はGDP(国内総生産)で日本の2倍以上の規模となり、AIIB(アジアインフラ投資銀行)の設立や巨大経済圏「一帯一路」の建設など、世界経済を動かすリーダーとしての役割を担おうとしている。しかし、経済の高度成長は終了し、本格的な構造改革が待ったなしとなっている。中国政府が発表した2015年の経済成長率は、25年ぶりに7%を下回った。成長維持に求められる構造改革では、非効率な国営企業の淘汰が必要で、当然、失業者の急増という痛みをともなう。失業者の増加は国民の不満を高め、経済成長で維持してきた共産党支配の正当性も揺らぎかねない。

 

<優先課題として進められている反腐敗闘争は、権力闘争の様相を帯びている

覇権確立へ向け、軍の近代化改革に着手

・中国は西太平洋とインド洋からアメリカの軍事的影響力を排除することを将来的な目標としており、着々と進行する南シナ海の「領海化」はそのためのステップである。

 

世界の超大国を目ざし海洋進出を強硬に進めるランドパワーの帝国

大国復活で「屈辱の歴史」を晴らす

・2010年にGDPで日本を追い抜き世界第2位の経済大国へ躍進した。

 そして、アメリカと並ぶ世界の超大国になるべく海洋進出を開始し、国際的な緊張を高めている。

 

朝鮮半島と周辺国の安定を揺さぶる北朝鮮の核

<北朝鮮から東アジアの核拡散が始まる?>

今後、北朝鮮の核戦力がさらに向上すれば、韓国が核武装に動くことも予想され、東アジアでの核拡散が現実のものとなる。

 

<米中との二股外交を続ける韓国

・北朝鮮との敵対関係が続く限り、米韓同盟を廃棄するという選択肢は韓国になく、中国とバランスを取る二股外交が続くものと思われる。

 

中国に従属してきた朝鮮半島が抱える独立国家としてのジレンマ

自らを中国に合わせ生き残りを図る

・半島であるから侵略されれば逃げ場はなく、彼らは生き延びるため、強大な帝国に恭順し、従属する道を選択してきた(事大主義)。

 中国に従属し、それに自らを合わせるという生き方を続けるなかで、朝鮮半島の国家・民族は自らを中華文明の正当な後継者に位置づけ、その恩恵に浴していない(と彼らが考える)日本などの周辺諸国を野蛮な夷狄として見下すという、いわゆる小中華思想を確立していった韓国・朝鮮人の反日意識の根底にこの小中華思想があることは、近年とみに指摘されるところである。21世紀に入り強まった韓国の親中・反日姿勢は、中華帝国に事大して日本を蔑視した李朝の時代への先祖返りということもでき、韓国にとって地政学的には自然であるといえる。

 

事大主義の裏返しとしての核武装

・北朝鮮を建国した金日成が唱え、現在もこの国の公式イデオロギーとして生き続ける「主体(チュチェ)思想」は、朝鮮の歴史に付きまとってきた事大主義を克服することを意味している。

 

北朝鮮が核武装に執着する背景には、この主体思想がある。核兵器をもつことで初めて大国の思惑に翻弄されない真の独立国になれる、との思い込みが彼らを突き動かしているとみることもできる。彼らが脇目も振らず開発に邁進する核ミサイルは、アメリカや韓国、日本だけでなく、中国やロシアにも向けられる可能性がある。

 

NATOの東進とウクライナ危機で反撃・拡大に出るロシア帝国

NATO拡大が被包囲意識を刺激

・近世以降、驚異的な領土拡大を進め、周辺地域とつねに緊張関係にあったロシアには、伝統的に「自分たちは敵対勢力に取り囲まれている」という被包囲意識がある。

 

・ランドパワーのロシアから見れば、ユーラシア大陸の半島部であるヨーロッパを通って入り込んでくるNATOはシーパワーの侵略軍であり、自然障壁のない平坦な東ヨーロッパで直接対峙したくない存在なのである。

 

<中国依存を避けながらアジアシフト

・とくに極東シベリアにおいては、中国からの経済進出や人口流出の圧力がかつてないほどに高まっており、下手をすれば中国に乗っ取られかねないという危機感も生まれている。ウクライナやシリアをめぐり欧米との関係がトンネルに入ったロシアにとって、過度の中国依存を避けながら「アジアへのシフト」を薦めることができるかどうかが、現下の苦境打開への大きなカギとなっており、日本、韓国、ASEAN諸国、インドなどとの関係強化も同時に模索している。

 

21世紀は『文明の衝突』、文明間戦争の時代か?

20年前に予測された宗教にもとづく文明間の戦争が、いまや現実のものとなり、国際社会を大きく動かそうとしている

・アメリカの国際政治学者サミュエル・ハンチントン(1927〜2008)が1996年に上梓した『文明の衝突』は、東西冷戦終結後の国際社会の見取り図を初めて提示した著作である。資本主義と共産主義というイデオロギーの対立にかわり、これからは文明と文明の対立・衝突が国際社会を動かす主要な動因になるとの見解を提示した。

 この本は刊行と同時に大きな反響をよび、賛否両論を巻き起こした。従来注目されてこなかった「文明」という視点を導入して、冷戦後の国際政治を明快に整理したとの評価がある一方、文明のとらえ方や分類が表面的で曖昧である、などの批判が出た。

 

・『文明の衝突』では、現在の世界を9つの文明圏に分け、文明どうしが接する「断層線」で紛争が生じやすく、多くは西欧文明と非西欧文明の争いになるとしている。なかでもイスラム文明と中国文明は西欧文明への挑戦者として、西欧文明と衝突する危険性が高いとされた。この予測は見事に的中している。そして、ハンチントンの指摘では文明間の戦争は半永久的に続く可能性があるという。

 

・ハンチントンの理論は非常に大局的で、批判される点も多いが、本が世に出て20年が経過した今、国際社会の動きは彼の見解がその大枠において誤りではないことを証明しつつあるように思われる。

 

国家は主要な文明ごとにまとまっていると考えるハンチントンは、なかでも世界で大きな力をもつ国家のグループを西欧文明、イスラム文明、東方正教会文明、中国文明としている。そして、現在の紛争の多くは、アメリカ勢力圏、イスラムベルト、ロシア勢力圏、大中華圏の断層線で起こっている。

   

<「大中華」帝国の復活で激変する21世紀の北東アジアと日本の地政学

北東アジアの核拡散リスク

日本を含む北東アジア地域において、中国の海洋進出と並んで重大な地政学的リスクとして挙げられるのが北朝鮮の核開発である。北朝鮮が核を保有したことで、北東アジアは中東とともに世界で最も核拡散のリスクが高い地域となった。敵対する韓国は朴正煕政権時代に核開発に着手した過去があり、北朝鮮の核保有を受けて国内では核保有を求める声が高まっている。日本は唯一の被爆国であり、核保有論議は公式の場ではタブーとされているが、原子力技術とロケット技術で世界最高水準にあることから、「潜在的核保有国」として国際社会から警戒のまなざしを向けられている。

 

中国・韓国に向き合う日本

北東アジアにおける中国の国力は抜きん出ており、日本はもはや単独では対抗できないほどの差をつけられている。この差は今後さらに広がることが確実で、強大で攻撃的な隣人とどう付き合うかという課題は重くなるばかりである。中国は「革新的利益」と位置づける台湾と尖閣諸島の併合をあきらめることはなく、その目標を達成すれば、沖縄を日本から切り離すべく、軍事的・外交的攻勢を強めるとみられる。

 

・一方韓国は中国への接近を強めながらも、近代以前のようにその属国になることは避けようとしており、将来の朝鮮半島統一を視野に入れて、ますます強大になる中国との「距離の取り方」を模索しているかにみえる。

 

<日本が考えるHotspot  中国>

・1972年に日本と国交回復後、しばらくは親日姿勢をとったが、改革開放政策の成功で国力を高めた1990年代から反日姿勢に転じ、以後、それをエスカレートさせている。2010年代には経済力で日本を抜き、アジア一の大国として日本を力で屈服させようとする姿勢を見せはじめている。尖閣諸島、さらには沖縄を日本から奪うことを目ざす中国との軍事衝突は現実味を増しており、そうなれば日本は第2次世界大戦以来の戦争に巻き込まれることとなる。

 

<日本が考えるHotspot  北朝鮮>

・核保有に成功して安全保障上の脅威になっただけでなく、日本にとっては拉致問題という譲れない問題を抱える面倒な相手である。東西冷戦下で誕生してから現在に至るまで、日本とは敵対関係にあり、日本と国交がないただひとつの国である。今後も中国に守られながら存続することになると思われるが、中国との関係が悪化した場合、日本に接近する可能性もある。

 

<日本が考えるHotspot ロシア>

・北方領土という、戦後70年以上未解決の問題を抱え、今なお対立関係にあるが、外交戦略上、利害が共通する点もある。中国への過度の依存を避けたいロシアと、中国を牽制するためにロシアを必要とする日本は、領土問題が解決すれば急接近することも考えられる。

 

<日本が考えるHotspot  韓国>

・親中姿勢をとりながらアメリカとの関係も維持する二股外交を今後も続けるとみられるが、彼らにとって「本来の姿」ともいえる反日が弱まることはなく、中国とともに「厄介な隣人」であり続けるとみられる。

 

<日本が考えるHotspot 台湾>

日本から見た台湾は中国との緩衝地帯であり、中台の併合はあってはならない事態である。

 

ユーラシアの覇権を狙う「中国」の新シルクロード計画「一帯一路

<ユーラシア全域を覆う中国経済圏>

・「一帯一路」は世界人口の約3分の2が居住するユーラシア大陸の全域とアフリカの一部までを対象地域に含む壮大な構想で、習近平政権が掲げる超大国化スローガン「中国の夢」を具現化するものである。AIIBには57か国が参加。中国の友好国だけでなく、G7のメンバーであるイギリス、フランス、ドイツ、イタリアも加盟し、中国の影響力の拡大ぶりを印象づけた。近年はとくにイギリス、ドイツとの関係が緊密化していたが、イギリスのEU脱退で、今後はEU内の覇権国ドイツとの関係がさらに強まることが予想される。

 

異質な中国流資本主義を温存

・規模の面では世界2位となった中国経済だが、その内実は欧米人の認識でいうところの資本主義とは異質なもので、共産党の管理下にある国営企業が経済を牽引している。これらの企業ではかならずしも市場原理に則った経営は行われず、非効率なガバナンスのもとで過剰な生産が野放図に続けられてきた。

 

中国経済がさらに上の段階へと成長を遂げるには、本来ならば非効率な国営企業にメスを入れる構造改革が不可欠なのだが、それをすれば失業者の増大なので共産党支配を揺るがす事態を招きかねない。「一帯一路」には、この構造改革を先送りしながら、過剰生産のはけ口を海外に求めるという目的が込められているのである。これは国内の矛盾を海外に転嫁するという意味で、一種の帝国主義ということができる。

 

東ユーラシアの勢力圏 インド

・近い将来、中国を抜いて人口世界一になることが確実で、国としての「伸びしろ」は中国よりも大きいといえる。核保有国であり、南アジアの盟主的存在だが、仮想敵国である中国が「真珠の首飾り戦略」でインド包囲網を構築しており、今後、インド洋での緊張がさらに高まる可能性がある。アメリカや日本などと関係を緊密化する一方、ロシアとも友好関係を維持するなど、遠交近攻の外交戦略をとっている。

 

 

 

『アメリカの日本潰しが始まった』

日高義樹   徳間書店   2010/3/31

 

 

 

中国は軍事力を強化して世界から孤立する

・中国はヨーロッパ流に言うと民族国家ではない。文化国家である。しかしながら、中国には自由はなく、いまや共産党が支配し、漢文化も漢民族も付け足しになってしまっている。何千年と言う長い中国の歴史を見ていると、今後いつまでも中国共産党による支配が続くとは思われない。

 

・一方、中国の人々は政治が食べることを保証してくれれば、どのような政府でも、どのようなイデオロギーでも受け入れてもよいと考えている。「中国の人はご飯さえ満足に食べさせてくれればどんな政府でもどんな政治体制でもかまわないのです」私の友人の中国人がこう言っている。

 

・歴史を動かしてきた中国の政府や国家は、歴史を動かす以上に国民の生活を安定させ、三度の食事を食べさせることによって中国人をまとめてきた。というよりも中国の人々は、政権や国家をあまり重視せず食べることができればよいと考えてきた。

 

・1990年代に中国各地で勃発した人民の反乱が、政府の厳しい弾圧によって抑えられてしまったのは、一方では生活が安定しているという現実に基づいている。

 

中国共産党は自由などという事を歯牙にもかけておらず、共産党体制を守ることだけが重要だと考えている。こうした中国共産党の考え方は文化国家としての中国の自殺であり、国家そのものを否定するものだ。

 

・中国という13億の国民を持ち、まもなく14億にもなろうという国が国民を政治的な奴隷にしてしまうのを見過ごすべきではない。

 

そのうえ面倒なことには、中国の人々は、食べることができさえすれば、政治などどうでもよいという。政治的に見るといわゆる飼いならされた奴隷的なメンタリティしか持っていない。

 

・13億の人々が共産主義専制体制の下で基本的な人権を許されず、そのうえプライバシーをも国家が暴きまわるという状況を、そうした国家を許すべきではない。

 

中国は老齢化と水不足で限界になっている

・「中国は人口が増加し、西部大開発に見られるように当分は拡大基調にある。したがって、中国経済は大きくなり続ける」オバマ大統領は新聞記者にこう言ったことがあるが、この考え方はアメリカのデジタル経済が際限なく拡大するという予測とよく似ている。

 

・中国経済の拡大もいつまで続くのか、バブルがいつ破裂するのかを予測することは困難である。しかし、必ず好景気が終わり、バブルが終焉するのは避けられない。

 

・中国経済が破綻をきたす最大の理由は、先ほど述べたような政治体制そのものよりも社会の変化によってである。はっきりしていることは、中国社会の老齢化である。日本もバブルが終焉し、経済活動が低下したのは、老齢化が大きく影響している。

 

・中国の老齢化は急速に進んでいる。60歳以上の人口が急速に増えている。2005年には60歳以上の人々は国民の11.1パーセントであったが、今から10年後2020年には、17.1パーセントになってしまう。しかもさらに10年後の2030年には、国民のほぼ4分の1、23%が60歳以上になる。

 

2030年には2.2人で1人を養わねばならなくなる。9億人の人々が4億人を養わなければならなくなる

 

・ハドソン研究所の中国専門家がこう私に言ったが、中国は世界のどの国と比べても生活保護や援助のネットワークが遅れている。これは共産主義が一挙に弱まり、資本主義の仕組みを取り入れた結果である。

 

・政府による教育費も減っており、子供たちが学校へ行かなくなってしまっている。1980年には就学児童の4分の1、25パーセントが小学校を卒業したのち中学へ進学していたが、2003年にはその数が9%に減ってしまった。「小学校を出ただけの子供たちが工場で働かなくてはならなくなり、労働者の平均賃金や年齢も下がった」アメリカ政府の中国人担当者はこう述べているが、中国では環境保全のための経費や、あるいは天然資源を開発する経費も大幅に減り続けている。

 

「中国の銀行や企業は目いっぱいの税金を払っているが、そのほとんどは軍事費や役人の経費として消えてしまっている。新しく社会福祉の経費をひねって出すことはむずかしい」ここから生じてくることは、必ずや社会不安であり、社会的な騒ぎである。

 

病院にも行けず、学校にも行けない子供が増え、中国の社会が混乱するとともに、世界に誇ってきた経済の拡大が止まってしまう。

 

・中国を今後襲ってくるのは失業であり、老齢化である。学校不足であり病院の不足と放り出される老人だけという事になる。

 

・さらに忘れてはならないのは天然資源の不足であるが、その中でも中国は歴史的に水不足に苦しんできた。

 

人口13億とそして広大な国土は世界の水使用量の30パーセントを必要としてきた。しかしながら、アメリカ政府の計算によると、中国内で確保できる水の量はその半分ほどに過ぎない。

 

・その延長線上にあるのは、国民を豊かにし、食べさせていくことができなくなるという状況だ。工業生産だけで失業者を、あるいは引退した人を養うには、社会福祉が不足している。

 

・「食べる事さえ確保してくれれば政府には反対しない。どんな政府でも良い」こういった状況が終わってしまうのは誰の目にも明らかである。はっきりしないのは、そうした厳しい状況がいつやってくるかということだ。

 

 

 

『日本人が知らない「アジア核戦争」の危機』

日高義樹  PHP  2015/7/22

 

 

 

中国の核戦略思想は危険である

アメリカ国防総省は中国の宇宙兵器とサイバー攻撃に強い関心を示し、全力を挙げて対抗しようとしているが、とくにこの宇宙司令部は、中国のアメリカ本土に対するミサイル攻撃と、衛星に対する攻撃に備えることが最も重要な任務になっている。

 

・「中国や北朝鮮が地上移動型の大陸間弾道ミサイルの開発を強化しており、すでにアメリカ本土を攻撃できる能力を持っている

 

・「宇宙戦争の帰趨がアメリカの命運を決めることになる。冷戦が終わって以来、初めてアメリカは、深刻な安全保障上の危機に直面している」

アメリカ国防総省をはじめ、宇宙戦争やサイバー戦争の責任者が強い危機感に捉われているのは、中国の核戦略が危険な考えに基づいているからだ。

 

・「中国は核兵器を抑止力とは考えていない。実際に使うことのできる兵器だと思っている。アメリカは核兵器を、戦争を起こさないための抑止力として使っているのに対して、中国は、戦いを有利に進めるための兵器として使おうとしている

 

・「中国に対しては、ライオンがネズミかウサギを狙うときでも全力を挙げるように、アメリカの核戦力のすべてを挙げて対処することが正しい」

 シュレンジャー博士は常に、こう主張していた。博士は中国が核兵器を開発しつづけていること、通常戦争で勝てないとなれば危険な核兵器を使う意志のあることを、認識していたのである。

 

・こうしたシュレンジャー博士の考え方は、中国を「話せばわかる相手」としているキッシンジャー博士などと対照的だが、中国政府が進めている軍事戦略を分析すれば、中国の核兵器についての戦略構想がきわめて危険であることは明白である。すでに述べたように、中国はアメリカが最新技術を駆使して通常兵力を強化したために、通常兵力で戦えば必ず負け戦になることをはっきりと認識し、核戦力を強化したのである。

 

・中国は核兵器でアメリカの強力な通常兵器に対峙しようとしている。それどころか中国は、アメリカ本土を核攻撃することも考えている。そもそも中国の戦争についての考え方は、歴史から窺える戦争についての常識とは大きく違っているのである。

 人類の戦争の歴史を見ると、戦争はまず利害の対立から始まる。利害の対立の延長線上で戦争が始まっている。戦争の前には外交上の駆け引きがある。このことはあらゆる戦争の歴史が示しているが、中国はそういった歴史の範疇外にいる。利害の対立があれば直ちに武力攻撃を仕掛けてくる。

 

日本は中国の無謀な核戦力に押し潰されようとしていることを認識しなければならない。現在、日本が進めている集団的自衛権の拡大といった、その場しのぎの対応策では、回避できない危機が日本に迫っている。

 

<中国核戦力の大増強が始まった>

・「中国政府がいかに説明しようとしても、先制攻撃に核兵器を使わないという約束はきわめて疑わしい。中国政府は核兵器を最初に使わない、また核兵器を持たない国には使わないと約束しているが、この約束は軍事的に保障されているものではない」

 

・アメリカ国防総省の専門家は、中国が実際に核兵器を戦争に使おうとしている理由について、三つのことを挙げている。

 まず、中国はすでに膨大な数の核兵器を製造して保有し、使う体制を整えている。アメリカやロシアが核兵器の削減を行っている最中に、中国は大量の核兵器を製造しつづけている。大量に保有していることは、核戦争を行う意図があることを示している。

 次に、中国が各兵力を強化したのは、アメリカのエア・シー・バトル、「空と海の戦い」戦略にとうてい対抗できない、つまり通常兵器だけによる中国沿岸での戦争に中国が敗れることがはっきりしたからである。中国は負け戦を避けるために核兵器を使おうとしている。

 三つ目は、中国が核兵器の効果を十分に認識していることである。日本や韓国、台湾など核兵器を持たない近隣の国々を脅かすのに、最も有効な兵器だと考えている。そういった核兵器による恫喝は、そのまま使用につながっていく可能性がある

 

・「中国には広い国土がある。よって核兵器を落とされたところで、その効果を吸収してしまう。国民の多くが核爆弾で死んでも、中国人が全滅するわけではない

 

<中国が宇宙戦争を仕掛ける>

・中国がさらに力を入れているのが、電磁波によってアメリカ全土のインターネット・システムを攻撃することである。核爆発が起きると電磁波が混乱して、まったく使えなくなる。中国は核兵器を先制攻撃に使うだけでなく、実際にアメリカの通信ネットワークを破壊する手段として使う準備を始めているのである。

 アメリカは、こうした中国の核戦略について強く懸念している。戦争についての中国の考え方、あるいは各国に対する数々の不法な軍事行動から見て、中国が宣戦布告をしないまま突然アメリカに攻撃を仕掛け、アメリカの通信網を破壊する可能性は十分にある。

 

・次に中国が力を入れているのは、これまたアメリカを見習っての航海用および時差修正用の衛星である。中国は高性能の航海用衛星「北斗」を数十個打ち上げ、上空はるか彼方から20メートルの誤差で地球上のすべての場所を指定する能力を有している。中国はさらにアメリカやロシアの技術を盗んだりして、GPSおよびグロノス航海用衛星システムを開発し、打ち上げに成功している。

 

・中国は技術的にも急速な進歩を遂げ、核や宇宙での戦いではもはや発展途上国であるとは言えなくなった。

 

米中サイバー戦争は本格化する

・アメリカがサイバー攻撃部隊や防衛部隊を設置したのは、中国がアメリカに対するサイバー攻撃を本格的に始めたからである。2012年、中国は上海にあるサイバー攻撃司令部を中心に、全米のコンピュータ・サーバーやアメリカ軍の戦闘司令部のコンピュータ・ネットワークに侵入した。

 

・中国の人民解放軍が重視するサイバー攻撃作戦の第一は、標的とする敵を確定し、敵の情報機関から情報を収集することである。そして第二に、サイバー攻撃によって集めた情報を利用して相手側の軍事行動を遅延させ、軍事ネットワークだけでなく、民間のコマーシャル活動をも混乱させる。第三は、敵側のコンピュータやネットワークに電子攻撃やレーダー波による攻撃を仕掛けて、敵の情報収集能力を破壊する。

 

アメリカは中国のサイバー攻撃の拠点、つまり中国が密かに隠しているサイバー攻撃部隊や組織の所在や活動状況をすでに割り出している。中国が普通の会社として使い、サイバー部隊であることを隠している香港の司令部も割り出し、攻撃波を探知して反撃を加えたりしている。

 

・「中国の大規模なサイバー攻撃は台風や竜巻、地震や洪水といった自然災害よりも恐ろしく、しかも広範な地域に壊滅的な被害をもたらす」

 

・中国のサイバー戦争は今後ますます複雑化し、強力なものになってくると思われる。日米安保条約の18年ぶりの改定にあたってカーター国防長官が「サイバー攻撃に対抗する日米協力体制をつくりたい」と発言したのは、当然のことと言える。

 

・世界ではこれから、アメリカと中国の核の対立と、宇宙での戦いが深刻になっていく。アメリカと中国だけでなく、北朝鮮やイラン、さらには中東諸国を含めて、核戦争の時代が始まろうとしている。

 

朝鮮半島で始まる核戦争

指導者が人海戦術によって人の命を簡単に奪う野蛮な国

・アメリカが中国を相手に本格的に戦争を行うことができないのは、中国人のものの考え方が理解できないからである。戦いの相手が中国である場合、偶発的な核戦争が起きる可能性が、ソビエト相手の場合よりも何十倍も大きいのだ。

 

北朝鮮が核戦争を起こす

・「北朝鮮は、すでに核爆弾の小型化に成功している。2020年までに数十発の小型核兵器を製造する見通しである」

 

・中国が偶発的な核戦争を起こす危険があるのと同じ程度、あるいはそれ以上に、北朝鮮が自らの存在を賭けて製造した核兵器によって朝鮮半島で偶発的な核戦争を起こす確率は、きわめて高い。

 

<ロシアの核兵器が野放しになった>

・プーチン大統領は。クリミア半島を占領してから一周年にあたる2015年3月16日、「祖国に向けて」という題名のロシアテレビのドキュメンタリーの中で、「アメリカはじめ西側がウクライナをめぐってロシアに挑戦してくれば、核兵器を使うことも考えた」と述べている。プーチン大統領のもとで偶発核戦争の危険は世界に広まっている。

 

イランが中東核戦争の発火点になる

<アメリカが最新鋭の核兵器を開発する>

・アメリカが開発しようとしている最新鋭の核兵器は、B60-12と呼ばれるGPSのチップを爆弾の尾翼に埋め込んだ最新鋭の核爆弾である。GPS機能を活用し、あらゆる目標を10センチの誤差で正確に攻撃することができる。

 

・2008年、アメリカ国民は大きな期待を持って、アメリカ史上初めての黒人大統領としてバラク・オバマを選んだ。だがいまやアメリカ国民は、反オバマで固まりつつある。そしてオバマ大統領がいなくなることで起きる変化への期待が、驚くほどアメリカ人を元気づけている。

 オバマ大統領が間もなくいなくなる。ドルが歴史的に安定している。アメリカの石油が世界を再び動かしはじめている。この三つがアメリカ人に自信を取り戻させた。アメリカのこの変化は、これからアメリカと世界に何をもたらすのであろうか。

 

・共和党の大統領候補は、結局のところジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が選ばれるだろう。ジェブ・ブッシュは祖父の代から続く人脈を駆使し、多くの共和党の政治家を取り込み、最後に大統領候補としての立場を確立すると思われる。

 

・しかしながら現実には、アメリカの選挙はマスコミがつくりだす浮ついた雰囲気と宣伝、それにキャンペーンの進め方によるところが大きい。強くて正しい候補者が勝つとは限らない。その最もよい例は、あらゆる政策に失敗し、選挙戦で述べてきたことのほとんどが噓であったオバマ大統領が、二度も大統領選挙に勝っている。これもまたアメリカの現実である。

 しかしながら、世界と歴史のことを少しでも考えれば、アメリカの人々はオバマの民主党とその後継者ヒラリー・クリントンを選べないはずである。

 

<習近平は核の先制攻撃を考えている>

日本の「非核ユートピア思想」は終わる

アメリカやヨーロッパの核兵器現実主義者は、一方的なユートピア的思想を推し進めれば、中国共産主義という異文化に基づく勢力が地球を支配し、偶発的な核戦争がいつ起きるかわからないと警告している。この主張は、オバマ大統領があらゆる外交に失敗し、アメリカの軍事力を弱体化させるなかで力を得ている。

 

・中国に核兵器を使わせないことが、最も重要な戦略なのである。そうした重大な問題について何も語らずに「積極的平和主義」などと言っていれば、平和主義ではなく、平和ボケだと非難されても仕方ない。

 

・アメリカの絶対的な卓抜した力のもとにおいて核兵器に反対するユートピア的な思考で国際社会を生きて日本は、アメリカ、中国、ロシア、北朝鮮、さらにはイランまでが加わろうとしている核の乱立の時代、いまこそ現実的な核戦争の抑止を実施する軍事戦略を考え出し、実施する必要がある。

 

 

マレビトは魂の故郷であるニライカナイから、境界を踏み越えて、こちらの世界にあらわれる。(2)

  • 2018.01.07 Sunday
  • 19:27

 

 『世界の中の柳田国男』

REモース、赤坂憲雄 編     藤原書店  2012/11/20

 

 <『遠野物語』の表と裏―柳田国男と井上ひさし (クリストファー・ロビンス)>

<民族の受容・抹消・回顧>

・「遠野郷の民家の子女にして、異人にさらはれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり」

 ・「異人」という語は、文字通りには「異なった人」を意味するが、そのニュアンスには、幅があり、『遠野物語』においては、いくつかの特定の文脈において、それぞれ意味が限定される。上の引用では「異人」は「山男」の同義語である。山男は大まかに言って、西洋のブーギーマンのようなもので、残忍で人に似た形をしており、女や子供をさらって、二度と会うことも便りを聞くこともできない山奥に連れていってしまう。『遠野物語』の中で「異人」が登場する他の三例では、それぞれ天狗、外国人、山の神を意味する。この話がさまざまなニュアンスを持つのは、その文字通りの意味が、人間に似ていて、かつ(もしくは)見知らぬ存在すべてを包括するような、あいまいな範疇として機能し得るからである。

 ・「土淵村の柏崎にては両親とも正しく日本人にして白子(しらこ)二人ある家あり、髪も肌も眼も西洋の通りなり、今は二十六、七は同じからず、声細くして鋭し」

 ・このアルビノ(白子)の兄弟に対して「異人」の語は用いられていないが、その身体的特徴が「西洋の通り」である以上、彼らは観念上「異人」とみなされていることがわかる。声が変わっているだけでなく、話し方からも、彼らが、地域共同体の周縁の外から来たよそ者であることが示される。違いを示す烙印が付されるのは、人間に似てはいるが、奇形と言う異形の徴を示している者、あるいは認めがたいような差異を示している者である。

 <周縁にいる山男山女>

・「遠野郷より海岸の田ノ浜、吉利吉里などへ越ゆるには、昔より笛吹峠といふ、山路あり。山口村より六角牛の方へ入り路のりも近かりしかど、近年この峠を越ゆる者、山中にて必ず山男山女に出逢ふより、誰も皆恐ろしがりてしだいに往来も稀になりしかば、つひに別の路を境木峠といふ方に開き、和山を馬次場として今はこちらばかりを超ゆるようになれり。二里以上の迂路なり」。

 ・実際には地元民の大半は山に住んでおらず、広大な遠野盆地において主に農業や畜産、商事に従事していたのだが。

 ・柳田はまず「山人」という語は古くより用いられており、しばしば天狗や仙人などと結び付けられてきたと断定したうえで、この語義は誤っているとして、自分の解釈を示す。「併し、之なども意味を誤って居るので本当の日本語としては、我々社会以外の住民、即ち吾々と異なった生活をして居る民族と云ふことに違いない」この観念に立てば、山人は近代日本社会の主たる構成員ではなく観念の上では古代以来の日本人の先祖と結びつく。あるいは日本文化の大勢と関連するが明確に区別し得る地方文化の構成員もしくは少数民とみなされる。

  

『秘密結社』

綾部恒雄  講談社  2010/10/13

 

『異人・河童・日本人』

住谷一彦・坪井洋文・山口昌男・村武精一(新曜社)    87/11/25

 

(以下は上の2つの資料を合わしたもの)

 <異人と祭祀的秘密結社>

・メラネシア又はポリネシアの社会生活の概念となるものはいわゆる秘密結社である。

 ・そのようなメラネシアやポリネシアの秘密結社の考察は、その様相、変型、フォークロア化の点で、日本文化史に与える暗示はきわめて深いと述べている。

 ・メラネシアの社会史より、民俗学で言う「異人」の特徴をまとめたもの。

 1. 異人が幾度にか、季節を定めて訪来したこと。

2. 異人は先住民より亡魂、又は死者そのものと考えられたこと。

3. 異人は海の彼方から、来るものと信じられたこと。後には、山中の叢林より来るとも信じられるに至ったこと。

4. 異人は畏敬されつつも平和的に歓待されたこと。

5. 異人は食物の饗応、殊に初成物を受けたこと。

6. 異人は海岸地に住まずして山中の叢林に住みしこと。(インドネシアの神話でも大体支配民族は天空からやってくるのです。あるいは海の彼方からもやってきて、土地の娘と結婚するといわれています。)

 7. 異人はdual organization (二つの象徴的二元論の原理)の構成の原因となりしこと。

8. 異人が土民の女と結婚する必要ありしこと。

9. 異人とその女との間に出来た子供が特殊な社会的宗教的性質を有せしこと。

10. 異人は入社式、男子集会所の起源をなしたこと。

11. 異人はその異人たることを表徴する杖、及び「音」を有せしこと。

12. 仮面が男女二つあること。女異人が山中に住むということ。(山中というものは、人間の世界を超える原世界としてイメージされた。人間の世界と人間を超えた世界をつなぐ空間である。)

 

13. 異人が訓戒、悪事摘発をなし、豊作をもたらし、又はもたらさしめんことを任務としたこと。

14. 異人が季節殊に収穫季、冬至に関係したこと。 

15. 異人は季節が来ると、その出現を期待されたこと。

16. 異人若しくは神は常に村にとどまらないと信じられたこと。(「おどまぼんぎりぼんぼんからさきゃおらんど」というのは子守の歌と教えられていますが、外から訪れた「異人」の歌だ、という説があります。)

 17. 異人の出現の際は女子、子供は閉居したこと。

18. 異人のタブーが財産の起源となったこと。

19. 異人がフォークロア化して遊行歌舞伎団となったこと。(歌舞伎の成立の根源)

 20. 遊行人は異装し、杖と音とを有し、饗応を強制し、或は掠奪を敢えてし得ること。

21. 遊行人が神話、神の系譜を語り、或は之を演技で表現すること。多く季節と関係して。

22. 遊行歌謡団から伊達者(man―woman)が発生したこと。(歌舞伎の起源)

 23. 彼等は民間信仰に於いては、侮蔑されつつも亦高き階級に属すとされたこと。

 ・すでに触れたように、岡の考察はメラネシアの社会史を範例として行われたのであるが、これらの異人にまつわる表象、状況、発展について暗示された諸項目は、アフリカの祭祀的秘密結社の成立の事情を辿ることによっても、確認することができるのである。

                                                                                     

 『妖怪文化入門』

  小松和彦      角川学芸出版   2012/6/22

  

異人・生贄

「異人」とはなにか

・「異人」とは、一言で言えば「境界」の「向こう側の世界」(異界)に属するとみなされた人のことである。その異人が「こちら側の世界」に現れたとき、「こちら側」の人びとにとって具体的な問題となる。つまり「異人」とは、相対的概念であり、関係概念なのである。

  ところで、「こちら側」の人びとが想像する「異人」は、おおむね次の四つのタイプに分けられる。

  ある社会集団(共同体)を訪れ、一時的に滞在するが、所用を済ませればすぐに立ち去って行く「異人」。こうした「異人」の例として、遍歴する宗教者や職人、商人、乞食、観光目的の旅行者、聖地への巡礼者などを挙げることができる。

  ある社会集団(共同体)の外部からやってきて、その社会集団に定着することになった「異人」。こうした「異人」の例として、戦争や飢饉などによって自分の故郷を追われた難民、商売や布教のために定着した商人や宗教者、共同体を追われた犯罪者、「異国」から奴隷などとして、強制的に連行されてきた人びとなどを挙げることができる。

  ある社会集団(共同体)が、その内部の成員をさまざまな理由で差別・排除する形で生まれてくる「異人」。前科者や障害者、金持ちや貧乏な人などが、この「異人」の位置に組み入れられることが多い。

  空間的にはるか彼方の「異界」に存在しているとされているために間接的にしか知らない、したがって想像のなかで一方的に関係を結んでいるにすぎない「異人」。海の向こうの外国人や、はるか彼方の「異界」に住むという「異神」たちが、こうした「異人」のカテゴリーを形成している。

 こうした種類の「異人」たちが「異人」とみなされた社会集団の問題になってくるのは、当該集団がその集団としての「境界」を意識し、その集団の構成員とそれ以外の人びとを区別しようとするときである。人びとは「我々の集団・仲間」を作り出すために、その<外部>に「異人」を作り出すのである。この「異人」を媒介にして集団は結束し、その「異人」に対処する作法を編み出し、ときには歓待し、ときには差別や排除に及ぶことになる。

 異人論の先駆的研究として位置づけられる研究は、折口信夫のマレビト論であり、岡正雄の異人論であろう。

  折口の「マレビト」概念は彼自身が厳密な定義をおこなっていないこともあって難解であるが、その概念は二重構造になっていると思われる。一次的なマレビトは来訪神のことであり、二次的マレビトが共同体の外部から訪れる祝福芸能者のたぐいとして想定されている。共同体の人びとはこれと祝福芸能者を「神」そのもの、もしくはその代理人とみなすことによって歓迎し、その祝福を受けることで共同体の繁栄が期待されたのであった。すなわち、共同体の来訪神信仰との関係のなかで「異人」を理解すべきであるということを示唆したわけである。

 <異人・生贄・村落共同体>

すなわち、「異人」をめぐるテーマを検討していくと、その一角に「生贄」のテーマが現れ、逆に「生贄」のテーマをめぐって考察を進めていくと、その一角に「異人」のテーマが現れてくるからである。そして、この二つのテーマを媒介しているテーマが、「人身供犠」(人身御供)もしくは「異人殺害」という説話的・儀礼的モチーフであると言えよう。

 旧来の神に代わって山王社に祀られることになったのは、いかなる「神」なのだろうか、ということである。ここでの文脈で言えば「農耕神」としての山王神ということになるだろう。「しっぺい太郎」の昔話でいえば、外部からやってきた旅の僧などの「異人」や「人間の側の犬」が、そこに祀られていることになるはずである。

 <「異人」と「家」の盛衰

・その物語の一つが最近まで民間に流布していた、次のような物語である。これを私は「異人殺し」伝承と名づけた。「異人殺し」伝承は、怪異・怪談そして恐怖といった要素がたっぷり詰まった伝承である。

  旅人(六部や座頭、巡礼、薬売り)が、とあるムラのとある家に宿を求める。その家に泊めてもらった旅人が大金を所持していることに気づいた家の主人が、その金欲しさに、旅人を密かに殺して所持金を奪う。この所持金を元手にして、その家は大尽になる。だが、殺害した旅人の祟りをうける。

 

 

<●●インターネット情報から●●>

 ・柳田國男をウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)でみますと、

柳田 國男(やなぎた くにお、1875年(明治8年)7月31日 - 1962年(昭和37年)8月8日)は、日本の民俗学者・官僚。現在の兵庫県神崎郡福崎町生まれで、最晩年に名誉町民第1号となった。没後に正三位勲一等。当時の池田勇人首相が「民間人とはいえ、これだけの人物に瑞宝章では軽い」と発言し旭日大綬章が供えられた帝国憲法下の農務官僚で貴族院書記官長、終戦後から廃止になるまで最後の枢密顧問官に就いた。

「日本人とは何か」その答えを求め、日本列島各地や当時の日本領の外地を調査旅行し、初期は山の生活に着目し、『遠野物語』で「願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ」と述べた。日本民俗学の開拓者で、多数の著作は今日まで重版され続けている。

 


■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

柳田國男に関係する本は現在でもよく出版されているようです。民俗学とは関係のない私たち一般人は、当然詳しくはありません。Amazonに「柳田國男」といれますと336件の書籍、「『遠野物語』」といれますと463件の膨大な書籍がわかります。この当時は、「宇宙人の概念」がメディアにほとんど登場していない頃のようです。当時の警察が「異人」をどの程度、把握していたのかは不明です。異人はオリオン星人だったのかもしれません。平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔と指摘されています。「異人」情報は、昔から警察のごく一部が握っているのかもしれません。柳田国男は当時の警察の「異人」の情報を調べなかったようです。柳田国男は『遠野物語』は民衆の作り話ではなく事実だと述べています。

 

・(2017/12/16)、「米紙ニューヨーク・タイムズは16日、国防総省が「高度航空宇宙脅威識別プログラム」と呼ばれる取り組みでUFOの調査を2012年まで5年間行っていたと報じた。今回公開された映像も調査の対象だった」と報道されました。アメリカ空軍の士官学校の教科書には宇宙人の種類が載っていると指摘されています。アメリカ空軍は133種類の宇宙人を確認しているそうです。戦後、米軍内部では異星人が混じっていたいう話もあるようです。そこで、公開する情報は、アバブ・トップシークレットとは全く別の情報になるようです。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。イルミナティの空飛ぶ円盤はタイム・トラベルができ、「米軍の将軍が同乗していた」そうです。「いざ就任すると、この話題には関与せずという概要が出されるのだ。こうした態度は“大統領の黙秘症候群”と呼ばれている」と語られています。「政府の中に政府があってアメリカ大統領といえどもコントロールできない」といわれます。

 

 

柳田國男や『遠野物語』は、外国人も研究の対象にしているようです。『遠野物語』や遠野地方に興味を持つ外国人も増えているのかもしれません。やはり外国人の目からみた評価は、日本人のそれと違って、特色があるようです。「柳田は常民の目から、戦後の日本を高く評価していた」ということです。「農地改革」も敗戦でないと実現ができないことだったようです。また、戦後の占領軍の占領政策が、日本の「民主化」をうながしたことは事実のようです。日本国憲法にしても占領軍から与えられたものと酷評するむきもありますが、ポジティブな面も大きかったようです。しかし、現代では世界基準から見て「普通の国」に日本を変えていく力が強まっているようです。日本が「普通の国」になっていくということは、自衛隊員の死傷者が増えていっても「やむをえないこと」と認識することのようです。しかし、歯止めを失うとアメリカの要請もあり「限界のない状況」になるのかもしれません。アメリカも「世界の警察官」として、多くの米兵の死傷者を出してきたからのようです。「普通の国」への方向に進みますと、米軍との共同作戦による歩兵の大量出血が強要されることになるでしょうか。

 ・中世ヨーロッパの伝承にも、多くの「取り換え子」の伝説があるようです。また中世のドイツでは領主の多くが異人だったそうです。実の親を探している異星人の物語や話は少なくないそうです。ファンタジー物語も実の親を探し求めて、長い旅に出るというのがあるそうです。「かぐや姫」のように異星人か神様の子供をもらった伝承も多いそうです。人間の感情や感覚に反する世界が異人の世界だそうです。人間を創った山の神には人間の感覚が通じないのでしょう。地球の人間が、あまりにレベルが低すぎて、「宇宙連合」に参画できないと従来から言われてきたそうです。

 ・異人との異類混血のパターンも様々な形態があるようです。スター・ウォーズの原因が異類混血であるという説もあるそうです。異星人のアブダクション(誘拐)も人体実験のほかにいろいろな理由があったようです。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。超太古に神々が人間の女と交わり、人々の数を増やしていったという神話もあるそうです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球だそうです。ネガティブなシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるともいわれます。

 ・これらの異人と言うのは、天狗などを部下にして使う、異次元のオリオン星人のように思えます。異次元の「あの世」とこの世を様々な形態で往来しているようです。日本には太古から、プレアデス星人やリラ星人、シリウス星人などが飛来していたようです。「源氏がシリウス星人の末裔、平家がプレアデス星人の末裔」と言う説もあります。オリオンやプレアデスに多くの日本人が住んでいるという法螺話もあるそうです。ネガティブなシリウス星人は邪悪なオリオン星人とも言われます。オリオンの邪体霊がモンスター・タイプの生物や人間を遺伝子操作などで作ったそうですが、それで神に嫌われたそうです。ネガティブなシリウス星人やオリオン星人は堕天使ルシファーのグループのようです。意外に思いますが、堕天使ルシファーやサタン(悪魔)と言われるリラ星人は、遺伝子科学者のグループの名前だそうです。 彼らはある種の遺伝子実験に反対したグループで、それ故に対立抗争が起きたようなのです。

 ・ハリウッド映画に『猿の惑星』と言う映画がありましたが、猿顔で人間タイプの異星人がいるそうです。ケンタウルス座α星人は、猿が人間になった外見の者もいるようです。インドの神話でも猿顔の神様がいます。こういった種族との遺伝子操作による実験に抵抗する勢力があるそうです。リラ星人のコンタクティのクロード・ボリオン・ラエルは、米国でクローン実験を行い社会問題を起こしたそうです。コンタクティの中にはキリスト教会の道徳に反する者もおりトラブルになるようです。未来透視のマクモニーグルによると「伝子操作には問題もつきまとう。2022年から2028年の間に、ある女性科学者は自らの肉体を使って悪夢のような存在を生み出し、法廷で裁かれるだろう(生命はその後も生き続ける)」とのことだそうです。遺伝子操作でモンスターが生まれることを政府は厳禁することでしょう。

 ・ポリネシアなどの南太平洋の島々の異人や神人の伝承は、多いのですが、それに似た伝説は、世界中にあるそうです。つまり、異人や神人が古代の原住民の生活様式のしきたりの起源を創ったようなのです。性的な習俗も異人が始めて、人々に教えたともいわれます。

 ・南太平洋諸島の多くの伝承やUFO目撃談、カーゴ・カルトなどの存在は、異人が原住民に部落生活、社会生活などのしきたりを教えたことが窺われます。

 日本でも「異人」の伝承は多いのですが、柳田國男が明治43年に発表した『遠野物語』の異人の伝説には、明治時代の頃の遠野地方にうごめく異人の姿があります。「真っ赤な顔の異人」は目立ちましたが、現代では、異類混血等で一般人と区別がつかないようになっているのでしょうか。現代の異人の情報もメディアで報道されないと、私たち一般人には、何も理解できないでしょう。「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。−遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。−遠野物語第八話」という「異人」はオリオン星人だったようです。

 ・「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうですので、記憶の甦った人が異星人で、その差は少なくなっているようです。異次元に存在するといわれている異星人の存在は、精神世界の話になってくるようです。「異星人はとうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視・調査し社会生活をしている」そうですが、現代のメディアでも把握できないようです。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)等」が、エリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。エリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。グレイには、「ビーガン。シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ」、「ゼータ・レティクリ1。地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ」、「ゼータ・レティクリ2。遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕」等がいるといわれます。宇宙人「グレイ」の故郷もベテルギウス(オリオン座の恒星)なのだといわれます。

 ・江戸時代に天狗に連れられて異次元世界に行った仙道寅吉という少年によると、「天狗は位が最下層であり、最上位の階層には山人や山の神がいる」そうです。またオリオン星人はエジプトのピラミッドにも関係しており、厳格なピラミッド状の階層組織があるそうです。神々には厳格な階層があるといわれています。それに対してプレアデス星人は比較的緩やかな階層社会があるようです。天狗や異人も人間化して、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)のように様々な形態で、社会生活をしているようなのです。「神々は憑依などで市井のひととなり普通の生活をしているので誰も識別できない」そうです。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」ともいわれます。「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」ともいわれます。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。

 ・米国に登場したメン・イン・ブラック(黒衣の男たち)はオリオン星人だそうですが、「オリオン星人は階級意識の強い宇宙人種族」のようです。グレイのようなバイオロボットを召使・部下に使っているのかもしれません。メン・イン・ブラック(黒衣の男たち)は、「この世のものとは思われない美男子」ではなく容貌魁偉か人間とは少し違った容貌だったそうで、UFO研究者を脅す悪者のイメージでした。しかし、ハリウッド映画の「MIB・メン・イン・ブラック(黒衣の男たち)」では、宇宙警察のイメージでした。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまったともいわれます。「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」とクラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロが述べています。そして「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」とも語っています。

 ・オリオン星人のトップは、いわゆる神々なのかもしれません。神々といっても魔神なのかもしれません。魔神の存在が「人間が障害者の子どもを持つ原因だ」という説もあるそうです。「河童=宇宙人」説が出始めてきておりますが、「異人=宇宙人」説はまだのようです。そもそもアバブ・トップシークレットのためか、「宇宙人やUFOの存在を主張する学者」はまだ少ないようです。

 ・米国のように国家の総力を挙げて異星人文明や超テクノロジーを入手すべきでしょうか。日本でもプレアデス星人とのコンタクト話があるようですが、国家の総力を挙げて「プレアデス星人の文明や恒星間飛行技術の「超テクノロジー」を入手すべきだと思いますが。宇宙連合とコンタクトすれば神々ともコンタクトできるらしいのですが、アバブ・トップシークレットのためその存在も否定されているようです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」は米国の一人勝ちでしょうか。ちなみにハリウッド映画「猿の惑星」のような顔が猿の宇宙人(神)も存在するそうで、インド神話でも猿の神様(ケンタウルス座α星人)の神話があるようです。昔は猿の神様(ケンタウルス座α星人)との異類混血が恐怖であり、人身御供とされたのでしょうか。

 ・私たち一般人は、学者ではないので日本におけるさまざまな「神」についても詳しくは知りません。「ウィキペディア(フリー百科事典)によりますと

 「山王信仰(さんのうしんこう)とは、比叡山麓の日吉大社(滋賀県大津市)より生じた神道の信仰である。日吉神社・日枝神社(ひよしじんじゃ、ひえじんじゃ)あるいは山王神社などという社名の神社は山王信仰に基づいて日吉大社より勧請を受けた神社で、大山咋神と大物主神(または大国主神)を祭神とし、日本全国に約3,800社ある。神仏習合期には山王(さんのう。山王権現、日吉山王など)と称され、今日でも山王さんの愛称で親しまれている。猿を神使とする」とのこと。猿の神様(ケンタウルス座α星人)とのコンタクトもあったのかもしれません。

 ・「異人」の正体が解らないのは、ウォークイン(異星人の憑依、人格転換された人間)やワンダラー(転生)のような人が分からないのと同じではないでしょうか。フリーメーソンのようにその実体は不明で手法は巧妙なようです。フリーメイソンリーは発祥がシリウス星人とも関係があったといわれ、現在では表向きは秘密結社ではなく、一般に公開されていますが、その根本的なところは秘密のまゝだそうです。「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのである」と指摘されています。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。 

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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャン発表しましたバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」

「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」

「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

 

グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド

 

 

 

 

マレビトは魂の故郷であるニライカナイから、境界を踏み越えて、こちらの世界にあらわれる。(1)

  • 2018.01.07 Sunday
  • 19:26

 

 

『虎山に入る』

中沢新一   角川書店  2017/10/27

 

 

 

「内側から」描かれる歴史—―柳田國男『海上の道』

・九学会連合大会(1952年)で話された柳田國男の「海上の道」という講演は、その場にいた多くの研究者に衝撃を与えたばかりでなく、その後活字になってからは、一般の人々にも少なからぬ影響を及ぼし、ここから日本人の起源をめぐる探究が、新しい段階に入ることになったことはまちがいない。柳田國男の残した多くの学問的仮説の中でも、この講演で提示されたものほど射程が大きく、たくさんの領域を巻き込んで、後世に実り豊かな成果をもたらしたものも少ない。このとき柳田77歳、おそるべき気迫である。

 この講演で柳田國男は、稲作民族としての日本人の南方起源説を提出した。稲作の技術をもった中国江南地方の人々が、宝貝という貴重品を求めた海上に乗り出し、島伝いについに日本列島にたどり着いた、という壮大な仮説である。

 

・それにもまして興味深いことは、その頃兵士としてかの地に赴いた日本人のふつうの庶民の証言類や文学者の書き残したものや流行歌(ここには戦後まもなくはじまった水木しげるの漫画表現なども含まれる)などを調べ直してみると、そこに「原郷としての南方」という幻想が、当時の日本人の無意識の中に強くいだかれていたことが感じられるのである。南方への軍事的進出はむろん政治経済の次元に属している問題だけれど、その行動の奥に、日本人の原郷としての南方という幻想が潜んでいたことを否定するのはむずかしい。

 

かわって読書界で流行したのが「騎馬民族説」である。民俗学者の江上波夫らによって主張されたこの学説は、日本列島の先住民が騎馬の軍団とすぐれた鉄の武器を携えた北方からの移住者によって征服されることによって、日本という国ができたことを主張した。騎馬軍団の遺構や征服戦の跡が発見されていないことなど、老古学的にはきわめて薄弱な根拠しかもたない説であるにもかかわらず、この説がいっとき一世を風靡したのには、戦後アメリカの占領下にあった日本人の自虐的心情が映し出されている。

 

そういう時期に、柳田國男のこの講演はなされたのである。柳田國男は人々の目をふたたび南方に向けて開こうとした。稲作の技術を携えて日本人の列島にやってきたのは、いったいどのような人々であったのか、彼らが稲作りの技術といっしょに運んできた宗教や習俗はどんなものだったか、こうした問題の解決を、柳田國男は南方から島伝いに列島に渡ってきた人々のうちにみいだそうとした。それほどの航海に乗り出していった人々は、航海技術に巧みな「海民」でなければならないはずである。彼らは稲作の技術も持っていて、農民の先祖となった人々でもある。海民にして農民—―それが日本人の原初の姿であると、ここでは考えられている。

 

・そのさい柳田國男は世間でよく言われているような、朝鮮半島からの移住者が、最初に稲作の技術をもたらしたという説をとっていない。九州北部の弥生系の人々の遺構が、朝鮮半島南部の稲作文化との多くの共通点をしめしているにかかわらず、それよりさらに以前におこったはずの出来事に、柳田は照準を定めている。柳田國男は、日本列島における稲作が、稲作技術そのものの発祥の地である、揚子江下流域から直接にもたらされたと考えたのである。

 当時としてはとても大胆なこの考えは、現代の考古学の知見に照らしてみても、多くの真実を含んでいる。

 

ムスビの神による人類教

・それはマレビトが境界に関わる神だからである。海人は海の彼方を見つめながら、そこに魂の原郷を見ていた。人はそこからやってきて、そこへ帰っていく。だからそこは、これまでこの世にあらわれたすべての先祖がいる場所であるし、これから生まれてくるすべての生命の萌芽が集まっている場所でもある。日本列島にたどりついた海人が、内陸部に入って住むようになると、その魂は山の奥に考えられるようにもなった。

 しかし、その場所は現実の空間の中では、どこそこに「ある」とも「ない」とも言えない。現実の空間にとっては「ない」も同然だが、その原郷がなければ現実の世界もなくなってしまうような場所である。そこで人が唯一できることと言えば、目に見えない境界を越えて、これらの世界に渡ってくることによって、原郷の息吹を伝えてくれるマレビトのような存在を考え、考えるだけでなく表現までしてみようとすることである。

 

マレビトはこの世ともあの世とも言えない境界上の存在である。いやマレビトが境界そのものの表現になっている

・こうして日本の神社体系に属する神々が、純粋に霊的な存在(こうした神々は名前しか持っていない)であるのにたいして、マレビトの概念を表現する神々は、植物装置で全身を覆ったり、おそろしげな仮面を着装して登場してくることになる。そうして出現したマレビトは、人々の前で舞い、踊り、身体から音楽を出す。マレビトは境界性そのものの表現として、物質性と抽象性と具体性、絶対の沈黙と音楽性といった、さまざまなレベルの異なるふたつのものをあわせ、まじりあわせている。その意味では、マレビト神自身がうず潮なのである。

 

しかし、日本人の神の概念には、マレビトの概念では説明しきれないものがある折口信夫の発展させていったマレビト論にたいして、柳田國男が深い違和感を抱いていたことは、よく知られている。2人の日本人の神についての考え方の違いは、戦後まもなくしてあらわになった。

 

 その頃、文化人類学者の石田英一郎が司会者になって、柳田國男と折口信夫を招いて雑誌のために対談をしてもらった。そのとき日本人の神の観念などという重大な問題について、2人のあまりにも違うイメージを抱いていたことがあらわとなって、多くの読者を驚かせたのである。それについて国文学者の益田勝実はこういう風に書いた。

 日本の神の祖型を、<祖霊>とみる柳田國男と、<来訪するまれびと(ストレンジャー)>とみる折口信夫—―あの深く尊敬し、いとおしみ合った師弟は、晩年になって、おたがいの神についてイメージをぶつけ合ってみて、その根深い違いに驚いたのだった。片や死霊に、片や生身の人間にと、2人の巨匠の神の祖型の見つけ方の違いもさることながら、同時に、この2人の民族学的方法が、思わず知れず飛び越えてしまったものについても、わたしは考えこまざるをえない。

 

・じっさいこの対談で、柳田國男は死霊とも言うことのできる祖霊の中に、神の祖型を見出しているのにたいして、折口信夫のほうは遠くから寄り来るストレンジャーのイメージの中に、神の祖型があると主張して、おたがいが譲らなかった。しかしよく考えてみると、マレビトも祖霊であり死霊なのである(このことは南島におけるこの神の出現のじっさいに立ち会ってみるとじつによくわかる)。ただその祖霊=死霊が活動する空間の構造が、2人の間では違っている。

 

だからマレビトの中には、死霊と生身の人間がぶつかりあって、まじりあっている。ところが柳田國男の考える神の祖型においては、なまなましい死霊がしだいに清らかな祖霊に浄化されていくという思考の運動のほうが前面に出てくる。山裾に埋葬された死者の霊は、はじめのうちは死霊として山に留まっているが、子孫たちに大事にされているうちに、しだいに静かで清らかな霊に浄化され、村の背後の山の上から子孫の暮らしを見守る神へと変化をとげていく。そのような祖霊の考え方を祖霊として、しだいに神道の神の考えは育っていった、と柳田國男は考える。

 

・私は柳田國男と折口信夫が取り出してみせた2つの神の考え方のどちらが、ほんとうの日本人の神の祖型であるか、などという考えはとらない。2人がそれぞれに取り出してみせた2つの祖型が「あわさり、まじりあって」、日本人の神はかたちづくられてきた、と私は考えている。その意味では、2つの祖型ははじめから相補的であり、古代や民俗の世界では、この2つが一体となってシステムをつくり、それが複雑な信仰のかたちに展開していた。

 ところが近代になって、国家に結びついた神道というものがつくられると、境界性の側面がひっこめられて、しだいに均質性の原理に単一化された空間の側面ばかりが、前面にあらわれてくるようになった。

 

このことは、とくに南東の神々のことを調べてみると、はっきり見えてくる。そこでは重要な神々はいずれも祖霊となんらかの関係を持っている。村の中には御嶽と呼ばれる聖地があって、女性の祭祀者がお祀りをおこなっている。御嶽の神さまは村を創設した先祖の霊と深い関係を持っていて、場所によっては御嶽自体がそういう先祖の御殿だという考えも保たれている。先祖霊でもある御嶽の神は、森厳な不入の森の中にいて、村の生活を守ってくれているのである。

 

ところがマレビトの出現の日が近づくと、すべてががらっと様相を変えるのである。それまでは御嶽の神と女性祭祀者を中心にして動いていた村の暮らしが、ドラスティックな変化を起こす。共同体の機能が停止して、全体の組織の組み替えがおこなわれる。マレビトを迎えるにふさわしい特別な構造への、生活全体の組み替えがおこなわれるのである。マレビト用の新しい組織は、本土で発達した「講」や「座」に対応するもので、共同体の構造原理とは異なるより自由で平等主義的な「組合」の組織へと、自己変容をとげていく。

 こうしてできあがったマレビト組合が厳かに待つ場所に、森の中から仮面の神が出現してくるのであるマレビトは魂の故郷であるニライカナイから、境界を踏み越えて、こちらの世界にあらわれる。マレビトの身体には物質性があり、その体でもって踊り、走り、予祝の呪言を語ってから、ふたたび境界の向こうに去っていく。マレビトはあらゆる意味で境界的である。

 この神さまの中には、物質性と霊性、身体と名前、「ある」と「ない」、不浄と清浄、パロール(女性祭祀者がおこなう神への呼びかけ)とエクリチュール(杖で打つ、泥を塗るなどして、身体への刻み付けをおこなう)のような、さまざまなレベルでの異なるもののまじりあいがおこっている。その境界的な神を、同じように自分を境界的な形に変容させた人間の側のマレビト組合が、迎え入れ歓待するのである。

 

 

 

『熊を夢見る』

中沢新一   角川書店  2017/10/27

 

 

 

<小さな、過激な本—―柳田國男『遠野物語』

・大学生の頃、私は南九州の甑島(こしきじま)で、民俗学のフィールドワークをおこなっていたことがあるが、その時、リュックサックの中にはいつも、この『遠野物語』の文庫本を、突っ込んで歩いていた。

 理由は2つあった。1つは気分の問題に関わっていた。その頃の私にとって民俗学は、地球上から永久に消え去ろうとしている一つの文明の、最後の目撃者になるという、今考えるとちょっと気恥ずかしい、ヒロイズムを満足させてくれる学問として、意味をもっていた。

 

・そういう私にとって、「この書を外国に在る人々に呈す」という、じつに過激なエピグラフを冠したこの本は、ほとんどバイブルみたいな意味をもっていた。『遠野物語』を書いた頃の若い柳田國男にとっては、自分のまわりにいる知識人たちの多くが、まるで「外国にある」人たちのように見えていたのだろう。日本人なのに、この列島で長い時間をかけて醸成されてきた、深々とした伝統の暮らしや物の考え方に、目をむけることがなく、いたずらに西欧の文明を促成栽培しようとしていた、当時のエリートたちに反発をいだいていた彼は、『遠野物語』という時代の流れに逆行するような不思議な本を出版することで、自分の独立精神を表明したかったのだ。私は、そういう柳田國男のほとんど反時代的な独立精神にあやかりたい一心で、いつもこの本を持ち歩いていた。

 

・柳田國男がこの本を出版した当時は、彼がそこに描いている世界は、まだ生々しい呼吸を続けていた。近代日本は、それを残酷に否定しながら、前進しようとしていた。だから『遠野物語』の出版という行為は、激しくまた生々しい批判の意味をもつことができたのである。つまり、『遠野物語』に描かれている世界は、まだ前進しつつある近代との、激しい最後のたたかいに、敗北しつつあったのだ。

 

・『遠野物語』の出版は、彼にとって、生々しいたたかいとしての意味を、持っていた。民俗学を勉強していた時、私はこの学問に、若い柳田が直面していたような、緊迫した感覚を保ちつづけていたい、と感じていた。『遠野物語』は、そういう私にとっては、緊迫した状況の臨場感を再現する、すぐれたルポルタージュ文学であり、たたかいへの意志をエレガントな形で表明する、みごとなマニフェスト文学として、大きな意味をもっていた。

 

・もう一つの理由というのは、『遠野物語』がはっきりと、言葉と大地のつながりを語っていることに、関係している。この本に集められた話のほとんどすべては、具体的な土地に結びつけられて語られている。山男が現れたのは、六角牛山のどこの地点であるのか、座敷童子がいる家は、どこの村の誰の家なのか、神隠しにあった子供が消えてしまったのは、どの村のどの土蔵の陰なのか、どの話もそれをはっきりと確定しようとしている。

 

・じっさい、村でフィールドワークをしていると、そのことが明確にわかってきた。村の人々は、たくさんの物語を伝承していた。しかしそこには、ポータブルなものとして、よそから運び込まれた物語と、具体的な土地に内属している物語との、明瞭な違いが存在している。人々はポータブルな物語は、エンターテインメントとして楽しむが、土地に所属している物語は、自分たちの歴史感覚を表現するものとして真剣に語ろうとしている。抽象化されない、生きられた時間が、そこには息づいているのだ。

 私は『遠野物語』を、村の人々のいだいていた、そういう歴史感覚を表明する物語として、読んできた。いままでの歴史学は、柳田國男がこの本をとおして強調しようとした、そういう歴史感覚に触れてこなかった。自分の国の歴史を語りながら、そういう学者たちは、やっぱり「外国に在る」ままなのだ。柳田國男は、この小さな本をとおして、そういう歴史学を転倒しようとしたのである。その意味でも、この本は、じつに過激な書物なのだ。

 

<ダンテのトポロジー

ダンテは西暦1300年の4月8日夕刻から翌9日の日没直後までの、ほぼ一昼夜をかけて地獄への旅を体験している。そこから煉獄、天国への旅が途中とぎれることなく連続しておこなわれていることから推定すると、『神曲』という作品のもとになった驚異の体験は、地獄下降のその日から数えておよそ2日か3日の間に起こったと考えることができる。これはシベリアのシャーマンが成巫のためのイニシエーションにおいて真正のトランスに入り、再び意識を取り戻すまでに要する時間にほぼ等しい。

 

・この地獄の構造を下方に向かえば向かうほど、そこで苦しんでいる人々の魂と身体は、物質性の重みに引きずられ押しひしがれている。身動きもままならず、あらゆる運動性が滞っていく。漏斗状の構造の最深部において、ダンテたちは傲慢の大悪魔(元大天使)ルシフェルの姿を見る。逆さになったルシフェルは氷漬けされていて、わずかに口や翼を動かすことしかできないそのルシフェルの毛脛に取りすがって足へとよじ上って、脇を通り抜けるとき、ダンテたちはつぎのような奇妙な動きをとることによって、地獄から抜け出ていく。

 

そのルチフェロのふとった腰の骨のあたり、正しくは腿のつけ根へ

わたしたちがたどり着いたとき、

師はやっとの思いで、苦しそうに

引っくりかえって、頭を足の方へさかさまにつけて、

毛にしがみついて昇るようなので、

わたしはまた地獄へ逆もどりするのかと思った。

と、師は疲れ果てた人のように、あえぎあえぎいった。

「しっかり摑まって。こんな梯子でもなければ、いっさいの悪から逃げだせないのだから

 

ボッティチェリの描く『神曲』挿絵では、アニメーションを思わせる連続画法によって、大悪魔の脛毛をつかみながら空中を回転しているダンテとウェルギリウスの姿が描かれている。その絵を見るとどうやら、重力の中心部でもある地獄の最深部で空間そのものがくるりと裏返しになり、そこから一瞬にして地獄を完全に抜けて煉獄が出現する仕組みになっているらしいことはわかるのだが、ダンテの描写だけでは、そこがどういう空間の構造になっているのかを想像することはなかなか難しい。

 

・ダンテは自分の体験したヴィジョンを、ユークリッド幾何学の枠組みを使って表現しようとしているために、じっさいに地獄の最深部がたちまちにして煉獄山の麓につながるという構造を、うまく表現できないでいる。しかしこれを現代幾何学の知識に属しているクラインの壺の構造を利用してみると、裏が表に反転する地獄から煉獄への道行きは、もっとうまく表現できるようになる。氷漬けのルシファーがいる地獄の最深部で、表が裏に、外が内に反転を起こしているのである。

 地獄の住人の心は、外に現出している幻影を客観的な現実と取り違え、それに執着をおこすことによって大きな罪をなした。この罪を浄化するために煉獄山にとりかかった者たちは、心を外的現実にではなく、自分の内面へと反転させていかなければならない。

 

ゆえに、ダンテの前にも後にも、天国をここまで完璧に描出しえた詩人も作家も、1人としていないのである。

 それをダンテは実現したのである。天国での上昇のプロセスに合わせて、ダンテを包む空間の構造とそこを棲家とする天使たちの種類や運動形態が、つぎつぎと変化していく。天使のそれぞれにわりふられた叡智的知性の性質にしたがって、空間の構造そのものが変容していくのである。

 

ここに描かれている天国は、私たちの世界の外の、どこか超越的な異世界にあるのではない。天使は私たちの心の内面空間にある。(それどころか、地獄も煉獄もじつは私たちの心の内面空間にある。まばゆい光をたえまなく放出し、人間の意識などがとうてい及ばない高速度で天使的存在が運動している空間とは、私たちの心の内奥に潜む内面空間そのものにほかならない。

 

・『神曲』は中世までに蓄積された人類の叡智と知識の一大集積体である。ダンテの時代までに蓄積された叡智と知識を一つの構造体にまで構築しえた。それは奇跡のような知と信仰の超構造である。しかし『神曲』をつくりあげようとする知的作業のおおもとになっているのは、ダンテがじっさいに体験した魂の巡歴の旅であり、心の内面空間で敢行されたその旅においてダンテ自身が「見た」世界は、諸知識が構成する超構造を越えている。

 

 

 

『「強い日本」を取り戻すためいま必要なこと』

日下公人、田久保中衛、ロナルド・モース  PHP研究所 2013/6/10

 

<「戦後レジームの総決算」

 ・憲法改正、基地問題、歴史認識………日本では、経済(アベノミクス)の変化に加えて民意と社会の大変化が起こるだろう。安倍首相の唱える「戦後レジームの総決算」をやるなら今しかない!やばいアメリカ、瓦解する中国を横目に、いかに強国・日本を取り戻すか?3人のストロング・ジャパン派による緊急鼎談。

 アベノミクスを論じるよりも、強い日本を取り戻そう 日下公人

・このことを心あるアメリカの経済学者は反省して、「われわれはこの何十年間、単にフィッシャーの貨幣数量説の周りを回っていただけだ」と言っている。とくに、アベノミクスと称されるものに欠けているのは、三番目の成長戦略である。

 ・しかし、いままでの「絶対反対!」や「補償金よこせ!」ではなく、形勢観望に変わったとすれば、農政改革はすでに半分成功したと言ってよい。

“攻めの農業”が実現すれば、アメリカは自動車産業保護で受け身に変わるから、安倍首相が得意とする“攻めの外交”に転じる準備が整う。

 そもそも安倍首相の政策は、第1次政権発足時から続く「戦後レジーム(体制)の総決算」の一部なのである。

 <京都はユートピアだった>

・(日下)ところが、日本は平安時代には、その理想に到達していた。天皇は軍隊も警察ももたないのに、平安時代は4百年近く平安のまま続いたのです。

 ・その間、支配者側の天皇や公家たちは何をしていたかというと、文化をつくっていました。歌を詠んだり、物語を書いたり、絵を描いたりして、それらを娘に仕込んでいた。その娘が、他国(地方豪族)への輸出商品となった。京都の流行の文化を娘に教えて、その娘を地方豪族に嫁がせる。地方豪族はありがたがって進物をして娘たちをもらい受け、文化を学びました。

 ・(モース)日下さんが教えてくれた安倍首相のルーツ、アイデンティティによると、2千年、縄文まで遡れば1万年という日本の歴史が、彼の受け継いできたものにすべて組み込まれているわけですよね。

 ・たとえばハンチントンは『文明の衝突』のなかで、世界の文明は宗教で衝突するようになるだろうと書いています。でも日本は多神教、八百万の神です。それも先祖崇拝だけではないんですよ。土着信仰、原始的なシャーマニズムがあるし、キリスト教や仏教以前のアニミズムまで残っています。

 日本にはそういう特別で複雑な多重精神構造がある国です。安倍氏がそれを理解してくれていればいいのですが、おそらく明治の指導層はわかっていなかった。その抵抗の意味も込めて、柳田國男は『遠野物語』を書いたのです。

 <柳田國男とグリム兄弟>

・(モース)なぜ柳田は『遠野物語』を書いたのでしょうか。ヒントは序文のなかにあります。「この話はすべて遠野の人佐々木鏡石君より聞きたり」という書き出しがグリム童話と同じなのです。明治時代の日本ですでに翻訳が出ていました。柳田は遠野出身の佐々木鏡石と会って話を聞き、それを文語体にして文学作品にまとめて発表しました。これもグリム童話と同じ手法です。

 ・1812年にグリム兄弟が、なぜグリム童話を書いたのかというと、ヨーロッパはキリスト教が広まると、それまであった地域や文化が衰退していきます。カトリックという言葉は「普遍的」という意味です。カトリックが宗教的にも文化的にも支配的になると、民族固有の文化は伝説のなかであるとか、古い宗教というかアニミズム、民間宗教のなかにかろうじて残されることになった。

 当時のドイツはプロシアを中心に、ドイツ語を話す人たちによるドイツ帝国ができかけていた頃で、グリム兄弟はいまのうちに伝説のなかに残っているアニミズムを記録しておかないと、民俗の歴史や記憶が完全に消えうせてしまうと考えたのです。そこで彼らは伝説、童話の収集に乗り出しました。

 ・(日下)そうして出てきた学問がfolklore(民俗学)とethnology(民族学)の二つですね。民族学は人類学に近い。自分の国のものを研究するのではなく、文明国の研究者が他所の国へ行って、未開の人種について研究する。自分の国の伝承文化を研究するのが民俗学という考え方です。

 民族学が発達したのは植民地経営の手法に使えたからで、ヨーロッパの列強はこうして海外侵略に出て、略奪した資本で近代化を成し遂げました。産業革命で資本を蓄積したのではありません。植民地から奪ったのです。

 <『遠野物語』の異議申し立て>

・(モース)日本も台湾などの植民地経営をするようになって、列強の仲間入りを果たそうとします。外向けに日本を説明しようという新渡戸の『武士道』に対して、地方の日本の精神構造は「違う」と異議を申し立てるために、柳田は『遠野物語』を書こうと決めたのではないかと私は思っています。

 ・『遠野物語』の序文に、「この書のごときは陳勝呉広のみ」という一文があります。この陳勝呉広というのは、紀元前209年に、中国で反乱を起こした二人のことで、彼らは中国史上初めて農民革命を指揮した人たちです。

 柳田國男は『遠野物語』を明治政府に対する革命的な本と考えていたんですよ。彼は、農民や社会の底辺にいる日本人を「常民」と呼んで、支配階層ではない名誉も肩書きも権力もない普通の日本人の意味で使っています。

 粘菌を研究した南方熊楠とも交流があり、二人は明治政府のやり方にかなり反発しています。常民の日本精神を政府は軽視しているということです。

 明治憲法と日本国憲法との関係で言えば、柳田は天皇制に反対でした。『遠野物語』のなかに天皇は登場しません。

 ・柳田は日本国憲法の象徴天皇制に賛成し、教育勅語についても、日本人の考え方ではないと反対しています。

 それと宗教の自由を喜んでいます。彼は明治政府の宗教政策、とくに神社の整理合併政策である神社合祀令に大反対でした。村々にある神社を整理合併して、国家神道の天皇組織をつくると、共同体の結びつき、普通の日本人の精神構造が崩れてしまうと考えたからです。

 

もう一つは農地改革です。柳田は農商務省の役人で、常民である小作人のことを思って地主制度に反対でしたから、戦後の農地改革を評価していました。柳田は戦後の日本が、明治以前の昔の日本、日本人に戻ると考えていたようです。

 <柳田は常民の目から、戦後の日本を高く評価していた>

・柳田の考え方は、日本には明治時代よりずっと昔から、多層な精神構造があるというものでした。伝承文化や地方文化を学んでいくと、縄文時代から生き残っているものが見つかるのです。さらに平安時代からのものが、その上に積み重なっている。

 日本の近代化がいつ始まったのかは明確に区切れません。少なくとも明治ではない。鎌倉時代か江戸時代、ひょっとしたらすべてが連続して境目自体がないかもしれない。そう考えていたと思います。

 そうすると明治・大正・昭和というふうに歴史を分けることに、たいした意味はないということになります。日本の大学で教えている歴史学は間違っています。

 危険水域に入った格差大国

・ジニ係数が0.4になると、不満が爆発する危険な水域と言われています。

 2012年、中国の新聞各社が「中国のジニ係数は0.61」と書きました。これも昔の中国ではありえなかったことです。一党独裁といえども、中間層に耳を傾けなければならない状況が進行しつつあるのではないかと思います。

 <NICが描く4つのシナリオ>

・(田久保)アメリカのNIC(米国国家情報会議)では、さまざまな国の10年か20年後を予測した報告書を出していますが、今回、中国について4つのシナリオが出ていました。

 現状が続くというのが、第1のシナリオです。中国の現状は、四面楚歌で、周辺国から完全に孤立しています。このような状況下で、指導部が13億人をまとめていくためには、生活水準を下げるわけにはいかない、ということが大前提になります。つまり、経済規模は小さくできません。しかもナショナリズムをさんざん煽ってきましたから、外に対して強く出ないと自分たちの立場が保てないのです。

 

アジア全域から米軍が撤退した場合、中国の力が圧倒的に強くなり、アジアで支配的な勢力になるというのが第2のシナリオです。

 第3のシナリオはアメリカだけでなく、ほとんどの国が希望しているシナリオです。中国が中産階級の人々の声に耳を傾けるようになると、次にこうした新しい階層を代弁する党ができて、共産党一党支配ではなくなり、複数政党になるかもしれない。そうなれば独裁政権が一気に崩壊するハードランディングは避けられ、ソフトランディング(軟着陸)して民主化へ向かうというシナリオです。

 第4のシナリオは危険なシナリオです。先ほど述べたように、中国は国内の不満を解消するために外に対して強く出ざるをえません。ところが、アメリカのような国は、「何を!」と反撃します。日本は、安倍首相以外は、殴られっぱなしで、お詫びをし、お金を出し、譲歩に譲歩を重ねて、まるでサンドバック状態でした。相手が図に乗ってくるのは当然です。

 でも日本にも我慢の限界がありますからね。日本が強硬な姿勢に転じれば、中国の指導部は行き詰ってしまうでしょう。すると国内の不満を散らすために、たとえば尖閣のようなところで危ない冒険をするのではないか。その場合、中国は内部の崩壊に向かって進んでいくだろうというのが、第4のシナリオです。

 第3になるのか、第4なのか、私自身もまだよくわかりません。NICは次にまた新報告書を出すでしょう。次の報告書に注目したいと思います。

 

石巻では、車を運転中に人にぶつかった気がするという通報が多すぎて、通行止めになった道路もあると聞いた。まるで都市伝説のような恐怖体験だが、当時はこんな話は掃いて捨てるほどあったのである。(2)

  • 2018.01.03 Wednesday
  • 00:42

 

 

『哀史 三陸大津波』  歴史の教訓に学ぶ

山下文男     河出書房新社  2011/6/17

 

 

 

繰り返される『大量死』の恐怖  「東日本大津波」を体験して

・すぐる3月11日(2011年)の東日本大津波は、死者2万人以上という過去の三陸津波史の中でも最大級の巨大津波であったことを示している。

 

「三陸海岸は日本一はおろか、世界一の津波常習海岸」とまでいわれた恐怖の津波海岸。

 

 こうした難しい地域事情の中で、実際には観光への否定的影響を考え過ぎて住民への津波防災教育を中途半端、乃至は軽視してきたことが大被害の背景としてまず問題になる。

 岩手県の場合、これには誰よりも県当局と行政に責任がある。このことを率直に反省し、腰を据えて防災教育に取り組まなければ、将来、またも同様のことを繰り返すことになりかねないと私は心配している。

 

・三陸津波史の特徴は、強烈なパワーによる大量死と遺体の海の藻屑化、そして「体験の風化に伴う悲劇の繰り返し」だと言われつづけてきた。

 

・今回も、互いに助けあおうとしての共倒れ、津波のスピードと引き潮の猛威を無視した逃げ遅れ、一度逃げたのに物欲のため家に戻って折角の命を失ったケース(私の親戚などそのため二人も溺死している)等々、明治の津波や昭和の津波の後で数え切れないほど体験した悲劇がまるで新しいことでもあったかのように住民たちによって語られ、連日紙面を埋めている。

 今回こそ、こうした風化現象にはっきりとした歯止めをかけなければならない。

 

<哀史 三陸大津波>

<「津浪常習海岸」の「宿命」>

・三陸沿岸一帯を襲った明治以降の初めの大津波は、三陸沖を波源とする明治29年(1896)6月15日の大津波であった。被害数は文献によって異なるが、比較的実数に近いと思われるものによると、死者は岩手県1万8158人、宮城県3387人、青森県343人、合計2万1888人。流出、倒壊、半壊戸数も三県で8200余戸に及んだ。

 

・次のものは、それから37年後の昭和8年(1933)3月3日の大津波で、前と同様、波源は三陸沖、この時も岩手県で2658人、宮城県で307人、青森県30人、合計2995人が死亡し、三県で約6000戸が流出・倒壊した。

 

・この間、明治30年(1897)8月をはじめ数度にわたる小津波があったと記録されているし、昭和8年の大津波後27年を経過した戦後、昭和35年(1960)5月24日には、今度は遠く太平洋を隔てた地球の裏側の南米チリ沖を波源とする、いわゆる「チリ津波」に襲われている。この時も岩手県で61人、宮城県で54人、青森県で3人、福島県で4人、合計122人が死亡し、4000余戸が流出あるいは全・半壊した。

 

「三陸沿岸地方は古来大津波に襲われることが頻繁」で、貞観11年(869)以来17回も津波に襲われている。これによると平均して60年余に一回襲われている計算になる。

 

・1600年から1970年までの370年間の津波を専門的な方法で分析すると「三陸沖では35年周期」が顕著であると指摘している。

 

実に三陸の太平洋沿岸は津浪襲来の常習地として日本一はおろか、世界一なのである。

 

<狂瀾怒濤一瀉千里の勢い>

しかも、津波の波高は、低いところでも2〜3メートル、8〜10メートルは普通の方で、なかには20メートル〜30メートルと、まるで今日の7階建てー10階建てビルのような高さの波であった。「山のような波」だった、と表現されているのも、あながち誇張とはいえない。

 

 

 

『松下幸之助はなぜ、松下政経塾をつくったのか』

江口克彦    WAVE出版   2010/6/20

 

 

 

個性・持ち味を生かす

・結論を申せば、松下幸之助は職種を増やすことを考慮した政治をおこなうことであり、「お互いの欲望が適正に満たされる社会」が政治の目指す姿だと考えていたようだ。

 

赤字国債の発行に危機感

・それでなくとも国費が膨大に膨れあがっている。戦前と比べるとそれは一目瞭然であり、物価は約1000倍、賃金は1300倍であるのに対し、国費だけが13000倍になっており、一桁違っている。「おかしい」というのが松下幸之助の直感である。

 

<なぜ政府に政治研究所がないのか

・今政治は何といっても一番大事です。しかし、それだけ大事なのに政府に政治を研究している機関がないのです。

 

・しかし、政府直轄の政治研究所はないのです。これが元々間違っています。自民党にしても与党として30年近く政権を担当し、あれだけの活動をしているのですから、専属の研究所があってもいいと思うのです。各議員の方々の体験からくるところの感覚で政治をやっておられるわけです。そういうところに一つの弱さがあると思います。

 

・このかってない非常時をかってない絶好のチャンスとするには、一にかかってお互いが「国難こそ絶好のチャンスだ」とはっきりと認識するかどうかである。

 

<政治が日本の繁栄をつぶす>

<政治の要諦とは何か>

農業にたずさわる多くの人たちが食べることだけが精一杯の貧しい生活状態にあると仄聞している。農民自身も生産方法の改善に努めねばならないが、それ以上になぜ蓄積できないのか、また貧困に甘んじなければならないのかを追及し、その原因を糾していくのが、政治家の責任ではなかろうか。こうした政治の点に政治の貧困を感じていた。

 

<政経塾設立への5つの理念>

1、「百花繚乱の社会」を実現する政治をおこなうべきであるというものである。

2、「人間重視の社会」を実現する政治をすべきだということである。

3、「政治の生産性の高い社会」の実現を考え求めていた。

4、「道義道徳の高い社会」を実現する政治である。

5、最後に一つだけ加えれば「志の社会」の実現ということになるだろう。

 

採用基準は運と愛嬌

<研修の基本方針>

 

1、「自修自得」

2、「切磋琢磨」

3、「万差億別

4、「徳知体の三位一体研修」

 

政治がしっかりしなければ、国民は路頭に迷いかねない。国民の生活を支え、国民の幸不幸を左右する政治が今の姿ではとても安心しておれない。

 

<当面の実現10目標>

・新党の組織、党則を構築する一方、活動方針として「当面の実現10目標」を掲げた。

 

1、所得税一律5割減税の実施

2、建設国債の発行

3、無税国家、収益分配国家の実現

4、 新国土創成事業

5、政治の生産性の向上

6、日本的民主主義の確立

7、多様な人間教育の実施

8、政治家及び官吏の優遇

9、生きがいを高める社会の実現

10、国際社会への真の寄与貢献

 

 

 

『未来を透視する』   ジョー・マクモニーグル

ソフトバンク・クリエイティブ    2006年12月26日

 

 

 

<日本の自然災害>

2010年、長野で大きな地震が起きる

透視結果を見てもうろたえず、注意程度にとらえてほしい。ただし、最悪の事態に備えておいて、何も起こらないことを願おう。こと天災に関しては、透視は間違っているほうがありがたい。

 

<今後、日本で発生する大地震>

 

2007年  高槻市  震度6

2008年  伊勢崎市 震度6

2010年  長野市  震度7

2012年  伊丹市  震度6

 

2018年  東京都  震度6

2020年  市川市  震度6

2037年  鈴鹿市  震度7

 

・噴火や地震にともなって海底では地盤の隆起や沈降が起きる。そして、膨大な量の海水が突然動きだし、衝撃波となって陸地の海外線へと進行する。

 

遠洋ではあまり目立つ動きではないが、浅瀬に入ると、衝撃波は巨大な津波となって陸地を襲い、都市部などを徹底的に破壊してしまう(波の高さはときには30メートル以上になることもある)

 

・内陸へと押し寄せる力がピークに達すると、今度は海に戻り始め、残された街の残骸を一切合財引きずりこんでいく。警告もなしに、突然襲ってくれば被害はとりわけ甚大となる。

 

幸い日本には、優良な早期警戒システムがあるのだが、海底地震が発生して警報が発令されてから、津波が押し寄せる時間は、残念ながらどんどん短くなっている。

 

<日本を襲う津波>

 

2008年夏   11メートル

2010年晩夏  13メートル

 

2018年秋   11メートル

2025年夏   17メートル

2038年初夏  15メートル

2067年夏   21メートル

 

日本は津波による大きな被害を受けるだろう(なお、波の高さが10メートル以上に及ぶものだけに限定している)。北海道の北部沿岸の都市部は特に津波に弱い。徳島市、和歌山市、浜松市、鈴鹿市、新潟市、石巻市も同様である。このほかにも津波に無防備な小都市は数多くある。

 

<土地>

・気象変動とともに、日本の土地問題は悪化しはじめる。沿岸部での海面上昇と、暴風雨の際に発生する大波によって、低地の村落と小都市の生活が脅かされるようになる。堤防や防壁といった手段は効力を発揮しないため、2012年から2015年のあたりまでに多くの人が転居を余儀なくされるだろう。

 

 

 

『口語訳  遠野物語』

柳田國男  河出書房出版社   1992年7

 

 

 

<『遠野物語』>

・『遠野物語』は、1916(明治43)年に出版された日本民俗学の誕生を告げる記念碑的な本。

 

<魂の行方>

・土淵村の助役 北川清という人の家は、字火石(あざひいし)にあります。代々山伏で祖父は正福院といい、学者で著作も多く、村のために尽したんです。

 

・その清の弟で福二という人は、海岸の田の浜へ、聟に行きましたが、先年(明治29年)の大津波にあい、妻と子どもを失いました。その後は、生き残った二人の子供とともに、元の屋敷あとに小屋を作り、一年ばかりそこにおりました。

 

・それは夏の初め、月夜の晩のことでした。福二は、便所に起きましたが、便所は遠く離れたところにあり、そこまで行く道は、波の打ち寄せるなぎさです。

 

・霧の一面に広がる夜でしたが、その霧の中から男女の二人連れが近づいて来ました。見ると女は、たしかに亡くなった自分の妻です。福二は思わず、その跡をつけて、はるばる船越村へ行く岬の、洞穴のあたりまで追いました。

 

・そこで妻の名を呼びますと、女は、ふり返ってにこっと笑いました。男のほうを見ますと、これも同じ里の者で、津波の難にあって死んだ人です。なんでも自分が聟に入る前、互いに深く心を通わせていたと聞いていた男です。

 

・「いまは、この人と夫婦になっています」と、女が言うものですから、「子どもはかわいくないのか」と言いますと、女は、少し顔色を変え、泣きだしてしまいました。

 

・死んだ人と話をしているようには思えず、現実のようで悲しく、情なくなりました。うなだれて足元に目を落としているうちに、その男女は再び足早にそこから立ちのき、小浦へ行く道の山陰をめぐって、見えなくなってしまいました。

 

・少し追いかけてもみましたが(相手は死んだ人なのに)と気づいてやめました。それでも、夜明けまで、道に立っていろいろと考え、朝になってからやっと小屋に帰りました。福二はその後もしばらくの間、悩み苦しんだということです。

 

(明治29年の大津波(明治三陸地震))

・明治29年6月15日(旧暦5月5日)夜8時ごろ、岩手県を中心とする三陸沿岸を襲った大津波のことです。波高は、38.2メートルを記録し、溺死者は2万2千人といわれ、最大級の津波でした。とくに、大槌町では、日清戦争の凱旋記念花火大会が行われていて、一瞬のうちに全滅という惨状だったといいます。

 

<山田の蜃気楼>

・海岸の山田では、毎年蜃気楼が見えます。いつも外国の景色だということです。それは、見たこともない都会のようです。道路をりっぱな馬車がひっきりなしに通り、人の往来もびっくりするほど多いそうです。家の形など毎年少しも違いがないということです。

 

 

 


■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

 

東日本大震災後の被災地での幽霊話は豊富であったと語られています。被災者が、さまざまな霊的な体験をしたようです。被災地の不思議な体験では、夢や携帯電話に関わるものが多いそうです。現代的なオカルト的な話のようです。これらの話も幻覚や幻聴といった話で片づけられることもできますが、その量的な面では無視できないと指摘されています。被災地の「幽霊話」や「霊的な体験」は本になり出版されています。東日本大震災のように一度に多くの人が死亡する場所では、人間の魂を救いあげるために多くの天使が集結すると語られています。これらは昼間の白っぽい幽霊のようなものですが、夢の中で「亡くなった家族」と遭遇する体験も多いといわれます。You Tubeで「東日本大震災」の動画を見ていますと、ヘリコプターからの上空からのビデオに「数体の白いものが空中を動いている」のが見れました。それらは、人間の幽霊体か天使たちのものだったのかもしれません。東日本大震災のように同時に多数の人命が失われた場合、人間死後の世界である「幽界」や「霊界」とこの世が繋がるのかもしれません。そこで、様々な幽霊話や霊的な体験が起こってくるのかもしれません。東日本大震災は、とにかく非常に多くの人々が体感した大地震だったと語られています。

 

映像の時代」ですので、ビデオや監視カメラに「幽霊のようなもの」が多く映るようになりました。もちろん、コンピュータグラフィックス(CG)のものやフェイク(偽)・ニュースもあると思いますが。You Tubeではさまざまな不思議な動画が見られるといわれます。

 

・2016年の「熊本地震」も「想定外」のことが多かったようで、避難者の救援活動がスムーズにいっていなかったようです。やはりトイレに困っている人々が多かったそうです。被災地では「トイレが万病の元」ともいわれているそうです。狭い車の中で夜を過ごす人も多かったので、エコノミー症候群も増えているようです。全国の被災者の方々に、お見舞い申し上げます。早く、被災地の人々も通常の生活に戻れると良いのですが。東日本大震災に関しては、幽霊話が豊富に語られているようです。『遠野物語』にも大槌町の幽霊話が載っています。ちなみに、私たち一般人は、「風俗嬢」の実態についてもよく知りません。「女性が働く必要のない社会」のベーシックインカムは、へりコプターマネーでユートピアで財源のない夢の話だそうです。ベーシック・インカムも最近では、諸外国や有識者の間では検討されているようです。

 

You Tubeで東日本大震災に動画を見てみますと、奇妙な動画を見ました。へりコプターからの動画だと思いますが、昼間なのに白い霊魂の様な幽霊が数体一緒に飛び回っているのが見えました。一時に大量の死者がでますと、多くの天使たちが集まり、死者の霊体を案内するといわれます。天使か死者の霊体が白く見えたのかもしれません。幽霊現象もある意味では宇宙人(神々や天使)の異次元現象と理解できるようです。目に見えない異次元世界の天使のような宇宙人は、この世にもさまざまな形態で関与してくるといわれます。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」といわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。ところで東日本大震災でも失政が問題とされたようです。政府の「失政」も増えているそうで驚きます。失政を厳しく追及する国民の関心が欠けているのかもしれません。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。

 

東日本大震災は「1000年に一度の『天災』ではなく100年に一度の『人災』であった」のでしょうか。「県庁の役人たちは何をしていたのだろうか?」という評判が巷では囁かれていたそうです。事前の対策も欠陥があり、被害を拡大したようです。失政が、残念ながら増えているようです。「失政」について調べてみると驚くことが多いのかも知れません。三菱自動車の燃費の数字の改ざん問題も、大企業の話で驚きます。さまざまな社会の部門で劣化が進んでいるようで、背筋が寒くなります。

 

・警鐘の意味を込めてこのブログも<UFOアガルタのシャンバラ 日本は津波による大きな被害を受けるだろう>という名称を副題に加えました。世界中の自然災害の予想は、昔から「予言」や「預言」、「未来透視」という形で伝わっています。しかし、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」というように「多くの予言は、当たらなくなる」という結果になるようです。多くの予言者が、笑われて無視されてきました。なぜ、「予言」が当たらなくなるのかといいますと、「“あの世”が、パラレル・ワールドで、常に“この世”と相互作用があり、変動していくからだ」そうです。あの世とこの世が交錯する体験は誰でもが、無意識的にかまたは意識的にも、経験しているのかもしれません。「あの世」の動きが時間を経て「この世」に起こってくるともいわれます。

 

・『未来を透視する』という本でマクモニーグルはさまざまな未来透視をしています。そしてマクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがあります。生物化学兵器は「貧者の核兵器」といわれていますが、その大戦に相当使われるようです。「あの世」も私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。しかし、「霊界ははるか遠いところにあるのではなく地上1メートルのところにある」そうです。人間の死後の世界、幽界や霊界は、割合信じる人が多いようです。20世紀の米ソの対立による「第3次世界大戦」の予言は、全て誤りとなり、その種類の本は店頭から消えてしまいました。またそろそろ、米中核戦争による第3次世界大戦の本が出てきだしました。「米中も南シナ海で軍事衝突するほどにはいかないだろう」と大多数の有識者が見ているようです。と同時に米中間のサイバー戦争が懸念されています。また北朝鮮の核兵器によるリスクも懸念されています。イルミナティカードの予言の話も荒唐無稽、奇妙奇天烈、支離滅裂、眉唾物で疑念がわきます。しかしながら、総務省と地方自治体の管轄の「郷土防衛隊」の創設が必要だといわれます。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、「敵の一番の弱点を攻撃する核攻撃を招き寄せる」といわれます。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、一般国民が恥をかくといわれます。

 

・amazonに「東日本大震災」と打ち込みますと11401件が検索されます。「地震・津波」と入力しますと2164件が検索できます。これらの数字は東日本大震災の衝撃の大きさを物語るものと思われます。東京にいた人々も激しく揺れた記憶とその日のことが、いまだに鮮明です。あたかも日本の全国の人びとが感じたほどの、地震の強さでした。東日本大震災の責任問題も日本的な対応が限界だそうです。熊本地震の予想外の大きさで、これらの大地震が今後起こり、不気味な南海トラフ巨大地震津波に繋がっていくという地震学者の説もあるようです。

 

・被災地では様々な復興計画が作られ検討されたようです。防潮堤の計画も様々な専門家の検討がなされているそうですが、防潮堤の高さをめぐっていろいろと対立があるようです。東日本大震災の惨状をみますと「県庁の役人や地震研究所のスタッフがしっかりと事前に過去の津波の被害範囲を認識して、住民保護のためにしっかりとした防災計画をつくり、予算を確保しておれば」という思いを国民の大多数がしたようです。また「明治、昭和と2度も大津波で被災しているのに、防災対策が甘かったのではないのか」と言う声も多いそうです。3階建ての避難センターに逃込んでも溺死したのではやりきれませんでしょう。10メートルの津波が何度も到来していたのに、津波の基準を5メートルにして、10メートルの堤防を作り、東日本大震災により大打撃を受けたといわれます。

 

「高台移転」とかの抜本対策も土地の確保の問題がでてきていたようです。「高台移転」について思い出すのは、松下幸之助の「新国土創成論」です。土地が不足する日本では海を埋め立てて土地を増やせという主張です。限られた予算、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字では、大規模な長期計画は無理でしょうか。オリンピックは確実な期日がありますが、首都直下大地震津波と南海トラフ巨大地震津波は、起きる確率が非常に高いそうですが、期日は不明だそうです。「天災は忘れたころにやって来る」ようです。首都直下大地震津波と南海トラフ巨大地震津波の到来の確率が非常に高いことは、東日本大震災により庶民の常識となりました。地震保険も今後、増えていくでしょう。

 

・政治の季節になりましたが、選挙に関してはさまざまな見解が述べられています。既に松下政経塾の卒塾者が総理大臣になりましたので松下幸之助の政治哲学、政治遺産が注目されたようです。成功した実業家、事業経営者としての松下幸之助の限界と飛躍・志が窺われます。「経営の神様」であったとともに「新国土創成論」にも見られるように慧眼があり「政治の神様」だったのかもしれません。松下幸之助は、当時の政治に絶望して、松下政経塾を、私財を投じて設立したといわれます。政治家は選挙民の対応に追われて、勉強ができないそうです。いつまでも「政治が遅れている」ということでは複雑化する社会問題に対応できないでしょう。「経済研究所」は多いのですが、詳しく知りませんが、政府の「政治研究所」がないのはなぜでしょうか。「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれます。困っている人も増えており、単に政治の貧困としては片づけられないそうです。

 

・社会の遅れた面、非近代性、後進性、頭の古い面が予想以上に増えてきています。改革の速度も大変遅いようです。本当に優れた官僚や政治家が登用されなかったそうです。女性の眼から見ると「政治や経済の後進性」を痛切に感じることでしょうか。「女性の登用も先進国とはいえない」そうです。「日本は先進国だろうか」という声も街中では増えてきているようです。限られた予算、限られた処遇、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字ということで、消費税も10%どころか将来は20〜30%も上げられる懸念もあるようです。

 

・amazonで「松下幸之助」を検索すると1548件が分かります。それだけに「松下教の信者」も多いようで、私たち一般人は、詳しくは知りませんが、「経営の神様」については多くの研究者がいるようです。2016年には「田中角栄氏」が注目を集め、関連本が売れているようです。特に『天才』(石原慎太郎)の本が読まれていたといわれます。Amazonに「田中角栄」といれますと1008件の書籍が出てきます。

 

・戦後の日本政治と言うのは、マッカーサー元帥の占領軍の時代から「現代のグローバル・スタンダードという戦勝国・米国の政治指導に自然に従うようになっている」そうです。さまざまな原因として考えられることは、「ヨーロッパの王族や貴族、米国の支配階層を統括するといわれているイルミナティなどのフリーメーソン王国(米国)の支配が敗戦後の日本にも当然、長きにわたって秘密裏に及んでいるのでしょうか。自民党がフリーメーソン的な組織と言われますが、どうなのでしょうか?自民党が選挙に強いのもフリーメーソン的な話のようです。長い歴史のある組織的にも固まっている政党だからでしょうか。フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのであると語られています。フリーメーソンは、当然のことながら、「世襲」を前提にしているようです。

 

「過密日本の狭い国土が諸悪の根源である」という認識で松下幸之助は、国土の創成を主張し「新国土創成事業」を政策としました。インターネット情報によると「大都市の過密問題が地価の高騰や大気汚染を引き起すようになった。特に日本の食糧自給率は先進国中最低の水準にとどまっている。こうした狭い国土の制約を解消し、食糧自給の道を講じるための国家100年、いや1000年の発展を考えていく大きな構想ではないか」。「松下幸之助は、この狭い国土の弊害、諸悪の根源を断ち切るために、昭和51年(1976)、『新国土創成論』を発表、「新国土創成」を新しい国家目標とし、国家事業として実現していくべきであると唱えたのである」とのこと。

 

・「『新国土創成論』の内容は、簡単にいえば、国土の約70%を占める山岳森林地帯のうち、20%を2世紀にわたって開発整備して、これを有効可住国土とし、併せて山岳森林地帯をならした分の土砂で海を埋めたてることで、合計して15万平方キロメートルの有効可住国土を新たに生み出し、現在の有効可住国土(11.3万平方キロメートル)を倍増させ、住みよい理想的な国土にしていこうというものである」とのこと。

 

「新国土創成論」を作った当時の松下幸之助の頭の中には「明治と昭和の三陸津波」の惨状の対策はなかったかもしれませんが、現代こそこのような雄大な国家計画が必要となりましょうか。

 

・日本国政府直轄の「政治経済研究所」を作れば叡智を結集した、誰でも納得できる権威ある政策が作れるのではないでしょうか。思いつきではなく国家経営の実務に精通した実務担当者が作る政策では、国論が2分されることはないでしょう。官僚組織や民間組織から選抜して政府直轄の「政治経済研究所」をつくり、国家政策を検討していくべきでしょう。国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートの英知を結集した「国家改造計画」が求められているそうです。東京オリンピック・パラリンピックの準備も大事です。が、それ以上に起こる確率の高い首都直下大地震津波と南海トラフ巨大地震津波の対策も喫緊です。

 

・「TPPで国論を2分する必要もなく松下幸之助のいうように、明治政府からの伝統である常に農民の生活を中心に考えるべきである。農民に無理な要求をすべきではない」、「TPPは開国の起爆剤になるどころか自爆剤になる」ともいわれ国論が2分されました。が、大筋合意ができたようです。農業対策は具体的には決まってきているのでしょう。「補助金のバラマキ」に終わるのかもしれません。「攻めの農業」は、多くの農民にとっては難しいようです。「社会の弱者のすべてを助けることはできない」ともいわれます。米国ではトランプ大統領がTPPからの脱退を宣言しました。「自由貿易主義もいいが、食糧の安全保障も考えるべきだ」と指摘されています。

 

・「松下幸之助のいうように国家への寄与貢献を考えて、政治が一番大事なので、政治家及び官吏を優遇すべきだ」、「政府直轄の政治経済研究所が農家とビジネス社会の実態を知悉・把握し政策を作るべきだ」そうです。議員の報酬を「仕事の対価」を考えて2倍にすべきなのか、半分にすべきなのか、有識者間には議論があるといわれます。議員の近未来の姿は欧米のようにボランティア議員の流れだといわれます「特に外交・防衛政策は与野党一致して、対外的に統一的なものであるべきだ」そうです。政治経済も問題が山積みですが、今こそ国家100年の計をつくるべきでしょうか。国家目標をつくりシナリオをいくつも想定して、国民が分かりやすい説明が必要のようです。政府は当然ながら、さまざまな「中期計画」「長期計画」を作っていると思われます。

 

・東日本大震災から、7年経ちましたので、震災後の立て直しが進んでいるようです。被災者の日々の生活もめどが立ってきているようです。そして過去の欠陥のあった政策の検証がされて、反省がなされているようです。

 

さて「専門家の想定外の大津波」で壊滅的な約30兆円の被害と約3万人の死者がでた東日本大震災ですが、チリ地震の津波を基準にして作成された防災計画は役に立たなかったことは、非常に残念です。なぜ明治29年の大津波の40メートル(明治三陸地震)を基準にしなかったのでしょうか。昭和8年(1933年)の昭和三陸地震の教訓は生かされたのでしょうか。昭和三陸地震の際、津波が襲来した後の田老村は、家がほとんどない更地同然の姿となったそうです。

 

・建物の3階以上も超えてくる大津波ではたまりません。原発の津波の防災レベルも5メートルの津波基準で低かったので未曽有の国家危機となりました。放射能が東京まで飛んできたら大変な非常事態でした。東京の住民が避難する懸念もあったそうです。松下幸之助が「国土の狭さが諸悪の根源だ」と言ったことが思い出されます。過去において2度も10メートルの大津波が襲ったのですが、津波の基準を5メートルにして、10メートルの防潮堤を造って、東日本大震災で大きな被害を受けました。行政当局のずさんな政策が批判されているようです。

 

防災計画は日本の津波災害史上で最大の被害となった明治29年の大津波40メートル(明治三陸地震)を基準にすべきだったそうです。

 

・明治三陸津波の到達高は、全般的に10メートル程度、最大で38メートル。防潮堤の高さは、資金面から限られますが、避難基準に「明治29年の大津波(明治三陸地震)」のものを参考に適用すべきだったようです。「明治29年の大津波(明治三陸地震)」教訓は、一部の民間人の教訓にも活かされたようです。

 

・『遠野物語』には、海岸部の不思議な話も載っており、大槌町の幽霊話や山田における奇妙な外国のような都会の蜃気楼の伝承等があります。山田の都会の蜃気楼は何だったのでしょうか。

 

 

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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

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「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

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「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」

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石巻では、車を運転中に人にぶつかった気がするという通報が多すぎて、通行止めになった道路もあると聞いた。まるで都市伝説のような恐怖体験だが、当時はこんな話は掃いて捨てるほどあったのである。(1)

  • 2018.01.03 Wednesday
  • 00:41

 

『魂でもいいから、そばにいて』

3・11後の霊体験を聞く

奥野修司   新潮社    2017/2/28

 

 

 

<旅立ちの準備>

・死者・行方不明者1万8千人余を出した東日本大震災。その被災地で、不思議な体験が語られていると聞いたのはいつのことだったのだろう。多くの人の胸に秘められながら、口から口へと伝えられてきたそれは、大切な「亡き人との再会」ともいえる体験だった。同時にそれは、亡き人から生者へのメッセージともいえた。

 津波で流されたはずの祖母が、あの朝、出かけたときの服装のままで縁側に座って微笑んでいた。夢の中であの人にハグされると体温まで伝わってきてうれしい。亡くなったあの人の形態に電話をしたら、あの人の声が聞こえてきた。悲しんでいたら、津波で逝ったあの子のおもちゃが音をたてて動いた……。

 

事実であるかもしれないし、事実でないかもしれないが、確実なのは、不思議な体験をした当事者にとって、それは「事実」であるということである。

 東日本大震災の2年後から、僕は毎月のように被災地に通いつづけた。なにやらそうしないといけないような気がして、まるで仕事にでも出かけるかのように通った。ボランティアではない。もちろん物見遊山ではない。それは霊体験ともいえる。きわめて不思議な体験をした人から話を聞くことだった。

 

 

お迎え率

・「お迎え率って知らねえだろ。うちの患者さんの42%がお迎えを経験してるんだ。お迎えを知らねえ医者は医者じゃねえよ

 

・今から千年以上も前に、天台宗の僧・源信を中心とした結社が比叡山にあった。彼らは亡くなっていく仲間の耳元で、今何が見えるかと囁き、末期の言葉を書き留めたという。死ぬ直前に極楽か地獄を見ているはずだから、最初に何を見たか、死に逝く人は看取る人に言い残すことを約束したのである。このとき何かを見たとすれば「お迎え」に違いない。千年も前からお迎えがあったなら、お迎えは特殊な現象ではなく、人が死んでいく過程で起こる自然現象と考えたほうがいいのではないか。そんな思いを、このとき僕は岡部さんとはじめて共有できたのだ。

 

お迎えの話に導かれるように耳に入ってきたのが被災地に「幽霊譚」だった。

 実際、僕が聞いた話にこんなものがある。たとえばタクシーの運転手だ。

古川駅(宮城県)から陸前高田(岩手県)の病院まで客を乗せたんだが、着いたところには土台しか残っていなかった。お客さん!と振り返ったら誰も乗っていなかったんだよ

 仙台のある内装業者は、一緒に食事をしたときにふっとこんな話を漏らした。

「震災の年の夏だったが、仮設住宅で夜遅くまで工事をしていたら、いきなり窓から知らない人がいっぱい覗いていた。そのとき頭の中に若い女性の声で「わたし、死んだのかしら」なんて聞こえた。驚いてあらためて窓を見たが、年寄りの幽霊ばっかりだった」。

 

・またある女子大生の話。

閖上大橋のあたりに行くと、高校時代にいつもそこで待ち合わせていた親友が立っているんです。でも、その子はお母さんと一緒に津波で流されたはずなんです

 ある婦人のこんな話もある。

「ある日、ピンポンと鳴ったのでドアを開けると、ずぶ濡れの女の人が立っていました。おかしいなと思ったんですが、着替えを貸してくださいというので、着替えを渡してドアを閉めたら、またピンポンと鳴った。玄関を開けると、今度は大勢の人が口々に、“着替えを!”と叫んでいた」

 石巻では、車を運転中に人にぶつかった気がするという通報が多すぎて、通行止めになった道路もあると聞いた。まるで都市伝説のような恐怖体験だが、当時はこんな話は掃いて捨てるほどあったのである。

「これはお迎えと同じだよ。きちんと聞き取りをしたほうがいいんだが」と、岡部さんはさりげなく僕の目を見て言う。

 お迎えは、僕の中で実体験としてあるが、霊体験となるとそうはいかない。当時の僕にすればUFOを調べろと言われているようなものだった。

 

「柳田國男が書いた『遠野物語』も、考えてみればお化けの物語だよ。ところが、第99話で柳田は、男が明治三陸地震の津波で死んだ妻と出会う話を書いているよな。妻が結婚する前に親しかった男と、あの世で一緒になっていたという話だ。なんでわざわざ男と一緒に亭主の前に出てくるのかわからんが、死んだ女房に逢ったのに、怖いとはどこにも書いていない。恐怖は関係ないんだ。つまり家族の霊に出合ったときは、知らない人の霊に出合うときの感情とはまったく違うということじゃないか?」

 沖縄戦のさなかに、北部のあるヤンバルという山中で逃げまどっているとき、先に戦死した兄の案内で九死に一生を得たといった霊的体験を沖縄で何度か聞いたことがある。それを語ってくれた老人は、一度も怖いと言わなかったことを僕は思い出した。

 

この人たちにとって此岸と彼岸にはたいして差がないのだ

・「石巻のあるばあさんが、近所の人から『あんたとこのおじいちゃんの霊が大街道(国道398号線)の十字路で出たそうよ』と聞いたそうだ。なんで私の前に出てくれないんだと思っただろうな、でもそんなことはおくびにも出さず、私もおじいちゃんに逢いたいって、毎晩その十字路に立っているんだそうだ」

 

<『待っている』『そこにも行かないよ』>

津波はリアス式の三陸に来るもの

・「今年(2016年)の正月明けでした。これからどう生きていけばいいのか悩んでいたときです。このとき娘はいなかったのですが、これまでと違ってはっきりとした像でした。夢の中で妻はこう言ったんです。

「いまは何もしてあげられないよ」

 そう言われたとき、あの世からそんな簡単に手助けはできないんだろうなと、私は夢の中で思っていました。

 

・「ええ、父も私もしゃべっています。父が出てくる夢は毎回同じでした。バス停とか船着き場とか電車のホームで、いつも乗り物を待っている夢なんです。父が待っているので私も一緒に待っていると、『まだ来ねえからいいんだ。おれはここで待ってる。おめえは先に行ってろ』と父は言うんです」

 

・「今でも忘れない不思議な出来事が起こったのはその頃です。東京に行く用事があったので、震災の年の7月3日に気仙沼のブティックで洋服を買っていました。4人ぐらいお客さんがいて、1人ずつ帰っていき、私も洋服を手にしてレジに向かったら、最後まで残っていた女性のお客さんから『どなたか亡くなりましたか』と声をかけられたんです。びっくりして振り向くと、『お父さんとお母さんでしょ? あなたに言いたいことがあるそうだから、ここで言ってもいい?』

 店の人が言うには、気仙沼で占いを職業にしている方で、女性雑誌にも出ているそうです。私はほとんど反射的に『はい』と返事をしていました。私は、その頃、左の腕が重いというか、肩こりでもない、筋肉痛でもない、なにか違和感があってので、原因がわかるかもしれないという気持ちがあって承諾したのだと思います。

「あなたは胃が弱いから胃の病気に気を付けろとお父さんが言ってます。お母さんは、ありがとうと言ってますよ」そこで号泣してしまいました。

 

・「父は港町でかまぼこ屋をしながら、船をかけたりしていました。ああ、船をかけるというのは船主になることです50年もかまぼこ屋をしながら、船主になりたくて、全財産を失ってしまいました。6航海のうち、黒字になったのは1回だけ。赤字で帰ってきても、船主は人件費や燃料費を支払わないといけないから、バクチのようなものです。それでもやってみたかったんでしょうね。市会議員も2期やって、今思えば好きなことをやってきた人でした。借金を抱えて全財産を失ったあと、実家はうちの叔母が肩代わりをして買い取り、下を駐車場にして、2階に管理人として住んでいました」

 

兄から届いたメール≪ありがとう≫

・被災地の不思議な体験で圧倒的に多いのが、亡くなった家族や恋人が夢にあらわれることである。それもリアルでカラーの夢が多い。中には4Kのように鮮明で、夢かうつつかわからないことがあると証言した方もいる。面白いのは、電波と霊体験に親和性があるのか、携帯電話にまつわる話が多いことだ。

 たとえば、のちに詳しく紹介するが、余震で家の中がめちゃくちゃになって暗闇の中で途方に暮れていたら、津波で亡くなった夫の携帯電話がいきなり煌々と光りだしたという証言。また、津波で逝った“兄”の声を聞きたいと思って電話をしたら、死んだはずの“兄”が電話に出たという話。

 

・「朝8時半でした。役場で死亡届を書いているときにメールを知らせる音が鳴ったんです。従妹が『電話だよ』と言ったので、『これはメールだから大丈夫』と言って、死亡届を書き終えて提出しました。そのあと受付のカウンターでメールを開いたら、亡くなった兄からだったんです。

≪ありがとう≫ひと言だけそう書かれていました。

 

・余談がある。震災の年の夏、陸前高田にボランティアでオガミサマがやってきたという。オガミサマというのは、沖縄のユタや恐山のイタコに似て、「口寄せ」や「仏降ろし」をする霊媒師のことである。沖縄では「ユタ買い」という言葉があるほど、日常生活に密着しているが、かつて東北にもオガミサマは生活の一部としてあった。たとえば誰かが亡くなったとすると、仏教式の葬儀を執り行なう前にオガミサマを呼び、亡くなった人の魂を降ろしてきて、口寄せで死者とコミュニケーションをとったそうである。オガミサマは東北地方の「陰の文化」としてあったのだ。

 

・常子さんがこのオガミサマに兄のことをたずねると、口寄せでこう言ったそうだ。

「おれ、死んだんだな。でもよかった。これでよかったんだ。みんなに、自分が動けなくなって寝たきりになる姿を見せたくなかったし、これでよかったんだ」

 オガミサマを信じない人にはたわごとでしかないが、信じる人にはあの世に繋げるかけがえのない言葉である。死者とコミュニケーションをとれることは、遺された人にとって最高のグリーフケア(身近な人の死別を経験して悲嘆に暮れる人を支援すること)なのだと思う

 

「ママ、笑って」―—おもちゃを動かす3歳児

東日本大震災における宮城県内の死者・行方不明者は1万2千人弱を数えるが、このうち3977人と最大の人的被害を出した町が石巻市である。

 

・大切な人との別れは、それがどんな死であっても突然死である。とりわけ津波で亡くなるような場合、死を覚悟する時間がなかっただけに強い悲しみが残る。その悲しみは、幾年を経ても消えることがない。もういちど逢いたい、もういちどあの人の笑顔が見たい、ずっと一緒にいたい、そんな強い思いに引かれて、亡くなったあの人があらわれる。生きていたときの姿のままで、あるいは音になって、あるいは夢の中で、そのあらわれ方はさまざまだが、その刹那、大切なあの人は遺された人の心の中でよみがえり、死者と生きていることを実感するのだろう。

 後日、由理さんから電話があり、夜中に康ちゃんがボール遊びをしているのか、黄色いボールが動くんですと笑った。

 

神社が好きだったわが子の跫音(あしおと)

・今回の旅のきっかけは、『遠野物語』だったと思う。あの中に地震の後の霊体験はたった一話しかなかったが、もしも明治三陸地震の直後だったら、柳田國男はもっとたくさんの体験談を聞いていたのではないだろうかと思ったのだ。

 

・恵子さんと先に登場した由理さんには共通する点がたくさんある。いや、二人に共通するのではなく、大切な人を喪ったすべての遺族に共通するのかもしれない。たとえば由理さんが、あの子がそばにいると思うと頑張れると言ったが、恵子さんもそうだった。

「迎えにも行ってあげられなかったし、助けてもあげられなかったのに、天井を走ったりして、私たちのそばにいてくれたんだと思うと、頑張らなきゃと思う」

 

<霊になっても『抱いてほしかった』>

・秀子さんが不思議な体験をしたのは夫の遺体が見つかる前日だった。

「今日は駄目だったけども、明日はきっと見つけてやっからね、と思って2階に上がったときでした。なんだか気になったから、ひょいと下を見たら、ニコッと笑ったひょいひょいと2回あらわれたのが見えたんです。それも鉛筆で描いたような顔でね。そこは支えるものがいから、人が立てるようなところじゃないの。でも、すぐお父さんだとわかったわ。どうしてわかったのかって?私のお父さんだから、雰囲気でわかるわ。だから『あっ、来たのね』って声に出したの。義姉も一緒に住んでいたので、念のために『義姉さん、お父さんの顔見た?』って訊いたけど、もちろん知らないって言ったわ。

 2回目は夕方でした。洗濯物を取り入れていたんだけど、ふと見たら白いドアの前に黒い人型の影がぽわっと立っているんです。ゆらゆら動く影を見て、ものすごい鳥肌が立ちました。『お父さん、そばまで来ているんだね。それとも誰かに見つけてもらったかな』って声をかけました」

 

<枕元に立った夫からの言葉

・「お父さんは大船渡の出で、あの日はよく行く大船渡のお寺でお祓いをしてもらって帰ったんだけど、寒くてストーブを焚いた記憶があるからお盆ではないよね。あれは夢だったのか、それともお父さんの霊だったのか、いまだによくわからないんだね。私が布団に入っていたから、夜だったことは間違いないけど……、ああ、時計は一時だったね。目が醒めると、白い衣装を頭からかぶったようなお父さんがふわっとやってきて、

『心配したから来たんだぁ』と私に言ったんです。顔は暗くてよくわからなかったのですが、格好はお父さんだし、声も間違いなくお父さんなんです。それだけ言うと、誰だかわからない、同じ衣装を着た別の人が、お父さんを抱きかかえるようにしてドアからすーっと消えていきました。お父さんといえば、ふわふわと風船のように浮かんでいて、まるで風に流されるように離れていくんだね。あれは突然やってきて、突然いなくなった感じでした。お父さんはよく夢に出てきたけど、あれは夢とはちょっと違ったね」

 

・あれは遺体が見つかってから2ヵ月経った5月20日……、ああ、発見された日と同じだねぇ……。あの頃の私たちはまだ親戚の家の納屋に避難していましたが、仕事も始まってようやく気持ちも落ち着いてきました。その日は平日でしたね。世話になったおじちゃんだから、なんとなく電話したくなったの。一人でぼんやりしていると、ああ、おじちゃん、どうしているかな、逢いたいなあと思って、軽い気持ちで携帯で電話したんです。

 ブルルルルって鳴ったかと思ったら、突然電話に出たんですよ。

「はい、はい、はい」そう言って3回、返事をしました。「エエエッ!」

 声は克夫おじちゃんとそっくりです。いやいや、克夫おじちゃんに間違いないです。本当に嘘じゃないんですよ。自分で電話して驚くのもおかしいですが、あのときはもうびっくりするやら、信じられないやらで、怖くなってすぐ携帯を切ったんです。

《誰? なんでおじちゃんが出るの

 ちょっとパニック状態でした。そしてしばらくしたら、というより数秒後でしたが、克夫おじちゃんの携帯から折り返しの電話があったんです。私の携帯に(番号登録した)『伊東克夫』って出たものだから、もう背筋が寒くなって、さすがに出られません。ベルが鳴り終わると、すぐにおじちゃんの番号を削除しましたよ。

 

・「霊体験なんてこれまで信じたことがなかったのに、自分がその体験者になって、頭がおかしくなったんじゃないかと思っている人もいます。同じような体験をした人が他にもたくさんいるとわかったら、自分はヘンだと思わないですよね。そういうことが普通にしゃべれる社会になってほしいんです」

 とはいえ、困ったのは、これが“ノンフィクション”として成り立つのかどうかということだった。なにしろ、語ってもらっても、その話が事実かどうか検証できない。再現性もないし、客観的な検証もできない。どうやってそれを事実であると伝えるのか。

 

 

 

『創』   2016年5・6月号

『ドキュメント 雨宮革命  (雨宮処凛)』

 

 

 

「幽霊」と「風俗」。3・11から5年が経って見えてくるもの>

・一方、最近出版されている3・11をテーマとした書籍の中には、「5年」という時間が経ったからこそ、世に出すことができるようになったのだな、と感慨深い書籍もある。その中の一冊が『呼び覚まされる霊性の震災学 3・11生と死のはざまで』(新曜社)だ。

 東北学院大のゼミ生たちがフィールドワークを重ねて書いた卒論をまとめた一冊なのだが、その中には、震災後、宮城のタクシー運転手たちが経験した「幽霊現象」の話を追ったものがある。

 

 季節外れのコートに身を包んだ若い女性が告げた行き先に運転手が「あそこはほとんど更地ですが構いませんか」と尋ねると、「私は死んだんですか」と震える声で答え、振り向くと誰もいなかったという話や、やはり夏なのに厚手のコートを着た若い男性を載せたものの、到着した頃にはその姿が消えていたなどの話だ。

 

・このような「タクシーに乗る幽霊」に対しても、自らも身内を亡くした運転手たちは不思議と寛容だ。

 

「ちょっとした噂では聞いていたし、その時は“まあ、あってもおかしなことではない”と、“震災があったしなぁ”と思っていたけど、実際に自分が身をもってこの体験をするとは思っていなかったよ。さすがに驚いた。それでも、これからも手を挙げてタクシーを待っている人がいたら乗せるし、たとえまた同じようなことがあっても、途中で降ろしたりなんてことはしないよ」

 そう語るのは、津波で母を亡くしたドライバーだ。

「夢じゃない?」と思う人もいるだろうが、実際にメーターは切られ、記録は残る。不思議な現象は、事実上「無賃乗車」という扱いになっていることもある。

 

・さて、もう一冊、「5年経てばこういうことも出てくるだろうな」と妙に納得した本がある。それは『震災風俗嬢』(小野一光 太田出版)。帯にはこんな言葉が躍る。「東日本大震災からわずか1週間後に営業を再開させた風俗店があった。被災地の風俗嬢を5年にわたり取材した渾身のノンフィクション」

 本書を読み進めて驚かされるのは、3・11後、震災と津波と原発事故でメチャクチャな地で、風俗店はいつもより大忙しだったという事実だ。店によってはいつもの倍近い客が押し寄せたのだという。

 

・そう話した30代後半の男性は、子どもと妻と両親が津波に流されたのだという。妻は土に埋もれ、歯形の鑑定でやっと本人だとわかったということだった。

 一方で、風俗嬢たちも被災している。住んでいた街が津波に襲われるのを目撃した女の子もいれば、両親を亡くした女の子もいる。

 

・時間が経つにつれ、「3・11」を巡って、私たちの知らない側面が顔を覗かせるだろう。

 とにかく、あれから5年という月日が経った。あの時の、「言葉を失う」感覚を、一生忘れないでいようと思う。

 

 

 

『被災後を生きる――吉里吉里 大槌・釜石 奮闘記』 

竹沢尚一郎 中央公論新社   2013/1/10

 

 

 

<被災後の行動から理解されること、改善されるべきこと

<被災者の語りは何を示しているのか>

・被災の直後に大槌町の人びとがどのように行動したかの生々しい証言を追ってきた。そのうちいくつかの話は、本当に彼らが危機一髪のところで助かっていたことを示しており、聞いているうちに私たちも手に汗を握ったり、感動のあまり思わず涙ぐんでしまったりするなど、他ではとても聞けそうにない深い内容をもっていた。そのような話を率直にかつ長時間にわたって話してくれたことに対して、深く感謝したい。

 

・とはいっても、彼らの体験を再現するだけでは、これまでに書かれた多くの書物と変わりがない。彼らの話を整理していくことによって、被災直後の人びとの行動の特徴として何が明らかになったのか、また彼らがそのように行動した理由は何であったのかを、明確にしていく作業が求められているはずだ。さらに、彼らがそのように行動したのは、個人的な理由からなのか、それともそこには制度的な問題が背後にあったのか。後者であるとすれば、それは今後どのように改善ないし修正していくべきなのか。そこまで議論を深めていかないかぎり、今後もおなじことがくり返されるであろうことは目に見えている。それであっては、今回の地震と津波の教訓を今後に活かしていくこともできなければ、津波で亡くなった方々に対する冥福にもならないだろう。

 

そうした人びとの冷静さを可能にしたのは、三陸沿岸が過去から大きな津波をくり返して経験しており、そうした経験が年配者から語りつがれるなどして、非常時にどのように行動すべきかの情報があらかじめ刻印されていたためであろう。それに加えて、宮城県沖を震源とする巨大地震がくり返されていたことも忘れるべきではない。その意味で、情報が正確に提示され、広く共有されていたことが、今回の多くの人びとの沈着な行動の背景にあったと考えられるのだ。

 

にもかかわらず、以上の話が明らかにしているのは、多くの人びとが地震後ただちに避難行動をとったわけではないという事実だ。つね日頃から用心を重ねていた徳田さんでさえ、車で自宅から避難し、安全な場所に達するのに20分を要している。一方、他の多くの人の場合には、家のなかを整理したり重要書類を取り出したりするなどして、避難開始が遅れている。

 

地域的・地理的に見ると、吉里吉里の住民の多くが地震後すぐに避難を開始したのに対し、大槌町や安渡の人びとは避難が遅れる傾向にあった。

 

・また、大槌の町方では津波直後に出火し、プロパンガスが爆発するなどして大火災が生じたために、救助活動がほとんどできずに多くの人命が失われている。そのことは、町方の死者343名、行方不明者325名と、行方不明者の割合が多いことに反映されている。

 

・これは大槌町にかぎられるものではないが、情報に大きな混乱が生じていたことも今回の被災の特徴であった。地震直後の午後2時49分に気象庁は大津波警報を出したが、マグニチュード9.0というわが国では前例のない巨大地震であったために、地震計が振り切れるなどして正確な測定ができず、岩手県沿岸部の予測値を3メートルとして発表した。その後、午後3時14分には岩手県沿岸部の予測値を6メートルにあげたが、大槌町では停電でテレビが消え防災放送も機能しなくなったために、最初の数字だけを覚えている人がほとんどだ。また、津波が襲って沿岸部の市街地や集落がほぼ全壊状態になっていたことを、おなじ市町村でも内陸部に住む人は知っていなかったし、となりの市町村ではなおさらであった。そうした情報の混乱や欠如が、人びとの避難行動を遅らせ、救助活動を阻害させたであろうことは否定できまい。

 

・さらに、勤務中あるいは職務中であったために逃げ遅れて、津波に巻き込まれた人が多いのも今回の被災の特徴であった。海岸から300メートルほどしか離れていない海抜ゼロメートル地帯に建てられていた大槌町役場では、役場前の広場で対策本部会議を開こうとしていた町長や幹部職員が津波に巻き込まれて亡くなったことは、新聞報道等でよく知られている。しかしそれだけでなく、その時役場のなかでは他の職員が勤務しており、その多くが津波に巻き込まれて亡くなったり、あわやというところで助かったりしたことは、赤崎さんの話からも明らかだ。さらに、停電で操作できなくなった水門を手動で閉めようとして亡くなった消防団員や、避難者や避難の車両を誘導したり、歩くのが困難な方を救助しようとして水にさらわれた消防団員や自主防災組織の役員が多いことも、先の話のなかで多くの人が指摘していた。

 

・他にも今回の地震後の避難行動や被災の特徴といえるものがあるだろうが、私としては以上の点に注目して、これからの議論を進めていきたい。まず、それを一点一点整理しておく。

 

――過去に何度も津波が襲来した土地であり、今回も大地震と津波が生じることが十分に予告されていたにもかかわらず、避難行動が遅れる傾向があった。とりわけ高台に住んでいた人の多くが避難しなかったり、避難行動が遅れたりして、津波に巻き込まれて亡くなっている。

 

――車で避難した人が多く、徒歩で逃げたのは一部にとどまった。車で避難した人の一部は渋滞で停車しており、そのまま津波に巻き込まれて亡くなった人が大勢いる。

 

――大槌町では津波後すぐに火災が発生したために、直後の救助活動を十分におこなうことができず、死者・行方不明者の数が増大した。

 

――被災直後に停電が発生し、ほとんどの地域で災害放送や携帯電話が不通となったこともあり、情報が混乱して正確な情報が伝わらず、避難行動や緊急救助活動が阻害された。

 

――役場で勤務していた職員や、水門を閉めようとして亡くなった消防団員など、勤務中・職務中に津波に巻き込まれて命を落とした人が多かった。

 これらの点はいずれも防災上・基本的かつ致命的な点というべきだ。それゆえ、今後に予想される災害に備えて防災・減災を考えていくには、その一点一点について原因を究明し、対策を検討していくことが必要なはずだ。

 

<地震後の避難が遅れたのはなぜか

・以上のデータから何が理解できるのか。確実にいえることは、今回の地震がきわめて大規模であり、しかも三陸沿岸のような津波の常襲地帯で、大規模地震の到来が予告されていた土地であるにもかかわらず、多くの人が自宅から逃げずに亡くなっているということだ。理由はさまざまだろう。自宅が高台にあったために、ここまでは津波がこないと過信して巻き込まれたか。あるいは高齢その他の理由で、そもそも逃げることができなかったか。貴重品やペットを取りに戻って流されたというケースがかなりあることも、私が聞いた話から明らかになっている。その理由はどうであれ、多くの人が地震の直後に逃げないで亡くなっているという事実は、基礎的事実として確認されなくてはならない。

 

では、彼らはなぜ逃げなかったのか。くり返し述べてきたが、高台に自宅があったために、ここまでは津波がこないと過信して津波に巻き込まれた人が大勢いるのは事実だ。その意味では、津波の恐ろしさを周知徹底して、迅速な避難を呼びかけていくという作業はどこまでも必要だろう。

 

制度的な問題として第一にあげられるのは、気象庁が発表した大津波警報の過ちだ。気象庁が最初に発表した3メートルという数字が住民の意識のなかにインプットされてしまい、避難行動を遅らせていたことは私が集めた証言からも明らかだ。何人もの人が、3メートルの津波であれば6.5メートルの防潮堤でふせぐことができると考えて、避難しなかったと証言しているのだから。これは早急に改善されるべき点だが、これについては情報の課題の箇所で検討する。ここで取りあげるのは、津波の浸水予測図、いわゆるハザードマップの問題だ。

 

岩手県と大槌町が発表していたこのハザードマップが決定的に間違っていたこと、そのために多くの死者を出す一要因となったことは明らかだといわなくてはならない。間違いの第一は、今回の地震の予測をあまりに低く見積もっていたことであり、第二は、事実の誤認が多く含まれていることだたとえば大槌町のハザードマップでは、町方の避難指定場所であった江岸寺は明治と昭和の津波の浸水区域の外側に記載されている。しかし明治の大津波では、浸水が寺の庫裏の根板から1メートル20の高さに達していたことが過去の記録に明記されている。にもかかわらず、それが浸水区域外として記述されていたのはなぜなのか。間違っていることが明らかであるとすれば、誰が、あるいはいかなる部局が、なにを根拠として、このハザードマップを作成していたのかが解明されなくてはならない。それがおこなわれなかったなら、今後もおなじ過ちがくり返されるだろうからだ。

 

ハザードマップはなぜ間違っていたのか

・役所が指定した避難所が津波に襲われて大勢の人が亡くなったケースは、大槌町や釜石市だけでなく、陸前高田市でも宮城県三陸町でも見られている。であれば、役所の出していた想定が多くの箇所で間違っていたことは明らかなのであり、その想定がどのようにして作成され、役所はどれだけの情報をあらかじめ提示していたのか、その全過程が公表されることが不可欠だろう。情報をできるだけ正確に、かつ広く住民に提供するというのは、防災にかぎらず行政が銘記すべきことの第一であるのだから

 

車で逃げた人が多く、徒歩で逃げたのは一部にとどまったこと>

・このように、自宅や勤務場所の近くに避難ビルが適切に配置されていれば、徒歩での迅速な避難が可能になって、多くの人命が救われることができる。

 

情報の混乱や途絶があり、被害を拡大したこと

・被災後に出された情報の内容や伝達方法に関し、今回の震災は大きな課題があることを示した。まず気象庁の津波警報だが、沿岸部の住民の多くは、気象庁が最初に出した岩手県で3メートルという予測値だけを知り、避難行動の目安としていた。その意味で、気象庁の出したこの情報は、人びとの迅速な避難行動をうながすというより、むしろ逆にそれを阻害する要因として働いていたのは明らかだ。

 

被災後すぐに火災が発生したこと

・一方、火災に関しては別の問題がある。先の白澤さんの話にもあったように、車はすぐに発火するという問題だ。彼によれば、大槌町では火のついた車が水に流されて漂い、火をつけてまわったので町方全体が火の海に巻き込まれたというのだ。

 

勤務中に津波にさらわれた人が多かったこと

・大槌町では老朽化した役場の倒壊の危険性があったために、地震直後の役場の前の広場に机を並べて、災害対策会議を開こうとしていた。そこを津波が直撃したために、危険を察知して屋上に逃げようとした町長をはじめとする幹部職員の多くが水に流されて亡くなった。と同時に、役場のなかでは職員が避難もせずに勤務していたのであり、彼らもまた建物のなかで津波に呑まれてしまい、役場職員140名のうち40名もが尊い生命を失った。

 

<津波がまちを襲う>

・マグニチュード9.0というわが国の観測史上最大規模の巨大地震とそれが引き起こした津波は、東日本の太平洋岸に大きな被害をもたらした。なかでも岩手県の三陸沿岸中部に位置する大槌町は、今回の震災で最大の被害を出した市町村のひとつだ。

 

・この本は、その3月11日から1年半のあいだに、吉里吉里をはじめとする大槌町と釜石市の人びとが、どのように行動し、何を語り、何を考えてきたかを再現することを目的として書かれたものだ。

 

・宮城県沖地震が30年以内に99パーセントの確立で襲うことが予想されていたにもかかわらず、その自身の規模と津波の予測が大きく間違っていたこと。しかも、地震の直後に気象庁が出した警報さえもが間違っていたこと。避難所に十分なそなえもなく、支援の手もなかなか入らず、住民自身の相互扶助と集団行動だけが秩序の空白を埋めていたこと。そしてまちづくりの現場では、住民の生活の質を向上させたり利便性を高めたりしようという配慮は行政の側にはほとんどなく、あるのはあいかわらず縦割り意識であり、数字合わせと表面的な効率性のみを重視する行政特有のロジックであること。これらのことを告発することもまた、本書が書かれた理由のひとつだったのだ。

 

 

「家が一回なくなっても出てくるのか。律儀なザシキワラシだなあ!」(4)

  • 2018.01.01 Monday
  • 19:38

 

・人間の感覚やその時代の常識が通用しない世界の話が、異星人の話です。30年前には、日本で宇宙人とコンタクトして異星に行った日本人が本を書いたこともあったようです。当時、宇宙連合のメンバーが日本にも来ていたそうです。宇宙連合のメンバーは世界中で、一般人として潜入しているという話もあるそうです。彼等にしか分からない神人や異人のネットワークでもあるのでしょうか。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。

 

・「シリウス星人は、思念を通じて物を創造する力を持っていた」そうで、「思念で人間を創ったシリウス星人」とフランス人のコンタクティ、クロード・ボリロン・ラエルで有名な「実験室で人間を創ったリラ星人」は、宇宙を2分する種族だそうです。神とシリウス星人のポジティブ・グループが、どのように最初の人間を創ったのか分かりませんが、天使のようなシリウス星人とサタン(悪魔)と呼ばれるリラ星人が対立・抗争をしてスター・ウォーズになったともいわれているそうです。「世界の王はサナット・クマラと共に金星から降りてきた。この神人の一団はシリウス星と繋がりがある」といわれます。「シリウスのレベルは、もうすでに非物質のレベルです。シリウス星からやってきた宇宙の神である彼らは、今もなおオリオン座との絆を大切にしています。それはひとえにオリオン座が、彼らの祖先である太陽族の故郷であるからです」。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。

 

・「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。どうも天使のようなシリウス星人とリラ星人(悪魔)は相性が悪かったようです。現代では異類混血でもしているのでしょうか。シリウス星人にもポジティブ・グループとネガティブ・グループがいるそうで、宇宙が複雑怪奇になるそうです。昔は「火星霊人」と「金星蛇人」との対立からスター・ウォーズになったともいわれています。堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神に反乱したという「天の戦争」が続いているそうです。

 

・ちなみにサタン(悪魔)や堕天使ルシファーという言葉は、現代風に言うと「遺伝子科学者の一団の名称だ」そうです。マッド・サイエンティストと言う言葉もありますが、異星人の科学者の集団同士が対立しているようです。ある宇宙人の科学者集団が遺伝子操作をして、さまざまなモンスター・タイプの生物を創ったそうです。現代でもダルシーの秘密基地ではおぞましい生体実験が行われているという話もあったようです。一般的には昔から「悪魔」という言葉は、善玉に対する悪玉で、全て悪いことの意味に使われております。言葉の意味が時代とともに変化しているようです。

 

昔から手足の多い観音様の仏像などを地上でも多く見かけますが、宇宙連盟の宇宙母船の中では手足の多いバイオロボットが活躍しているという話もあるそうです。まるでハリウッド映画『スター・ウォーズ』の世界のようです。人類にとって一番重要な異星人の超科学や異星人情報がアバブ・トップシークレットにされ、封印されているそうです。「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象だ」そうです。また「天使は神の秘密諜報員である」ともいわれています。「異星人にとって、テレポーテーションのテクノロジーはそれほど難しくない技術だ」という具合に、超先進的な世界で、超テクノロジーの世界が異星人や神々の世界のようです。

 

ナチスはアルデバランの異星人とコンタクトがあったそうです。アルデバラン星人は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当したそうです。ヒトラー、ナチスが崇拝した金髪碧眼のアーリア人種、ゲルマンの神々は、戦後米国に小柄なグレイとともに飛来した金髪碧眼のノルディックと似ているそうです。金髪碧眼といえば、ユダヤ人の血も入っているといわれたヒトラーと容貌がかけ離れています。ヒトラーが金髪碧眼だったとしたら、うまくナチスを運営できなかったことでしょう。ヒトラーは「ホワイトブラザーフッド(白色同胞団)のメンバーだった」という説もあるそうです。そして「異星人情報を公開しようとして暗殺されたケネディ大統領は、ナチスに関わる異星人グループが背景にいた」という奇説もあるようです。

 

・アガルタの地下世界への入口を見つけ出そうと躍起になっていたヒトラーは霊媒で、事実上、異次元のレプティリアン(爬虫類人)の繰り人形であったのでしょうか。ヒトラーはまた「霊界から来た男」ともいわれていました。異次元の「超人」たちに人格転換を受けたのかもしれません。「『超人』たちを非常に恐れていた」と側近が述べていたようです。

 

・反ユダヤ・反マルクス主義とゲルマン支配種の復権が、トゥーレ協会の教義の中心となったそうですが、表の協会と裏の秘密結社が存在したようです。ユダヤ人は多くの謎の中心的な話になりますが、「神の選民」ともいわれ、リラ星人の末裔、エロヒム系列の異星人の末裔なのかもしれません。ユダヤ人と日本人のつながりは、古代史の話題によくなりますが、日本にはリラ(琴座)星人も太古から飛来して、人間の創造に当たったそうです。

 

・68光年のかなたから火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人と、ナチスが崇拝した金髪碧眼のアーリアの超人たち、そして戦後の米国に現れた小人族のグレイと共に飛来した金髪碧眼のノルディックは、同じ種族なのでしょうか。厳密に言えば、プレアデス星人の金髪碧眼のノルディックとアルデバランの金髪碧眼の宇宙人は、微妙に違うそうです。

 

・現代のコンタクティたちは、テレパシーで情報を得ると言われますが、ヒトラーも霊媒であったといわれているそうです。“彼らとの通信方法”とはテレパシーだったと思われます。ヒトラーの生誕地は多くの霊媒がいることで有名だったようです。

 

・68光年の彼方から火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人とは、地球に最初に文明を打ち立てた異星人種族のようです。「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、と。神々の現在の住まいは、シャンバラにある」ともいわれます。フリーメーソンと金星人の繋がりが窺われます。

 

・ヴリル・ソサイエティーのチャネラーたちによると、シュメール語はアルデバラン星人の言語であり、その音は、「不可解なドイツ語」のようであり、そして、ドイツ語とシュメールーアルデバラン語は波長が同じであるとも彼らは、信じていたそうです。

 

・70年前は、プレアデス星人とかリラ星人という言葉がなくて、“金星人”と“火星人”という言葉が使われていましたが、探査衛星などが火星や金星に近づきだしますと、“異次元の金星”とか“異次元の火星”という表現になりました。コンタクティによると異次元の裏金星や異次元の裏火星に都市があり壮大な文明が存在するそうです。超太古には「金星蛇人と火星霊人」の対立戦争があったそうです。

 

・そして、“金星人”と自称する宇宙人の話は多くの書籍になりました。しかし、“火星人”については彼らの秘密主義のためか、まとまった情報は出てこないようです。サナンダというキリストの転生体のマスター(大師)と葉巻型宇宙船で会見した日本人がいるそうです。またそのコンタクティ・グループが存在するそうです。「知る人ぞ知る」ということでしょうか。

 

・アシュター(銀河連合の総司令官と呼ばれる存在)という存在がよく米国のスピリチュアルな本で言及されます。アシュター・コマンドというのは、現在、地球周辺の宇宙空間に滞空しているUFO艦隊の司令官アシュターならびに、主サナンダ・クマラという霊的な導きの下に存在する「光の偉大なる聖職者団(グレート・ブラザー/シスターフッド)の空挺部隊のことだそうです。サナンダは神智学では サナト・クマーラより上位の存在として「沈黙の監視者」と呼ばれています。「キリストの転生歴を持つ金星のマスター(長老)、サナンダと宇宙母船上で会見したという日本人がいた」そうです。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。

 

・膨大な犠牲者をだした第二次世界大戦の震源地ドイツでは、金髪碧眼のアーリアの超人たち、金髪碧眼のアルデバラン星人、現代でいえば宇宙人の金髪碧眼のノルディックが、陰で異次元からヒトラー・ナチスを操っていたのでしょうか。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。金髪碧眼のノルディックと金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていました。プレアデス人は古代リラ星人の末裔といわれます。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。

 

・「ドイツ語は悪魔の言葉」なのでしょうか。サンスクリット語(梵語)が神の言語とかともいわれています。異星人のモダンな言語がいくつかリークされているようです。米軍の秘密基地エリア51でもゼータ・レチクル星人の言語が使われているのでしょうか。「宇宙連盟」か「宇宙連合」に入れば、神々ともコンタクトできると思いますが、「地球はレベルが低すぎて加入できない」といわれていました。しかしながら、近年では米国やイスラエルがシリウス星人と「通商協定」を結んだそうで、ロシアや世界の国々でも、いろいろとコンタクトがあるようですが、すべて国家機密なのでしょうか。エリア51で白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。エリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。

 

・戦後米国に飛来した小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)なのでしょうか。金髪碧眼のノルディックはプレアデス星人ともいわれています。プレアデス星人は人類に6000年ほど進化しているといわれますが、宇宙連盟により、プレアデス星人よりも、はるかに進化している異星人種族とコンタクトがあるようです。高天原の昴(スバル)系の氏族とアースガルトやアガルタの地底系氏族という“陰と陽”の二系統の血脈の関わり、抗争の中で歴史は動いているようです。

 

・日本でも超太古、紀伊半島から異次元の地下世界へ“天の浮船”が往来しており、世界の中心地だったという“竹内文書”の説く説話もあり、金髪碧眼ばかりでなく黒目黒髪のマスター・レイス(支配人種)も存在していたのでしょうか。現代ではアルデバラン系列にも“東洋人タイプ”の異星人が宇宙連盟として存在しているのかもしれません。「日本民族の原郷となった惑星からも異星人がきている」とプレアデス星人のコンタクティ、スイスのビリー・マイヤーが述べています。

 

・「小柄なグレイの後に金髪碧眼のノルディックや赤毛のオレンジが来て、その後に東洋人タイプの異星人が来た」そうですが、宇宙人情報については、米国では核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)を数段階も上回る『厳秘』のため、リークもないそうです。金髪碧眼のノルディックは位が高い異星人だそうで、バイオロボットのグレイを部下として使役しているそうです。東洋人タイプには、日本に関係する神々が混じっていたのでしょうか。また最後の方にきた“東洋人タイプ”は、位がより高い異星人だったのかもしれません。太古から現代まで日本人と「異星人つながり」はあったようですが、日本的な対応が限界のようです。

 

・日本ではキールの『モスマンの黙示』は、1984年3月に国書刊行会によって翻訳出版されています。キールの本はその他に『宇宙からの福音』(ボーダーランド文庫)、『不思議現象ファイル』(ボーダーランド文庫)、『4次元から来た怪獣』(大陸書房)などがあります。モスマンの出現は米国の当地では、大騒ぎになったようです。マオリッツオ・カヴァーロによると単なる有翼のUMA(未確認動物)ではなさそうです。なおウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)ではモスマンの鋼鉄像(ポイント・プレザントにある)も見られます。

 

・河童もUMAであるという説もあるそうですが、ゼータ・レチクル星人の一種であるグレイのようにいくつもの種類があるようです。そして人間と交流できた河童もいたようです。マオリッツオ・カヴァーロによると「河童は現在も海底基地にいる」そうです。小柄なグレイはバイオロボットであるという説もありますが、種族が数種類あるようで、ゼータ・レチクル星人のように異星人と分類できるものもあるようです。

 

・また長身のグレイはオリオン星人のリゲルと呼ばれ、人類に5万年進化しているともいわれています。アメリカ合衆国と秘密協定を結んだ異星人種族は、中世のファンタジー物語の「魔法使いのお婆さん」のように鼻が大きく曲がっているようなグレイの長身タイプといわれております。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。

 

・下記の生体実験をしている異星人グループのようです。アメリカ政府は秘密協定を結ぶ相手を間違ったともいわれているそうです。はるかに進化しているけれども「反人類」、「反キリスト」的な動きをしているようです。『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』にでてくる「獣の数字666」に関係するのかもしれません。

 

アメリカ合衆国のダルシィ秘密基地の異星人については以下のような書籍情報があります。「なお、ダルシィ地下基地に居住する異星人は1種族ではなく、次の4種族で構成されている。

標準的グレイ族=身長1メートル20センチ前後。レティクル座ゼータ星出身。

長身グレイ族=身長2メートル10センチ前後。オリオン座リゲル系出身。

ドラコ族=レプティリアン(爬虫類人)で身長2メートル前後。肌の色は白くて有翼。オリオン座ドラコ星系出身。基地全体を統括する支配階級。

レプトイド族=身長2メートル前後。恐竜から進化した地球の先住民らしい。最下層の労働階級で、掃除や炊事、運搬など日常的な雑用を担当」とのことですが、ドラコ族のように「有翼の異星人」もいるようです。

 

・クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロもドラコやレプティリアンを見たといっております。長身のグレイ族の「オリオン座のリゲル人」が宇宙の過激派のようです。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまったといわれます。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている」そうです。

ガストン・ブートゥールは「古来、人間が戦争を起こす理由はただ一つしかない」と言って、その理由を「若者が増えすぎることにある」と指摘されています。ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるという説もあります。

 

 

********************************
・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャン発表しましたバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」

「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」

「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

 

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